
まあ、宣伝するよーなもんじゃあ、まったく無いんですが、、、、
鈴木豊ギター教室第29回発表会
2007年3月10日(土)P.M.4:30~
板橋区立文化会館小ホール(東武東上線大山駅下車3分)
F.カルリの「パリのキリン~アフリカ・フランス風喜遊曲~op.306」を、ついに人前で初めて弾きます(←弾けて無い、、、エーノカナア)。
F.カルリ(1770~1841)は、クラシックギター弾いている人ならば、誰でも初心者の頃にエチュードや小品にお世話になった事のある、古典派のギタリスト兼作曲家です。
活躍していた頃は人気のあるギタリストだったらしく、「カルリ派対モリーノ派」(←だったかなア??)なんて、ギターを武器に殴り合いをする正装?の群集を描いた絵もあります。
F.カルリは、一般的には初心者向きの作曲家って認識をされていますが、、、
例えば、ちょっとうるさ型のギターマニアの親父が、あなたの廻りにいたら、その人に向かって、「カルリは初心者向きの作曲家だ!!大曲はつまらない」って決め付けてみて下さい。(普通の場所には、うるさ型ギター親父はあまりいませんが、ある場所に行くと沢山生息しています。御茶ノ水方面の楽器屋さんとか、、、)
その手の親父は、決まって反論してきます。
「カルリを初心者向きの作曲家と決め付けるのなら、カルリの曲をもっと調べるべきだ。良い曲がたくさんある!!!」
「それじゃー、カルリの作ったソロの名曲って何???」
たぶん、この問いに答えられるギター親父はいません!!!(←キッパリ)
なぜならば、カルリの作ったソロの大曲は、ほとんど駄作だからです!!!(←ふたたびキッパリ!!!)
ギターのデュオや室内楽の曲では、まあまあエ~曲はありまし、初心者向きの単純なエチュードや小品にも、楽しい曲があるのに、何故かコンサート向きの大曲はろくな曲がありません。
ギター親父からも、せいぜい「3つの序曲」「3つのソナタ」「アンダンテとポロネーズ」あたりの曲名しか出てきません。
これらは、悪い曲ではありませんが、「名曲」とは言いがたい曲です。(マタマタキッパリ!!)
例えば、F.ソルのソナタ形式の曲や幻想曲と比べてしまえば、聞く価値はまったくありません!!!(簡単だから弾く価値はありますが、、、)。
大曲と言って良い「別れ」「ソロop.20」は、散漫な曲で最後まで我慢して聞き続ける事が出来ましぇ~~ん!!!
それでも、もしかしたら知られざるカルリの名曲がありのでは???
なんて思って、探してみました。
「Catalogo tematico delle opere di Ferdinando Carulli」
なんて言う2冊組みの本を持っています。(←ちょこっと自慢!!です)
この本は、作品番号で366あるカルリの全ての作品のデータの載っている本で、現存する全ての曲の出だしの数小節が載っています。
で、全部弾いてみました。
結果、、、、
カルリの曲は、単純で、明るくて、散漫で、能天気で、膨大なるワンパターンの大量生産品です!!!!
よーもまあ、こんな同じよーな曲ばっかし作り続けたもんだなア。。。とつくづく感心してしまいます。
で、その膨大な駄作の中で、1曲だけミョーに心惹かれる曲がありました。
それが「パリのキリン~アフリカ・フランス風喜遊曲~op.306」です!!!
出だしの数小節弾いただけでも、かなりおバカな曲です。楽しい!!!
カルリらしい、能天気な位に明るくて、単純明快で、音の薄い曲です。でも珍しく散漫な箇所がまったくありません。
派手な見せ場も、随所に出てきます。
最初っから最後まで、ぎっしりと「おバカ感」と「能天気」の詰まった曲です。
まさにカルリの作った古典の名曲です。コンサート向きの曲です。
何度もこのブログに書いていますが、、、
1827年、パリの動物園に初めてやってきたキリンに、パリっ子達は熱狂して、、
パリの街中を、女性はキリン風髪形で歩き、子供たちはキリンのクッキーを食べて、キリン模様の服が流行って、街道沿いの店は屋号をキリンに変えて、新商品の楽器はキリンピアノと名前を変えて、、、、、
そんな大騒動の中、カルリがキリン人気に便乗して作った曲です。
どーしてこんなに良い曲を、誰も弾かないんだろう???不思議だ。。。。
鈴木豊ギター教室第29回発表会
2007年3月10日(土)P.M.4:30~
板橋区立文化会館小ホール(東武東上線大山駅下車3分)
F.カルリの「パリのキリン~アフリカ・フランス風喜遊曲~op.306」を、ついに人前で初めて弾きます(←弾けて無い、、、エーノカナア)。
F.カルリ(1770~1841)は、クラシックギター弾いている人ならば、誰でも初心者の頃にエチュードや小品にお世話になった事のある、古典派のギタリスト兼作曲家です。
活躍していた頃は人気のあるギタリストだったらしく、「カルリ派対モリーノ派」(←だったかなア??)なんて、ギターを武器に殴り合いをする正装?の群集を描いた絵もあります。
F.カルリは、一般的には初心者向きの作曲家って認識をされていますが、、、
例えば、ちょっとうるさ型のギターマニアの親父が、あなたの廻りにいたら、その人に向かって、「カルリは初心者向きの作曲家だ!!大曲はつまらない」って決め付けてみて下さい。(普通の場所には、うるさ型ギター親父はあまりいませんが、ある場所に行くと沢山生息しています。御茶ノ水方面の楽器屋さんとか、、、)
その手の親父は、決まって反論してきます。
「カルリを初心者向きの作曲家と決め付けるのなら、カルリの曲をもっと調べるべきだ。良い曲がたくさんある!!!」
「それじゃー、カルリの作ったソロの名曲って何???」
たぶん、この問いに答えられるギター親父はいません!!!(←キッパリ)
なぜならば、カルリの作ったソロの大曲は、ほとんど駄作だからです!!!(←ふたたびキッパリ!!!)
ギターのデュオや室内楽の曲では、まあまあエ~曲はありまし、初心者向きの単純なエチュードや小品にも、楽しい曲があるのに、何故かコンサート向きの大曲はろくな曲がありません。
ギター親父からも、せいぜい「3つの序曲」「3つのソナタ」「アンダンテとポロネーズ」あたりの曲名しか出てきません。
これらは、悪い曲ではありませんが、「名曲」とは言いがたい曲です。(マタマタキッパリ!!)
例えば、F.ソルのソナタ形式の曲や幻想曲と比べてしまえば、聞く価値はまったくありません!!!(簡単だから弾く価値はありますが、、、)。
大曲と言って良い「別れ」「ソロop.20」は、散漫な曲で最後まで我慢して聞き続ける事が出来ましぇ~~ん!!!
それでも、もしかしたら知られざるカルリの名曲がありのでは???
なんて思って、探してみました。
「Catalogo tematico delle opere di Ferdinando Carulli」
なんて言う2冊組みの本を持っています。(←ちょこっと自慢!!です)
この本は、作品番号で366あるカルリの全ての作品のデータの載っている本で、現存する全ての曲の出だしの数小節が載っています。
で、全部弾いてみました。
結果、、、、
カルリの曲は、単純で、明るくて、散漫で、能天気で、膨大なるワンパターンの大量生産品です!!!!
よーもまあ、こんな同じよーな曲ばっかし作り続けたもんだなア。。。とつくづく感心してしまいます。
で、その膨大な駄作の中で、1曲だけミョーに心惹かれる曲がありました。
それが「パリのキリン~アフリカ・フランス風喜遊曲~op.306」です!!!
出だしの数小節弾いただけでも、かなりおバカな曲です。楽しい!!!
カルリらしい、能天気な位に明るくて、単純明快で、音の薄い曲です。でも珍しく散漫な箇所がまったくありません。
派手な見せ場も、随所に出てきます。
最初っから最後まで、ぎっしりと「おバカ感」と「能天気」の詰まった曲です。
まさにカルリの作った古典の名曲です。コンサート向きの曲です。
何度もこのブログに書いていますが、、、
1827年、パリの動物園に初めてやってきたキリンに、パリっ子達は熱狂して、、
パリの街中を、女性はキリン風髪形で歩き、子供たちはキリンのクッキーを食べて、キリン模様の服が流行って、街道沿いの店は屋号をキリンに変えて、新商品の楽器はキリンピアノと名前を変えて、、、、、
そんな大騒動の中、カルリがキリン人気に便乗して作った曲です。
どーしてこんなに良い曲を、誰も弾かないんだろう???不思議だ。。。。
すごい断定調の言い回しの連発。いいですね~。
とりあえず「パリのキリン」買いますわ。
その他の曲ももう一つ、二つぐらいはイイ曲あるんじゃないかなあ。時間とお金が有ったら見てみたい。
カルリの曲に短調の曲はないですか?
それはきっとイイ曲のような気がするけど。
出だしの数小節だけでは、良さそうだけど、ちょっと判断つかないって曲は、結構ありました。
Lendlさんどーもです。
「アルジェリアの攻防」って曲も、かなりエ~曲ですが、パターンが「パリのキリン」と同じなんで、、、
「パリのキリン」の方が、ちょっとだけ曲の完成度が高そうです。
初心者向きの小品では、短調の曲で良い曲が結構ありますが、コンサート用の大曲は何故か長調の曲がほとんどです。
カルリの曲って、単純明快で音が薄いので、短調の曲で大曲だと、たぶん聞いてる最中にバカバカしくなってしまうような気がしますが、、、
出版されていない曲ですが、「ファンタジー(パガニーニのラ・カンパネラによる)op.325」が短調の曲で、かなり面白そうですが、出だしの2小節だけで、ちょっと判断がつきません。。。
Lendlさんの弾く「パリのキリン」は是非聞いてみたいです!!!
Lendlさんなら、たぶんすぐ弾けちゃいますんで、3/25のスタジオ・アランフェスで弾いちゃってもらえると、うれしいですが。。。。