さすがにこの後は、もう増えないでしょうからねえ。
「今年の振り返り:どんどんギターが増えていく」編です。
アホだなあ、、、、、
もう増やす事は無いと思っていました。
ギターを弾ける様にならないのだから、ギターを売ってそのお金で温泉へ行こう!!なんて思っていました。
この1台から悪夢??が始まりました。
川田一高さんの2020年のワッフルバー構造のギターです。
内部構造はこんな感じです。
ヤフオクで思わずポチっとしてしまいました。
このギターがヤバかったあ!!
川田さんのワッフルバー構造の進化が凄まじい。
音色・音質・楽器の素直な反応等、言われなければファンブレーシングとの差が分からないレベル。
pppからfffまで自然に自在に出せる操作性。
音は柔らかく太く、そして明瞭。
コンサートギターとして使える高機能・高性能ギターでした。
でもねえ、、、
あまりに高性能ギターだったので、逆に不満を感じてしまいました。
違うんですよお。
私が欲しかったのは、川田さんの昔のゴリゴリのワッフルバー構造のギターなんですよお。
パッコンパッコンと軽いエッジの効いた音で大音量で鳴って、響きがグワングワンと多すぎて、収集が付かない様なかっ飛んだギター。
川田ワッフルは、あまりに高性能・高機能に進化してしまっていました。
ゴリゴリにニューコンセプトなギターが欲しい!!!
本格的にアホです。
そして買ってしまったのが、、、
ウッドフィールドのラチスでないニューコンセプトギター2021年製
中身はこんな感じ?
美しい!!!
さてこのギターはムチャクチャにゴリゴリの新構造ギターです。
低音の重量感が素晴らしい!!
音量もそこそこある。
まさにプロ使用のコンサートギターです。
あまりに高性能ギター過ぎて、まったく弾きこなせない、、、、
徹底的にアホです。
そんな訳でファンブレーシングで簡単に音が出る現代的な高性能ギターを物色!!
そしてこのギターを購入です。
コルヤパンヒューゼン2014年
良いギターです。
エッジの効いた明解で美しい音色。
低音は重量感もしっかりとあります。
ファンブレーシングらしい軽やかで自然な発音。
全体的に音量も充分にあって、弾きやすく使えるギターです。
糸巻きを付いていたバルジャックから
ロジャースに交換したら
ゴリゴリに硬質なドイツギターに変身。
コリはコリでムッチャ良いけど、弾くのは大変になったあ!!!!
ここまでは良い!!!(←いや、まったく良くない!!!!)
次の1台がどうしようもなくアホなギターです。
アホなジジイがアホなギターを手に入れる。
そんなもんか、、、、
アンティガ・カサ・ヌニェス1967年
ヌニェスの60年代のギターは評判がよろしくない。
「20~40年代にはシンプリシオ等に範を取った素晴らしいギターを作っていたなのに、60年代は品質の低い量産ギターに変わってしまった。」
みたいな評判です。
でもねえ。
ヌニェスなんて19世紀末の1世の時代から、量産ギターからプロ向けのハイグレード品まで揃えていたしねえ。
みんな60年代は量産ギターしか知らないだけなんじゃあないの???
そんな訳で60年代のハイグレードギターをヤフオクで落札してみました。
う~~~~みゅうう。。。
まだ深すぎる眠りからまったく目覚めてこない。
音量は普通にあって使えます。
音色はヌニェスらしい、太く暗く陰気な魅力に満ちています。
まだまだ反応が鈍くて弾き辛い。
これからどこまで変わってくれるかですね。
ムチャクチャに面白いギターでした。
そして、、、
もう買う気はなかったんですよお。
でも弾いたらとてつもなく気持ちの良いギターで、、、、
エルマノス・ベラ(ベラ兄弟)のギター
たぶん1950年代のギターです。
コンサートギターでは無いです。
音量・音質等は大きめのホールでも通用するギターですが、コンサートモデルのギターでは無いのです。
弾いている本人が心地良さを感じて楽しむギターです。
ゴリゴリに強靱な筋肉質ギターですが、ひたすら弦の感触が心地良く、反応が音楽的なギター。
こんなギターに出会ってしまうから、どんどんギターが増えてしまうんだよなああ、、、
私がアホだからギターが増えるのでは無く、世の中に魅力的なギターが沢山あるから増えていくのですな。