**本記事は2011年9月18日に配信したメールマガジンのバックナンバーです**
通常、本メルマガの原稿は火曜日ぐらいから書き始め、週末は校正作業に充
てることにしています。しかし今週は後学期開始前の多忙さに押され、週末
土曜日の23時から原稿を書き始めるという切羽詰まった情況に陥っておりま
す。いや書こうと思えば時間はあった筈だから、これは多分言い訳です。
「さしあたり、今回のオープニングのコラムをどうしよう?」
アタマが真っ白になった直後、私の脳裏に浮かんだのは、先日回転寿司のカ
ウンターで隣に座っていた赤シャツ男でした。
年齢は50代後半。真っ赤なTシャツに短パンという出で立ちでした。彼(赤
シャツ)は私の隣に座るやいなや、おもむろに携帯を取り出し、店内に響き
渡るような声で通話し始めたのです。
「アリエナイ・・・」と思いつつも、まあすぐに止めると思って我慢してい
たのですが、赤シャツは延々話し続けます。しかも寿司を頬張りながらモグ
モグとした大きな声で!よっぽど注意しようとも考えたのですが、ソッチ系
の人だったら厄介なことになりそうなので自分の寿司に専念、、、、しかし、
当然できる訳がないので、逆に彼(赤シャツ)の会話に耳を傾けることにし
ました。すると彼の話していることは、同じ内容のことを延々繰り返してい
るだけなのに気がつきました。
その内容とは
「この回転寿司屋は安い」「前に○○ちゃんに連れて行って貰った店は腹一
杯食べると3,000円ぐらいになっちゃうけど、ここなら1,000円で10皿食え
る」「でもネタは薄いけどね」
という話で、これがロンドのように延々と繰り返されるのです。。
そして時折入る相手からの質問にへんてこりんな回答をするのです。
「注文はよー。こいつを押してやるんだ、えーとえーと、パソコン」
(本当はタッチパネル式の液晶でオーダーをする仕組みなのですが、赤シャ
ツは名称を思い出せない)
「うーん、横13が縦3列あって、それと軍艦が1,2・・・9個だ)
(カウンターの前に貼ってある寿司ネタの写真を指で確認しながら回答。お
そらくネタの種類数を聴かれているものと思われる)
「フルーツは、杏仁豆腐とプリン」
(デザートとフルーツを間違えての回答)
最初は不愉快極まりなかった赤シャツの声も、最後の方は笑いを堪えながら
耳をダンボにして聴いてしまいました。
赤シャツの傍若無人ぶりは、大声の携帯だけでに留まりません。一度取った
ネギトロの皿を文句を言いながらレーンに戻したり、目の前のレーンをわさ
びが入った容器が流れているタイミングで、店員に「わさびはどこあるの
よー」と声を荒げて質問したりと、コントのような奇行が延々続いたのです。
ちなみに私が店に滞在したのは20分ぐらいでしたが、私が店を出るときも携
帯で話し続けていました。
不愉快な情況に遭遇した時、情況を変えるのにはかなりの労力がかかります。
しかし自分の見方をちょっと変えるだけで、「不」が取れて、愉快な情況に
変わることがあるのだなあと思った次第です。コガはシルバーウィークなの
にずっと仕事続きの日々が続いておりますが、視点を変えて楽しんでいきた
いと思います。
通常、本メルマガの原稿は火曜日ぐらいから書き始め、週末は校正作業に充
てることにしています。しかし今週は後学期開始前の多忙さに押され、週末
土曜日の23時から原稿を書き始めるという切羽詰まった情況に陥っておりま
す。いや書こうと思えば時間はあった筈だから、これは多分言い訳です。
「さしあたり、今回のオープニングのコラムをどうしよう?」
アタマが真っ白になった直後、私の脳裏に浮かんだのは、先日回転寿司のカ
ウンターで隣に座っていた赤シャツ男でした。
年齢は50代後半。真っ赤なTシャツに短パンという出で立ちでした。彼(赤
シャツ)は私の隣に座るやいなや、おもむろに携帯を取り出し、店内に響き
渡るような声で通話し始めたのです。
「アリエナイ・・・」と思いつつも、まあすぐに止めると思って我慢してい
たのですが、赤シャツは延々話し続けます。しかも寿司を頬張りながらモグ
モグとした大きな声で!よっぽど注意しようとも考えたのですが、ソッチ系
の人だったら厄介なことになりそうなので自分の寿司に専念、、、、しかし、
当然できる訳がないので、逆に彼(赤シャツ)の会話に耳を傾けることにし
ました。すると彼の話していることは、同じ内容のことを延々繰り返してい
るだけなのに気がつきました。
その内容とは
「この回転寿司屋は安い」「前に○○ちゃんに連れて行って貰った店は腹一
杯食べると3,000円ぐらいになっちゃうけど、ここなら1,000円で10皿食え
る」「でもネタは薄いけどね」
という話で、これがロンドのように延々と繰り返されるのです。。
そして時折入る相手からの質問にへんてこりんな回答をするのです。
「注文はよー。こいつを押してやるんだ、えーとえーと、パソコン」
(本当はタッチパネル式の液晶でオーダーをする仕組みなのですが、赤シャ
ツは名称を思い出せない)
「うーん、横13が縦3列あって、それと軍艦が1,2・・・9個だ)
(カウンターの前に貼ってある寿司ネタの写真を指で確認しながら回答。お
そらくネタの種類数を聴かれているものと思われる)
「フルーツは、杏仁豆腐とプリン」
(デザートとフルーツを間違えての回答)
最初は不愉快極まりなかった赤シャツの声も、最後の方は笑いを堪えながら
耳をダンボにして聴いてしまいました。
赤シャツの傍若無人ぶりは、大声の携帯だけでに留まりません。一度取った
ネギトロの皿を文句を言いながらレーンに戻したり、目の前のレーンをわさ
びが入った容器が流れているタイミングで、店員に「わさびはどこあるの
よー」と声を荒げて質問したりと、コントのような奇行が延々続いたのです。
ちなみに私が店に滞在したのは20分ぐらいでしたが、私が店を出るときも携
帯で話し続けていました。
不愉快な情況に遭遇した時、情況を変えるのにはかなりの労力がかかります。
しかし自分の見方をちょっと変えるだけで、「不」が取れて、愉快な情況に
変わることがあるのだなあと思った次第です。コガはシルバーウィークなの
にずっと仕事続きの日々が続いておりますが、視点を変えて楽しんでいきた
いと思います。
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