Learning Tomato (旧「eラーニングかもしれないBlog」)

大学教育を中心に不定期に書いています。

vol.349:明日香の石舞台~井上雄彦の世界

2010年02月23日 | オープニング
1月30日~2月1日にかけて、奈良と大阪に家族旅行に行ってきました。奈良での観光のテーマは「石」。飛鳥地方に点在する古い石の遺跡をレンタサイクルで見て回る予定でしたが、当日は雨のため仕方なくバスと徒歩で回ることになりました。

最初に訪れたのは「石舞台」。今まで歴史の教科書等でしか見たことがなかったのですが、実物をみると、それはなんとも突飛なオブジェクトでして、「なんでこんな巨石がのどかな風景の中にあるのだろう」と考えてしまいます。しかし形といい苔のつきぐあいといい、最高の石です。

石舞台の近くの寺社(岡寺)でお参りした後、「亀石」「鬼の俎」「鬼の雪隠」「猿石」といった石の遺跡を見て回りました。

ルートについては、最近コガのお気に入りツール「ルートラボ」で示しましたので、リンク先のサイトをご覧下さい。

雨の中5km近く歩いたため、靴の中はびしょ濡れ。軽いはずのダウンジャケットも雨を吸ってズーンと重くなりました。しかし、石というのは何か人に訴える力を持っているなあと感じた次第です。
ボブ・ディランも"Rainy Day Women#12&35"という曲の中で、

"Yes, but I would not feel so all alone
Everybody must get stoned"
「そんなに淋しくなんかないぜ。
みんな岩(ガーン)とやられちまいな」

と唄っていますが(コガ拙訳)まさに雨の日にガーンとやられた気分です。次回は春の暖かい日差しの中、自転車で再度回ってみたいですねえ。

奈良の後に訪れた大阪では、SLAM DUNKファンの娘のリクエストで「井上雄彦 最後のマンガ展」に行ってきました。不幸なことにコガは今まで井上のマンガを読んだことがなく少々不安だったのですが、これが予想外の感動!いやー素晴らしかったです。井上は空間にマンガを描くというコンセプトで宮本武蔵の最期を表現しているのです。この凄さは、美術館にいって体感しなければ絶対に分かりません。

絵画展でもない。
マンガでもない。
もちろん映画でもない。
一体これはなんというジャンルの芸術なのでしょうか?
詳細は下記Webサイトをご覧下さい。
http://www.flow-er.co.jp/osaka/

大阪での展示は3月14日まで、その後5月から仙台で開催予定とのこと。
これは相当ヤバいですよ。ぜひお見逃しなく!!

P.S.
後日メルマガ読者の方から、下記のメールをいただきました。
>>>>>以下引用>>>>>
コガ様
はじめまして。
××××@Yesプログレファンです。
いつもメルマガを楽しく拝見しています。
Stonedって???
ちょっと気になって検索してみたところ、
石とは、全然関係無いようです。
豆知識。
ストーンド(STONED)とは
http://www.ne.jp/asahi/stoned.head/sh-home/aboutstoned/index.html
>>>>>以上引用>>>>>

ご指摘ありがとうございました。
ちなみにコガは3月にZEP東京のボブ・ディランコンサート行きます。
鳥肌がたつほど楽しみです。

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