Learning Tomato (旧「eラーニングかもしれないBlog」)

大学教育を中心に不定期に書いています。

vol.364:ひさしぶりにTARA-REBA eラーニング

2010年06月20日 | オープニング
Sanno Learning Magazine読者の皆様

先日、ある大学の先生からの依頼でゲスト講師を担当しました。内容は昔開発したTARA-REBA eラーニングについてです。TARA-REBA eラーニングについては以下のサイトを参照願います。
http://www2.hj.sanno.ac.jp/tarareba/tarareba2.htm

当時のシナリオや絵コンテを紹介しつつ、コンテンツ作成の難しさや、試行錯誤試してみることのおもしろさ、チームで一つのプロダクトを開発していくことの醍醐味等を学生さん相手にレクチャーしてきました。コンピュータ教室で一人一人TARA-REBA eラーニングを体験していただいた後にレクチャーを行ったので、学生さんの理解を深めることができました。受講後のリフレクションカードでは「今日のタラレバeラーニングを体験してみてeラーニングに対するイメージが変わった。今回のものを体験するまではマイナスイメージでした」、「ストーリーに沿って学ぶと分かりやすい」、「開発側の視点でeラーニングを見ることができた」など様々なコメントをいただきました。また講義修了後に、熱心な学生さん2人が直接の御礼を言いに来てくれたりと普段の産能の学生より反応が良く、喜んでよいものか複雑な思いになりました。

授業終了時には全員に宿題も出しました。課題は「あなただったらどんなTARA-REBA eラーニングを作りますか?」というものです。登場人物、失敗のシチュエーション、学習目標等を検討させたのですが、かなり真面目に取り組んで翌週の授業の際に提出してくれました。中にはプロ顔負けの企画内容もありビックリしました。例えば日本人の彼氏との結婚を目指すキャサリンが礼儀にウルサイ彼氏の両親に会いに行くという場面で正しい日本のマナーをすることができるかという設定や、あるゲームソフト会社での新製品開発プロセスで起こるトラブルなど、読んでいるだけで映像が目に浮かぶようなものもありました。

こうした学生さんの中から、将来eラーニング業界を担う人材が出てくれればと願っております。

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