Learning Tomato (旧「eラーニングかもしれないBlog」)

大学教育を中心に不定期に書いています。

vol.499:休刊にあたって(シバタ)

2014年03月02日 | お知らせ


10年前、小室哲也がMr.オクレと一緒の事務所で働くことを想像した人はい
たかもしれないが、まさか清原と桑田が同じユニフォームを着る日が来ると
誰が思っただろうか。

このメルマガの主筆のコガさんと私もそんな関係にある。
これまでもお互いが何度か触れてきたように、我々は、

神奈川県県央部出身

東京6大学B級校出身

新卒でシャバの泥を数年舐め

社会人向け教育事業に転職

eラーニング事業の立ち上げ

熊大の非常勤講師兼務

大学の常勤教員

というほぼ同じ道のりをほぼ同じタイミングで推移してきた。

殊に教育団体では、業界のガチンコライバル同士であり、巨人-西武の如く
喰うか食われるかであった。が、なぜか、お互い気になる存在であり、今日
に至ったと、まあ、よくできた結婚式の紹介ビデオのようなものである。

そんな関係であったが、否、だからこそ、古賀さんからこのメルマガの執筆
のお話しをいただいた時は感無量であったことを今も記憶している。

もちろん、駄文書きが嫌いではない私にとって、この連載を担当させていた
だけるということ自体が光栄であることは言うまでもない。だが、それにも
増して感慨無量なのは、かつて業界でつば競り合いをしてきた我々が志を同
じくして1つのことに取り組むというこの人生の有為転変にほかならない。

桑原-清田、呉越同舟ではないが、なんでこうして同じ船に乗る運びになっ
たのだろう。その答えに想いをめぐらしてみると、我々には1つ大きな共通
点があることに気付く。

それは、常に身内と戦っていたことだ。
自分達を褒めるわけではないが、いや、褒めるのだが、我々はそれぞれのフ
ィールドで、業界の矛盾や、システムの限界や、組織のあれやこれやや、そ
して自分自身のイケてなさや、そんな勝ち目のないものと常に戦っていたこ
とに想いが至る。

そんなよく言えば戦友、悪く言えばはぐれ者同士が鼻をクンクンさせながら
同じ舟に乗るに至ったのだろう。

もう、組織で働く時間の折り返し点をとうに過ぎた我々だが、このメルマガ
を通じ、毎回の原稿の中身はそれとして、
「こんな社会人人生もあるんだな」
という1つのサンプルを若き読者のみなさんにお示しできたとすれば、
連載メンバーの1人として光栄というものだ。

また新たな、そしてこの発刊がそうであったように、
他にはない何かを始めましょう。
<文責 シバタ>

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