食品添加物を今まで使用されたことのないお客様にとって、最初に一番注意しなければならない作業は、添加物と食品原料とを均一に混ぜ合わせることだと思います。
表面にスプレーする・液体に漬け込むなどの特殊な作業を除いて、基本的に食品添加物の使用方法は、食品原料に混ぜる作業になります。粉末の添加物を使用する際、最初に考える作業は、添加物を原料と均一に混ぜる手順かもしれません。
もし、食品の原料に水などの液体がある場合、通常の溶けやすい添加物の場合は、最初に液体に溶かしてその液を用います。液体原料が2種類以上ある場合は、配合量の多い液体が良いと思います。一部の天然色素など、冬場などに溶けにくい製品の場合には、あらかじめ少量のお湯で溶かすなどの工夫が必要です。天然ガム類など、いきなり液体と撹拌してダマが出来るような場合、砂糖など他の原料とガム類をあらかじめ混ぜ合わせ、その後、水を加えて溶かしやすくする方法もあります。
食品添加物は配合量が少ないことが多いですので、ムラが出ないような工夫が必要ですが、通常の食品添加物や液体品の場合は、それほど気を付ける必要のないものが多いです。着色料は、均一に混ざっているかは目で確認することが出来ます。貝殻焼成カルシウムなどの水に溶けない添加物の場合は、いきなり水と混合せずに、ミキサーなどでよく原料粉末と混合してから、水を加えると均一にすることが出来ます。
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