展示しているお菓子に絵を描きたいというご要望がありました。
おそらく透明の飴細工か何かだと思いますが、絵筆で着色されるようです。美術関係出身の方がデザインされたようでした。
合成着色料は色数が少ないため、天然色素をお勧めしました。黄色はクチナシ色素、赤は紅麹色素、青はクチナシ、そしてバイオレット、ブラウン、オレンジ、ブラックなどもあります。色素を混合して新しい色を作ることも出来ますが、色が濁ってしまうこともあり、混ぜることはあまりお勧めしませんでした。グリーン色は、クチナシ青色素とベニバナ黄色素あるいはクチナシ黄色素を混合したタイプの着色料がありますので、いろいろ選択が可能です。天然色素の中には熱・光に弱い色素がありますが、展示で光とライト照明の熱が加わるとだんだん退色してくる関係上、耐熱・耐光性のある色素を選ぶ必要があります。ビタミンB2色素は鮮やかなレモンイエロー色ですが、光で退色する傾向がありますので、お勧めしませんでした。
天然色素には大別して液体タイプ・粉末タイプがあります。ペイントには水に溶かして使いやすい粉末タイプをお勧めしました。
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