すごいプロジェクトを見つけた。個人のだけど。タイトルは『Fluent Mandarin in 3 Months』(3ヶ月で中国語ペラペラ)っていうんだけど、このBennyさんガンバル、ガンバル。
①勉強開始前。ちょっと目標が高すぎるっていうか、時間が短すぎるっていうか。とにかく見てね。
②2週間後。語彙は少ないし声調も間違えているところはあるものの、2週間でここまでできるとは。特に注目すべきは、全部中国語でしゃべり切ろうとするところだ。これが彼のファーストラーニングの秘訣かもしれない。手持ちの単語をを用いて(時々単語をカンニングはしているが)文章を喋りながら作っていっている。
③1ヶ月半後。先生と話しているんだけど、英語に逃げたりしないで、全部中国語でやり通そうとしている。頑張れBenny。僕もSkypeレッスンで、日本語に逃げないで、中国語で、やりきろうかな。先生も辛抱強くなけりゃ先生の方が折れて日本語を喋り出すかもしれない。
④2ヶ月後。だんだん中国語らしくなってきている。外人さんで中国語を上手にしゃべる人は、こうゆうプロセスを踏んできていたのかも。もうひと押しで、『外人さんならこれでOKレベルだわ。』
⑤2ヶ月半後。Bennyさんの中国語を全然習ったことのない人が聞いたら、しゃべれてるように感じるかもしれない。依然として語彙は少ないが、なんでもない話題を延々と繰り広げる話術というか、話題のふくらまし方が、うまい。『印象』のところではちょっと相手方が反則技。
Steveさんはこのアイデアに対して懐疑的。
Benny "Irish Polyglot: vs Steve"Lingo Steve" Kaufman: The War-Christophe Clugston(このオッちゃんSteveに絡む、絡む。何なの?金持ちだから妬んでんの?)
C1レベルのプロフィシェンシーを3ヶ月で得るのには、母語が離れすぎている。『ペラペラ』の程度も問題だ。彼の語彙のレベルは、ちょっとイタイ。複雑な内容を簡潔明瞭に述べるためには、もっと高度な文法を駆使しなくちゃいけないし、彼の2ヶ月半のときの語彙・文法は中検4級レベルにも到達していない(発話内容より実力は上なのは分かっていますが)。彼が話す中国語がうまそうに聞こえるのは声調言語の特徴的な抑揚で、途切れずにしゃべるからである。でも彼のやり方から学べるものも多い。
指向性が違うんだと思う。Bennyさん(欧米人一般?)はしゃべることに指向性があり、日本人の場合は一般に学習することに指向性があるんじゃないかな。しゃべらせれば彼らに分があっても、筆記試験をすれば、彼我の差は歴然。僕は勉強するのが、ちょっと苦手。本も参考書も読むのが遅い。そこで将来朝鮮語で実験してみたいと思っているのは、聞いては話す、聞いては話すを繰り返して、朝鮮語をしゃべれるようになるのかだ。ベクトルを『しゃべくる』にぴったり固定し、必要最小限のお勉強で、どこまでやれるかやってみたい。欧米人みたいに『読み書きできないけど、しゃべれるよ』みたいな。このやり方、僕がもし若ければ問題ないかもしれないけど、今となっては、そのしゃべくりに付き合ってくれるアガシはいそうにない。
ちなみに英検のサイトには比較表が出ていました。
CEFR |
英検 |
C2 |
- |
C1 |
1級 |
B2 |
準1級 |
B1 |
2級 |
A2 |
準2級 |
A1 |
3級 |
|
4級 |
|
5級 |
外人さんが上手に中国語をしゃべっているのをYoutubeから拾い出してみました。
http://www.youtube.com/watch?v=oHCHDoPvwrk&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=n6soB5akCdg&feature=channel
http://www.youtube.com/watch?v=_90EulNKi4E&feature=related
Benny vs.Steve関連YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=wT2W5x6ouY0&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=goVeeZ3YLvo&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=5tX5o1q67ZM&feature=related