日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

乗合バスの問題

2009-07-28 11:52:46 | 社会問題
私の居住区では、地下鉄ターミナル行きの私鉄バスが1時間に1本通っている。
1時間に1本! 朝夕は2本。
なんと不便な、と思われるでしょう。

最寄りのバス停から駅まで約15分。
料金270円です。
それなりに高い。

だから、殆どの人は、バスを当てにしない。
で、バス会社から見ると、乗車数が伸びず「赤字路線」というわけです。

で、2年ほど前に、町が赤字分相当分を補てんするということで、
バス路線は一命を保ったのですが、
ここにきて、またまた、来年の3月で廃止の方向とききました。
今まで年600万円の補助金だったのが、それ以上が入用になり、赤字財政の町が路線存続を諦めた、というわけです。

先日、町長との懇談会がありました。
予定時間満了瀬戸際、
この案件を話題にし、出席者に路線存続希望の賛成者挙手で、いかに希望者が多いかを町長に示して、散会になりました。

町長は、バス路線確保を思っても、赤字町政では、ままならぬ、ということでしょう。
なにかいい方法はないか。
要するに、バス利用者を増やすこと。
地下鉄駅までは車で、のケースをバス利用に切り替えられないか。
現状からバス利用に切り替えようと住民の変化を促すには、どうしたらよいだろうか。
①高校生向けに、バス通学定期券の補助
②希望家庭が利用するよう、バス回数券、とかプリペイドカードの割安提供。
③高齢化社会に向けて、公共交通機関の廃止が、将来の不便につながることを理解してもらい、送迎よりも「バス利用」という形で住民の協力を求める。

①を現実化するためには、通学時間帯の運行回数を増やさないといけない。
 どれだけの高校生の利用が見込まれるか、データを取る必要がある。

①、②には、コストが発生するけれど、それを600万円の枠内でやりくりできないだろうか。
うーん、その600万円も重荷になっているのだろうなー。

良い町なのだけれど、足の便がいまいち、それが特徴なのです。
よい解決策はないものでしょうか。
コメント (2)
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一灯を灯し続けて

2009-07-28 07:21:42 | 私の雑感あれこれ
なーんて、風情を込めたタイトル(笑)。

今年一月の夫の母のお葬式の時にお寺さんから頂いた箱入りのお土産(?)を、喪主氏から、一箱貰い、帰宅して、開けてみたら、中味は、お饅頭ではなく、想定外の和ロウソクだったのです。
考えてみれば、これもあり、なことでしょう。
しかしながら、現実的には、仏壇も神棚も無く、ロウソクといったら、花火かクリスマス、という程度の我が家には不釣り合い。
で、ふと、思いついたのは。
毎朝の神社までのウォーキング。
縁あれば目に留まるものです。
ロウソク台あるじゃないですか。
で、それから毎日1本ずつ、灯を灯し続けてきました。
土日はなし、雨の日もなし。
だから、一箱分のロウソクは結構長持ちして、
今日で最後。
箱が空になりました。

自分で点けたり、お隣のロウソクの火をもらったり。
ほおずき色の赤い火は、大げさに云えば、太古からのつながりを思う一瞬でもあります。
お寺さんからもらったロウソクを神社に、節操も無いとも、いえなくは無いのですが、
ま、こうすることで、ロウソクの本数分を手を合わせたわけですから、いいかな、と思っています。
日本って、一つ家に神棚と仏壇があるんですものね(我が家にはどれも無いけれど、育った家はそうでした)。

チリも積もれば山となる、という諺があります。
山にはならず、灯は尽きて、毎日それでオシマイ、になるのだけれど、
こうして冬から夏に向かう今日まで、灯しつづけた、ささやかな行為も、これで良し、そんな気分です。

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