4月21日(土)につみたてNISAフェスティバル2018(つみフェス2018)が開催されました。
実況ツイートは安房さんが既にまとめられていますので、私からは特に印象に残った
コメントと簡単な感想をご紹介します。
1.金融庁 村井政務官のあいさつ
・今年は定員を250名(前回は200名)に拡大したが、4日で満員になった。好評に感謝したい。
・春は新しいことのスタートの時期。ぜひ新しいことを始めてもらいたい。
>着いたときは「会場でけぇ!」と思わず叫びたくなりましたが、あっという間に席が埋まり、
つみたてNISAへの関心の高さが伺えました。
2.岡本和久氏 基調講演
・投資で難しいのは続けること。暴落があるとやめたくなるが、深刻にならず落ち着くことが大切。
・金融資産、健康、家族、友だち・交友関係、楽しみ・趣味、社会貢献。この6つのバランスが大事。
・マーケットの変動に惑わされない。手元にあるお金で幸福感を最大化することを考えよう。
>長く続けるにはどうすればいいのか?この前の東証マネ部!さんの記事でも話していますが、
最初に「長く続ける仕組みづくり」が大事ではないかと思います。最初が肝心。
3.つみたてNISA 誕生秘話(カン・チュンド氏、岡田篤氏、油布志行参事官)
・(カン氏)商品ラインナップ、なぜここまで絞り込んだ?
(油布参事官)普通はここまでやらない。
行政はおせっかいを焼かないほうがいいに決まってるが、
現状の日本では長期積み立てに向いている商品が少なかった。
・(カン氏)(国内株の)インデックス型投信の信託報酬は0.5%以下と数字まで落とし
込んでいたが、ワーキンググループでバトルがあった?
・(岡田氏)今の時代に公定価格を決めるのか?自由市場にそぐわないのでは?
との意見もあったが、つみたてNISAは税制上の特典なのだから、何でもかんでも
売っていいというものではない。国が旗振り役として初心者を招くのだから、
初心者を守る仕組みが必要だ。つみたてNISAに合わないものは、つみたてNISA外で
買ってもらえればいいのではと考えた。
・(カン氏)これからつみたてNISAを始める方にメッセージを。
(岡田氏)やってみたい人はやってみた方が良い。買いたいものがあればそれを買えばよい。
大切なのはつづけること。
(油布参事官)お金を貯めてから投資しようというのはやめたほうがよい。
投資をしながら貯める方が自分の設定した合格ラインに達しやすい。
>いろんな裏話的トークが聞けて面白かったのですが、総じて「ワーキンググループメンバーから
金融機関って信用されていないよね…」というのが伝わってきました(※個人の感想です)
4.はじめての投資!おススメの一冊 ベスト10(ゲスト:虫とり小僧氏、つらお氏、たぱぞう氏)
>結果は以下の通りでした。
>水瀬ケンイチ氏の著書「お金は寝かせて増やしなさい」が見事1位に!
個人的に嬉しかったのは、竹川美奈子氏の著書「臆病な人でもうまくいく投資法」が5位に
ランクインしていたことですね。
「お隣さんの投資が分かる」とのコメントがありましたが、作中に登場する11人の投資家の1人として
私も登場した、思い出深い本です。
5.つみたてNISA 公式キャラクター発表
>つみたてワニーサが公式キャラクターに決定しました!果たしてイデコちゃんと仲良しになれるのか...?
6.有識者によるパネルディスカッション(島田知保氏、山崎元氏、田村正之氏、八幡道典政策監理官)
・(質問)つみたてNISAとNISAはどちらかに一本化されるのでしょうか。
(八幡政策監理官)つみたてNISA導入が決まった時の税制改正大綱では「一本化に向けて検討すべき」
との文言が入っていたが、今回の大綱では入っていない。また、金融庁も一本化するつもりなのでは?
との声も聞くが、そういうことはない。
・(質問)ロボットアドバイザーはそもそも有効なのですか?
・(山崎氏)つみたてNISAを考えた方が良い。リスクとリターンが分かれば自分で判断できる。
他人に任せるのはダメ。
・(島田氏)自分で決められない人もいるのでは?
・(山崎氏)自分で判断しないのはダメ。決められない人が人任せにするなんてもっとダメ。
・(質問)職場つみたてNISAは普及すると思うか?
・(八幡政策監理官)国がやっているからという安心感を広めたい。
(山崎氏)この制度は社員のファイナンシャルリテラシーを向上させ、人件費の有効活用につながる。
・(質問)妻に投資の拒否感をなくしてもらうためにどうしたらよいか?
・(田村氏)データに基づいて話せは良いのでは。
・(八幡政策監理官)妻には「政府が推進しているものだから」と言ってきたが、最近、
「政府も信頼できない」と言われた...。
・(島田氏)女性は納得するまでが大変。岡本さんの話とかは響くかも。
>台本なしのガチンコディスカッションで、寄せられた質問に答えていく形式。
ロボアドの件、山崎氏は「他人任せはダメ、自分で考えて投資すべき」との回答でしたが、
現実問題として島田氏のようなケースの方もいるわけで...難しい問題ですね。
まずは、つみたてNISAでバランスファンドを買ってみるっていうのはいかがでしょうか?
>投資の拒否感の問題。正に我が家も同じ問題を抱えていたわけですが、
「長期投資と分散投資の効果」&「税制上のメリット」を話し、今年から奥さんも確定拠出年金に
加入することになりました。
>あと、このパネルディスカッションについては質問が多く、焦点がぼやけてたので、もう少し質問を
絞った形でのディスカッションを聞いてみたかったです。
以上、簡単なコメントと感想でした。
個人的にこれから先、つみたてNISAに関心が向いていない人にも振り向いてもらうには職場つみたて
NISAが鍵になると思います。つみたてNISAが関心のない人といかに距離を詰めることができるのか...。
(一企業の社会人として、消費者に関心を持ってもらうのは本当に大変だと実感しているので)
今後のつみたてNISAの動向にも注目していきたいと思います。
実況ツイートは安房さんが既にまとめられていますので、私からは特に印象に残った
コメントと簡単な感想をご紹介します。
1.金融庁 村井政務官のあいさつ
・今年は定員を250名(前回は200名)に拡大したが、4日で満員になった。好評に感謝したい。
・春は新しいことのスタートの時期。ぜひ新しいことを始めてもらいたい。
>着いたときは「会場でけぇ!」と思わず叫びたくなりましたが、あっという間に席が埋まり、
つみたてNISAへの関心の高さが伺えました。
2.岡本和久氏 基調講演
・投資で難しいのは続けること。暴落があるとやめたくなるが、深刻にならず落ち着くことが大切。
・金融資産、健康、家族、友だち・交友関係、楽しみ・趣味、社会貢献。この6つのバランスが大事。
・マーケットの変動に惑わされない。手元にあるお金で幸福感を最大化することを考えよう。
>長く続けるにはどうすればいいのか?この前の東証マネ部!さんの記事でも話していますが、
最初に「長く続ける仕組みづくり」が大事ではないかと思います。最初が肝心。
3.つみたてNISA 誕生秘話(カン・チュンド氏、岡田篤氏、油布志行参事官)
・(カン氏)商品ラインナップ、なぜここまで絞り込んだ?
(油布参事官)普通はここまでやらない。
行政はおせっかいを焼かないほうがいいに決まってるが、
現状の日本では長期積み立てに向いている商品が少なかった。
・(カン氏)(国内株の)インデックス型投信の信託報酬は0.5%以下と数字まで落とし
込んでいたが、ワーキンググループでバトルがあった?
・(岡田氏)今の時代に公定価格を決めるのか?自由市場にそぐわないのでは?
との意見もあったが、つみたてNISAは税制上の特典なのだから、何でもかんでも
売っていいというものではない。国が旗振り役として初心者を招くのだから、
初心者を守る仕組みが必要だ。つみたてNISAに合わないものは、つみたてNISA外で
買ってもらえればいいのではと考えた。
・(カン氏)これからつみたてNISAを始める方にメッセージを。
(岡田氏)やってみたい人はやってみた方が良い。買いたいものがあればそれを買えばよい。
大切なのはつづけること。
(油布参事官)お金を貯めてから投資しようというのはやめたほうがよい。
投資をしながら貯める方が自分の設定した合格ラインに達しやすい。
>いろんな裏話的トークが聞けて面白かったのですが、総じて「ワーキンググループメンバーから
金融機関って信用されていないよね…」というのが伝わってきました(※個人の感想です)
4.はじめての投資!おススメの一冊 ベスト10(ゲスト:虫とり小僧氏、つらお氏、たぱぞう氏)
>結果は以下の通りでした。
>水瀬ケンイチ氏の著書「お金は寝かせて増やしなさい」が見事1位に!
個人的に嬉しかったのは、竹川美奈子氏の著書「臆病な人でもうまくいく投資法」が5位に
ランクインしていたことですね。
「お隣さんの投資が分かる」とのコメントがありましたが、作中に登場する11人の投資家の1人として
私も登場した、思い出深い本です。
5.つみたてNISA 公式キャラクター発表
>つみたてワニーサが公式キャラクターに決定しました!果たしてイデコちゃんと仲良しになれるのか...?
6.有識者によるパネルディスカッション(島田知保氏、山崎元氏、田村正之氏、八幡道典政策監理官)
・(質問)つみたてNISAとNISAはどちらかに一本化されるのでしょうか。
(八幡政策監理官)つみたてNISA導入が決まった時の税制改正大綱では「一本化に向けて検討すべき」
との文言が入っていたが、今回の大綱では入っていない。また、金融庁も一本化するつもりなのでは?
との声も聞くが、そういうことはない。
・(質問)ロボットアドバイザーはそもそも有効なのですか?
・(山崎氏)つみたてNISAを考えた方が良い。リスクとリターンが分かれば自分で判断できる。
他人に任せるのはダメ。
・(島田氏)自分で決められない人もいるのでは?
・(山崎氏)自分で判断しないのはダメ。決められない人が人任せにするなんてもっとダメ。
・(質問)職場つみたてNISAは普及すると思うか?
・(八幡政策監理官)国がやっているからという安心感を広めたい。
(山崎氏)この制度は社員のファイナンシャルリテラシーを向上させ、人件費の有効活用につながる。
・(質問)妻に投資の拒否感をなくしてもらうためにどうしたらよいか?
・(田村氏)データに基づいて話せは良いのでは。
・(八幡政策監理官)妻には「政府が推進しているものだから」と言ってきたが、最近、
「政府も信頼できない」と言われた...。
・(島田氏)女性は納得するまでが大変。岡本さんの話とかは響くかも。
>台本なしのガチンコディスカッションで、寄せられた質問に答えていく形式。
ロボアドの件、山崎氏は「他人任せはダメ、自分で考えて投資すべき」との回答でしたが、
現実問題として島田氏のようなケースの方もいるわけで...難しい問題ですね。
まずは、つみたてNISAでバランスファンドを買ってみるっていうのはいかがでしょうか?
>投資の拒否感の問題。正に我が家も同じ問題を抱えていたわけですが、
「長期投資と分散投資の効果」&「税制上のメリット」を話し、今年から奥さんも確定拠出年金に
加入することになりました。
>あと、このパネルディスカッションについては質問が多く、焦点がぼやけてたので、もう少し質問を
絞った形でのディスカッションを聞いてみたかったです。
以上、簡単なコメントと感想でした。
個人的にこれから先、つみたてNISAに関心が向いていない人にも振り向いてもらうには職場つみたて
NISAが鍵になると思います。つみたてNISAが関心のない人といかに距離を詰めることができるのか...。
(一企業の社会人として、消費者に関心を持ってもらうのは本当に大変だと実感しているので)
今後のつみたてNISAの動向にも注目していきたいと思います。