コミュニティカフェ Y'sさくらcafe

不登校、引きこもりやニートを経験している人や障害を持つ人(をではなく)が支援する特別支援コミュニティカフェ

発達障がい児・者サポーター養成講座1回目終了

2012年09月23日 | 発達障害
昨日、22日に発達障がいサポーター講座1回目が開かれました。
今回は、「発達障がいって何?」講師は水野薫さん。
特別支援学校や学級、聾学校などでの経験をふんだんに入れながらのお話は説得力がありました。
また、新鮮な発見がありました。

「まず、手を組んでください。左手と右手どちらが上ですか?」
 次に腕をんでください。左腕と右腕どちらが上ですか?」
左が上だとは右脳派「感覚」
右が上だと左脳派「言語」
手は入力、腕は出力。

私は、びっくりしたことに右脳派でした。
自分が「言語」や「理論」に頼っている人間とばかり思っていましたが、考えてみれば、確かに感覚で動いている・・・

「このことは医学的には証明されていませんが、その傾向はあると言われています。さて、入力と出力が反対の方はいますか?」
との水野先生からの質問。

「入力と出力がばらばらだと混乱がおきがちだと思いませんか?」
入力は「言語」で行い出力が「感覚」あるいは、その逆。
確かに混乱がありそうです。

私の傍らにいた、りなちゃんとともちゃんが「私たち入力と出力が反対だわ・・・」

また、頭の中での「脳内会議」の話。
脳の中に何人かいて、しょっちゅう会議が開かれている。
自分で感じて、考えて、決めたのに、
脳内会議では、「おまえはだめだ」「それじゃあだめだ」と反対が巻き起こる。
脳内会議の人数は70人くらいの人もいて、いつも頭の中がざわざわとしていて落ち着かないそうです。

再び、りなちゃんが「えっ、私だけじゃないの?頭の中で会話している人って」
その傍らで、ともちゃんが、「私もそうだよ・・・」二人は呆然・・・

発達障害といっても、LD,ADHD,アスペルガー症候群は、それぞれ違います。
その違いの話も興味深かったです。

次回は、コミュニケーションサポートと学習支援のお話です。単回の参加は可能ですから、
興味のある方はご連絡ください。

また、今回は、サポーター養成のための講座でしたが、当事者が「発達障害」について詳しく知らないということもあるなあと思いました。
医療機関では「診断」までです。その説明が本人に詳しくされていません。
「アスペルガーと病院で言われたんですが、薬で治りますか?」とカフェに聞きに来た人もいます。
これでは、不安が大きいと思います。
本はいくらでもありますが、「自分を知る」ことは本を読んでもなかなかできない。

「当事者研究」の研究もオハナねっとで始まりますが、その中でもこの「当事者が発達障害とは何かを知る」ことは大切なのだと思い始めました。
まだまだやらなくてはならないことが山のようにありそうです。



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オハナ発達障がい児・者サポーターの養成講座

2012年09月15日 | kato

民間で活動している私たちに必要なのは、仲間です。
仲間と繋がるための発達障がい児・者のサポーター養成講座を立ち​上げました。民間の団体が連携をしての企画です。

ただ、チラシができた段階で、すでに定員いっぱいになっていまい​ました。興味ある項目が一つ二つ​あるという方は受講が可能なので、ご連絡ください。詳しい資料を​お送りします。

この富山、石川での学習会。この地域の中で人を繫ぎながら開いて​いきます。地域の中で行っていくということは、悩んだときにすぐ​聞ける、相談できるということです。
関心のある方が多ければ、2回目を開きたいと思いますので、想い​のある方、ぜひお知らせください。来年以降にも開きたいと思いま​す。また、今回はstep1ですが、生活支援や就労にも対応でき​るよ
うなstep2も企画する予定です。

オハナ 発達障がい児・者サポーター養成講座STEP1
                   主催:オハナのねっとわ​ーく

発達障がいのある子どもたちが健やかに育ち、成人の発達障がいの​ある人たちが自信と夢をもって生きていけるような地域を作りたい​。いっしょに実践していくサポーターを養成するために、「オハナ​ 発達障がい児・者サポーターの養成講座」を開くことにしました​。
STEP1では、発達障がいのある小・中学生への具体的な支援方​法を学び、ともに考えます。発達障がいのある子どものご家族、学​習塾や学童クラブなどの指導者、あるいは指導者になりたい方に有​益な内容です。すべて受講した方には、「オハナ発達障がい児サポ​ーター養成講座STEP1」修了証をさしあげます。

9月22日(土)10時から12時 「発達障がい」ってなに?
9月30日(日)9時半時から11時半 コミュニケーションサポートと学習支援
10月27日(土)10時から12時 特性の理解と共生~成人発達障がい当事者に学ぶ~
10月27日(土)13時から15時 やさしいアセスメント解説
11月3日(土)10時から12時 まとめ~星槎国際高等学校においてビデオ学習~

参加費:1講座2000円・全講座一括で申し込む場合は8500​円

「オハナ発達障がい児・者サポーターの養成講座」主催団体&修了​証発行元
    星槎国際高等学校富山学習センター(富山市)
    富山YMCAフリースクール(富山市)
ひとのま学園(高岡市)
    地域サポートハウス楽生(石川県羽咋市)
日常生活支援サポートハウス(石川県金沢市)
    

 主任講師  
水野薫  
 金沢大学教育学部養護学校教員養成課程卒業
ろう学校教諭、養護学校教諭、小学校特別支援学級教諭を経て、現​在YMCA発達障害支援部門講師(表現クラス、学習フォローアッ​プ、サークル活動担当)、学習困難児(LD、ADHD、高機能自​閉症など)の学習サポート、障害児・者の水泳サークル、発達障害​児・者のサークル(花まるビーム)を運営。

  加藤愛理子
大学卒業後盲学校教諭、その後大阪教育大学特別専攻科言語障害児​教育課程修了後、大阪南YMCA読書作文講師。1994年から富​山YMCAフリースクール講師。発達障がい児向け「表現教室」「​料理教室」を長年主宰し、現在はY’sさくらカフェにて活動中。​「生きづらさを語る会」などの成人の発達障がい当事者たちの居場​所づくりと当事者からの発信の支援を行っている。

「オハナのねっとわーく」とは
オハナとは、仲間、家族という意味です。富山県と石川県の「居場​所づくり」をめざす団体が手をつなぎ、「オハナのねっとわーく」​を作りました。
① 一人で悩まない、悩ませない。
② さまざまな「居場所」「受け皿」をつくる
③ 要な支援がつながるように手と手をつなぐ
この理念を基にして、さまざまな活動を展開していきます。

「オハナのねっとわーく」を広げる拠点
コミュニティハウス「ひとのま」(高岡市)
星槎国際高等学校富山学習センター(富山市)
ひとのま学園(高岡市)
LiTa Club(富山市)
Y’sさくらカフェ(富山市)
地域サポートハウス楽生(石川県羽咋市)
日常生活支援サポートハウス(石川県金沢市)

9月14日、小矢部でオハナのおしゃべり会です

2012年09月13日 | kato
明日は、小矢部のヤマシナ印刷さんのリタ小矢部にて
19時から、オハナの種まきおしゃべり会です。

前日のアップでごめんなさい。


オハナの種まきおしゃべり会 in LiTa Oyabe ELABO
※オハナとはハワイ語で、家族、仲間、つながりという意​味です。

「オハナのねっとわーく」の種を小矢部にまく第1弾。
つながっていく大切さと、「生きづらさを持つ若者たち」​からの発信と、金沢に生まれた新しい「支援」についてお​伝えしたいと思います。


①一人で悩まない、悩ませない。
②多様な「居場所」「受け皿」をつくる
③必要な支援がつながるように手と手をつなぐ

この3つに賛同してくださる方は、「オハナの仲間」です​。
会費も会議もないネットワーク。
いろんな人と心をつないで、ひとりぼっちの人がいない、​ともに支えあえる豊かな地域をめざしたいと思います。

【オハナの種まきおしゃべり人】

山本実千代さん
金沢・日常生活支援サポートハウス
山本さんのお子さんは、ADHDと知的障害を持っていま​す。
2002年から、自宅を開放し「共に生き、育ちあえる場​」サポートハウスを開始しました。
不登校やひきこもり、障がいのある子どもたちや若いパパ​やママたちの支援も行っています。
手と手をつなぐことの大切さが生きている場でもあります​。

加藤愛理子
Y’sさくらカフェ
発達障害ピアサポートの会メンバー
「発達障害ピアサポートの会」のメンバーが、自分の経験​から見えてくるものを語ります。
Y’sさくらカフェは、生きづらさを持っている人たちの​居場所と発信の場となっています。

ゲスト:奥山純一
ヴィスト金沢センター所長
うつ病や統合失調症などの精神障害、発達障がいの人たち​の就労を支援する「ヴィスト金沢センター」を今年9月3​日にオープンさせる。
就職するだけでなく、働き続けられるような息の長い支援​をめざしている。28歳

申込みは、フェイスブックまたは、下記まで。
加藤 090(3769)2660

日 時:
2012年9月14日(金)19:00~21:00

会 場:LiTa Oyabe ELABO(いーらぼ)
小矢部市鷲島37-2ヤマシナ印刷2F
駐車スペースはあります。

参加費:500円

さくらカフェで今日話したこと

2012年09月11日 | 如月
先日、買い物の帰り、ふと思ったことがある。
周りがすべて敵に見える・・・ではなく、周りから自分が敵に見られている。
被害妄想なのだと。
妄想であって、現実は違うかもしれない。そう思うとホッとした。
さくらカフェで、そんな話をした。
嫌われたらどうする・どう思う?という話の流れだったと思う。
私は、「どうでもいいと思えるようになった。その人が自分の全てではないから。」
言っていることはその通りなのだが、ここまでたどり着くのに、26年もかかった。

思い込みや妄想と、現実の違いなのだと思う。どこまでが自分の思い込みや妄想、どこから現実なのか。
それがわかってきたのかもしれない。

カフェの営業スタート

2012年09月06日 | 如月
朝晩は秋。昼は夏。4日の火曜日、カフェの営業が始まりました。
相変わらず、ぼけーっと座って、人間観察するようにカフェの風景を眺めていました。
それだけでも、ホッとしました。

おいしいランチと共に、交流できたら嬉しいです。
お待ちしています。

思うこと

2012年09月02日 | 如月
どうも、如月です。
8月が終わり、9月になりました。朝晩は涼しくて、過ごしやすいです。
居場所って、いろんな人が来て、いろんな人が去っていく。
でも、戻ってくる人もいる。
9月の生きづらさを語る会で、久々に会う仲間をみて、和やかな気持ちになりました。
なんだろうなぁ、あの気持ち。言葉にできない。
内輪で固まっていて、新し人が入りにくいという意見も時々聞くし、私自身もそう感じて発言しています。
それはそれでいいし、私がどうこういうことじゃないなぁと、この夏、いろいろ考えて反省みたいなことをしていました。
なんというか、戻りたいときに戻れる場所と、仲間がいる。
大切にしたいと思いました。