さくらカフェ、富山YMCAフリースクールともに冬休みに入りました。この機会に、私たちのフリースクール物語を続けて紹介したいと思います。名前はペンネームとなっています。
富山YMCAフリースクールの本「富山発フリースクール物語」
(生徒たちの作文集+コメント)より
皆さんへ
学校に行っていない子をどう思いますか?「学校に行けなくなった」そんな話を耳にしたとき、どんなイメージを持ちますか?「関係ない」と言われればそれまでなんだけど。きっといいイメージではないと思うのです。暗い、とっつきにくい、かわいそう、根性がない、何かたいへんな原因があるとか。私自身もそういう
イメージを持っていた。そして、自分が不登校になって、高校をやめてから、そのイメージは消えなかった。YMCAに通い出して、月日が流れていつのまにか20歳。
私には、YMCAという居場所があった。なんの保証もなくて不安がいっぱいの私がいてもいいところ。わたしは、ここで、いろんな角度からモノを見ることを知った。ものごとは、1か0しかないわけじゃないことを実感した。私は、少し、変われたと思う。いろんな人と居場所のおかげで。やっとここまで来たという感じ。ずいぶん遠回りをしてきたのかもしれない。
現実の私が不登校であること。そして、自分自身も不登校に対して偏見を持つ一人の人間であったこと。だから自分が認められなくて、つらくて苦しかったけれど、今はどっちの気持ちも何となくわかる。
一人一人が違うから、同じ不登校の子もわからないことはいっぱいある。でも、それがすごくおもしろい。わからなくたって楽しいことはいっぱいある。無理に原因や理由を求めるより、幸せ探しの旅に出た方がいいかもしれない。
これは、20歳ののりこさんの作文です。小学校の高学年から、摂食障害に苦しみぬいた彼女の、今の雰囲気は、あったかくてやさしい。彼女が、居場所という富山YMCAフリースクールは「私たちの居場所」です。
ここは、治療の場でも、矯正の場でもありません。この居場所は、私たちにとって、普通の日常生活があるだけです。人がいて、語らいがあって、笑いがある。ほっとできる居場所です。傷ついた羽を休める子もいれば、ここでもう一度人に対する信頼を取り戻す人もいる。そして、ここで学び、新しい夢に向かって、飛び立っていきます。
ここで聞こえてくるこどもたちや若者たちの言葉は、私たちにいろいろなことを教えてくれます。それを受け止めることで、今、何か、大切なものが見えてくるような気がします。
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イメージを持っていた。そして、自分が不登校になって、高校をやめてから、そのイメージは消えなかった。YMCAに通い出して、月日が流れていつのまにか20歳。
私には、YMCAという居場所があった。なんの保証もなくて不安がいっぱいの私がいてもいいところ。わたしは、ここで、いろんな角度からモノを見ることを知った。ものごとは、1か0しかないわけじゃないことを実感した。私は、少し、変われたと思う。いろんな人と居場所のおかげで。やっとここまで来たという感じ。ずいぶん遠回りをしてきたのかもしれない。
現実の私が不登校であること。そして、自分自身も不登校に対して偏見を持つ一人の人間であったこと。だから自分が認められなくて、つらくて苦しかったけれど、今はどっちの気持ちも何となくわかる。
一人一人が違うから、同じ不登校の子もわからないことはいっぱいある。でも、それがすごくおもしろい。わからなくたって楽しいことはいっぱいある。無理に原因や理由を求めるより、幸せ探しの旅に出た方がいいかもしれない。
これは、20歳ののりこさんの作文です。小学校の高学年から、摂食障害に苦しみぬいた彼女の、今の雰囲気は、あったかくてやさしい。彼女が、居場所という富山YMCAフリースクールは「私たちの居場所」です。
ここは、治療の場でも、矯正の場でもありません。この居場所は、私たちにとって、普通の日常生活があるだけです。人がいて、語らいがあって、笑いがある。ほっとできる居場所です。傷ついた羽を休める子もいれば、ここでもう一度人に対する信頼を取り戻す人もいる。そして、ここで学び、新しい夢に向かって、飛び立っていきます。
ここで聞こえてくるこどもたちや若者たちの言葉は、私たちにいろいろなことを教えてくれます。それを受け止めることで、今、何か、大切なものが見えてくるような気がします。
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