太宰府神苑の一番奥にあり明治32年生まれの女主人
江崎イシ「おイシしゃん」からお石茶屋と言われる名物
お茶屋さんがあります。
おイシしゃんは、筑前三美人の1人と言われ、やわらかな
中にも毅然とした気骨はボタンの花を思わせたという。
店内には皇族の高松宮殿下や佐藤栄作 等の写真が
飾ってあり、犬飼毅や、野口雨情なども度々訪れたそうです。
太宰府では梅ヶ枝餅が有名で、参道には沢山のお店が
あるけど、知っている人は一番奥のお石茶屋までくるようです。
さだまさしは「飛梅」にお石茶屋を歌いこんでいます。
♪ 裏庭を抜けて お石の茶屋へ寄って
君がひとつ 僕が半分 梅ヶ枝餅を喰べた♪
店内の床は土間で趣もあるけど、風の通る涼しい木の下で
梅ヶ枝餅と冷たいお抹茶をいただきました。
上品な甘さ・焼き立ての食感
当時と同じ自然の中で同じ物を・・タイムスリップ?
お石トンネル
店の横にあるレンガ造りのトンネル
筑豊の炭鉱王麻生太吉が、おイシしゃんが遠回りしないで
自宅から直接店に通えるように掘ってやったというので
「お石しゃんトンネル」と呼ばれた という事ですが
真相は参拝人や登山者の為に造ったらしいです。
お石しゃんの美貌と人気がそう言わせるようで、
今でもそう思っている人は多いそうですよ。
トンネルの中
トンネルの反対側 これを抜けるとお石茶屋→太宰府天満宮
短いトンネルで便利に使われているようですがロマンを
感じます。
注) おイシしゃん とは おイシちゃんのことです。(九州弁)
さだまさしもきっとお気に入りの場所なんでしょうね
♪「君がひとつ、僕が半分」・・
残りの半分はどうしたんでしょう?
お石しゃんのトンネル、
これこそロマンですね。
夢があっていいわぁ~
このトンネルは多くの人に便利を感じさせて
役に立ってくれている事でしょう
謎が魅力?
語り継がれていることを次世代にも繋ぐことで
大事に扱うことになるのかも知れませんね。