※ つれづれなるままに

日頃の気ままな記録です。
気楽にお付き合い頂ければ嬉しいです。

富岡製糸場

2012-09-25 17:38:13 | バスツアー
世界遺産
の暫定リストに記載されている富岡製
糸場が世界遺産登録に向けて活動を
しています。


門を入って目の前の建物では広く
感じないけど実際にはとても広い。



工場の中をガイドさんに説明して
もらいました。
官営製糸場として明治3年、横浜の
フランス商館勤務ポール・ブリュナらを
指導者として群馬県富岡に作りました。

当初は10人程のフランス人が器械製糸
技術の指導にあたリ、工女募集をしたけ
れども中々集まりませんでした。
それは、外国人に生き血をとられる
とデマが流れたためです。フランス人が
飲むワインを血と思い込んだからでした。

政府は打消し、それを分からせるために
初代製糸場長の娘「勇」を工女第一号と
して入場したと聞いた時には、ワインで笑い 
勇(ゆう)には親子の信頼感を感じました。




建物はペンキを塗り替えたけど、丈夫な
ハリの組み方で当時のままの姿はとても
綺麗で、しっかりしています。

15歳から25歳の若い娘さんが
募集されて、磨いた技術を指導者として
地元に広めました。


検査人館
現在は管理事務所になっています。



東繭倉庫
大きいレンガと小さいレンガを組み合
わせて作られて重厚な中に美術的な
美しさ強さを感じます。



診療所 
高松宮殿下や常陸宮殿下ご来場のお印も。


フランス式繭紡ぎ法の実演。
輸出品の生糸の品質改良と大量生産が
可能となり日本の工業化は製糸から
始まったと言われています。

ブリュナさん家族の住む家は敷地内にあり
工女さんの勤務時間は8時間、夜間学校も
あり、環境はとても良かったようです。


朝の内は、すこ~し雨模様だったけれど
日中は殆ど傘を差すこともなく戻り、
バスを降りると雲の合間に虹が見えました。

碓氷めがね橋から富岡製糸場へ。
どちらも歴史を感じ、当時の人たちを思い
素晴らしい仕事をしている事に感動しました。
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