オリンピックに反対ではないが、現状では歓迎とはいかない、中途半端な気分だ。
アスリートに気持ちもわかるし、医療関係者の危機感もわかる。
開会式の最終聖火ランナーが大坂なおみだったらしいが、「あれ?選手ちゃうんか?」と思ったが、出場選手が聖火ランナーしても良かったのか。
聖火ランナーといえば過去のメダリストだったり著名人だ。モハメドアリが最終ランナーになったこともあったな。
https://news.yahoo.co.jp/articles/db91a486c61aaaa436fb15023fe5d52c7611a800
大坂なおみに「日本人なのか?」...豪紙が五輪最終聖火ランナー「不適任」指摘 各国メディアで批判
この記事で言われているのは「生まれた国」や「DNA」ではなく、実際に育った環境によってその人のアイデンティティが存在し、その国の記憶や風習や違う国のアイデンティティを持つ人が最終ランナーなのは違和感あるということだ。
それに対した対案もちゃんと示している。
私はこの意見にほぼ賛成で、大坂なおみが活躍し始めてから「日本人」と持ち上げるマスコミにすごく疑問があった。
生まれは大阪だが、その後渡米しアメリカで活躍し現在も拠点はアメリカらしい。
日本国籍を選択したらしいが、それで日本人ですと言われても納得は難しい。猫ひろしがオリンピックの為にカンボジア国籍を取得し、ほとんど住んでいないカンボジア代表として出場するに近い。
もちろん彼女の母親は日本人なのは理解している。それなら父親がわのハイチの国籍を選択しても良かったと言えば、意地悪すぎるか。
問題の記事に対して反論の中で、王貞治だって父親はの国籍は中国だという反論もあるが、これは大坂なおみについても自身や親の国籍が問題なのではく、自身がどの国のアイデンティティーを持つかの問いの反論にはなっていない。
彼女がハーフであったりマイノリティであったりするから問題の観点がずれている気がするが、例えば両親が日本人で生まれは日本、すぐに海外へ。日本語はしゃべれないけど国籍は日本。あるスポーツで大活躍、そこでオリンピックには日本代表で出場。
となると、テニスのような個人競技ならいいが、野球やサッカーなどのチーム競技となるとすんなりと受け入れらるだろうか?
反対に、マスコミ日本人、海外大活躍!と言われながら「私は育った国の国籍を選択します。」と言って日本開催の五輪に来たら、どうなるだろうか。
大坂なおみが日本国籍を選択したことも日本語を勉強していることも良いし、それは彼女自身のことだ。
今回の記事のテーマは、選手の出自が問題ではなくその人のアイデンティティーがどこにあって、オリンピックではどこの国に属するのかという事だが、多様性が言われる現代においてはそもそも国籍で縛るオリンピックがそろそろ限界ではないかという気がする。
一方でLGBTのような多様性を求めながらも、その多様性の中でも国籍は選択しろというのは無理があって、猫ひろしがロンドン五輪に出場できなかったカンボジアでの実際の滞在期間の規定のような規則が必要なのかもしれない。
もしくは出場選手で話題性で聖火ランナーを選ぶとこういう意見が出てことは予想できたのでは?とも思う。
オリンピックの時だけナショナリズムを強めるマスコミが嫌いだけどね。
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