つれづれ日記

心と目の記録

戦前の日記帳より

2021-07-18 11:08:46 | Weblog

私の半生のライフワークになったピレニーズのコレクション

7月16日に満○○歳になった私は長い人世を振り返り

昔の日記を読んでみたり、アルバムを見て回想にふけるばかりです。

 

当時14~15歳の少女が体験した戦前戦後の生活は今の人たちには想像もつかないことでしょう。

戦火が激しくなり中学生、女学生は学業をせず勤労動員で軍需工場で働きました。

1944年7月29日の日記帳に

昭和飛行機工業の入所式があり、作業着の配給がありました。

30日からハンマーの振り上げの実習です。

ピーピーという笛に合わせてハンマーを大振りするのです。

ダグラス輸送機を作る最低の基本の作業ですが、初めての体験で一生懸命いたしました。

日記帳には空襲のことが詳しく書かれています。

翌年疎開した川越から見た、東京大空襲の真っ赤な空、

7月に広島県の父の故郷の山村に再疎開しました。

家にいて原子爆弾の光を見、大地が揺れた記憶は生涯忘れられません。