つれづれ日記

心と目の記録

音楽と記憶

2013-09-24 18:55:11 | Weblog

先日つくばの二女の家に1泊してきました。
娘が夕食の準備をしている間にピアノを弾いてみたいと思って
グランドピアノの前に座りましたが
頭がおかしくなったかと思うほど好きな歌が浮かんできません。
自然と指が鍵盤で動き出したのは、真白き富士の根、でした。「七里ヶ浜の哀歌」です。

長い間、鍵盤に触っていないのと、年をとって指が動きません。
それでもピアノの音が心地よくて、自己流ですが
左手は右の音に合わせた和音で弾いて、1時間経ったら何とか弾けたのです。
何で私の頭にこの歌が浮かんだのか全く分かりません。
次に浮かんだのが、「海ゆかば」右手で弾いて歌って聞かせました。
娘は知らないと云う古いマイナーな歌ばかりで、
娘に「昔ママはもっと綺麗な歌ばかりい歌っていたのに」と云われ、我ながら驚きました。
防音装置の整った音楽室だからこそ、下手でも大きな音で荘厳に弾くことが出来ます。
私の頭のねじが巻きもどされて、昔の記憶がよみがえり当時のことを娘に語りました。

私の描いたピレニーズが後ろでそっと聴いていたかも。