華短歌

永遠に届かぬ愛する人へ

クロッカス

2006-03-10 05:18:39 | 花短歌

花びらが

涙の重さで

地に落ちる

虚空の闇と

私のクロコス

*美青年クロコス(クロッカス)は恋人との関係を神々に反対され、悲嘆のあげく自殺してしまいます。このことを哀れに思った花の神フローラは青年の亡骸をクロッカスに変えました。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
悲恋ですね、春のように暖かな恋じゃなく (やす)
2006-03-10 11:39:59
悲恋ですね、春のように暖かな恋じゃなく
悲しい恋の物語が多いですよね。
人は、どこかで憧れてるのでしょうか。

遠き旅

連れていけぬと

書き置いて

春の陽光に

一人旅立つ

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神話に出てくる神々は嫉妬する神が多かったのかな? (しっしー)
2006-03-10 19:32:48
神話に出てくる神々は嫉妬する神が多かったのかな?
知っている範囲では幸せな形で終わる物語が思い浮かびません。
そういう自分自身もよく嫉妬しているよなぁ。
生まれ変わりかな???ハハハ。

花神に
願いよ届け
この愛を
情熱に変え
野辺に咲きたれ
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<やす様> (瑠璃)
2006-03-11 06:01:55
<やす様>
憧れているのかもしれないですね・・・・
「悲恋」=「純愛」という感じがします。
人は純粋に人を愛したいし、愛されたい。
やっぱり「花」は「純粋な魂」なんだなってやすさんのコメント読んであらためて思いました。

<しっしー様>
神話の中は愛情のもつれで花に変えられる花、命を落とし花として甦る話ばかりですよ。
私たちの、憎しみ、嫉妬、ねたみは神様の系譜ですね。
もちろん深い愛情や思いやりも・・・
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