華短歌

永遠に届かぬ愛する人へ

飛梅

2012-01-23 07:06:20 | 花短歌

さんずいに

戻ると書いて

東風吹かば

春な忘れそ

私は飛び梅

三水に戻ると書いて涙・・・・

泣き疲れたら、何かが戻るの?

元に戻るの?

心はすぐ過去に飛びたがるけど・・・・

涙はきっと

本来の私の場所に戻してくれる

水の流れのように

きっとそちらにしか行けない

そんな場所があるはずだから・・・・


寒牡丹

2012-01-20 13:46:13 | 花短歌

朝の月

牡丹の夢と

溶けあって

おぼろげなのか

鮮やかなのか

「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 ・・・・との別名を見てもわかるように「富貴」の象徴とされる牡丹。圧倒的に絢爛な花なのに花言葉に「恥じらい」というのがあるのがますます素敵、「王」というより理想的な女性像です。

「理想」と「現実」

現実は理想に近づいて行くもの、行けるもの。

歌を読み始めて早いもので7年目を迎えます。

ますます美しい理想を夢みて・・・・

2012年羽ばたきます。