華短歌

永遠に届かぬ愛する人へ

桜(5) ~桜に教えてもらったこと~

2005-04-24 08:42:23 | 花短歌
咲くことを忘れずに一生懸命生きていれば、年を重ねるほどに美しい花を咲かせられる・・・・
桜の花びらが静かに舞い散る中、「あなたもがんばりなさいよ。」って穏やかな優しい声が聞こえたような気がしました・・・・

ペイザージュ
古都の桜に
あこがれて
君がほほえむ
夢をみている


*ペイザージュ・・・・風景画


桜(4)

2005-04-14 10:37:24 | 花短歌
はらはらと舞い落ちる桜の花びら・・・・
美しいペイザージュ(風景画)の中に自分自身を閉じ込めたくなります・・・・

抱きよせて
花散る夜に
もう一度
時は過ぎても
恋は死なない


*桜は詩歌においては単に「花」とも表現されます・・・・


桜(3)

2005-04-12 09:48:00 | 花短歌
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「紅しだれ桜たちの花むらが、たちまち、人を春にする。」川端康成の小説「古都」の一文です。
「人を春にする」なんてほんとに素敵な表現ですね。
この一週間で私もすっかり春になりました!

誰の為
ほほえむ桜
明日には
涙のように
静かに落ちる


はかない命だけど、美しく咲き誇った桜は記憶の中にいつまでも生きつづけるでしょう。


イランイラン

2005-04-07 19:49:07 | 花短歌
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バブル期のOLだった頃はデートのために香水を選び、お花を習い始めてアロマテラピーにはまり、今は気持ちのいい空間に身を置くために、
朝の掃除のときにお香をたきます。
考えてみれば近くにいつも香りがありました。

セダクション
イランイランを
身にまとい
優雅な野性
広がっていく


*セダクション・・・・seduction、誘惑
*イランイラン・・・・マレーシア語で「花の中の花」の意味
            インドネシアでは新婚初夜のベットに花びらを敷
            く風習がある
            催淫効果があることは有名