昨年の8月、あるお寺で素晴らしい絵を見ました。二畳分ぐらいあるその絵はお寺の廊下の壁にかけてありました。なぜかとても胸に迫るものがあって「菩提樹(リンデン)」という歌を詠みました。そしてその歌に惹かれて訪れてくれた「やすさん」はその後ずっと私を支えてくれました。今回の個展には兵庫県から訪れてくださると聞き、初めてお目にかかるのをとても楽しみにしていたのですが・・・・そのやすさんが突然亡くなられたと連絡を受けたのは、約束の前日でした・・・・
今日やすさんとの出会いのきっかけになった絵を見に行ってきました。絵の前で涙が止まらぬ私に住職さんが声をかけてくださいました。普段は高野山にいらっしゃる前住職が今日はたまたま戻られていたそうで、私の姿があまりにも寂しそうなので声をかけてくださったそうです。いろいろとお話をきくうちに少し気持ちが落ち着いてきました。会ったことも、声を聞いたこともない方を想いこんなに涙が流れるなんて・・・・
「心が、魂がつながるという実感」素晴らしい置き土産をしてくれたやすさんに心からお礼を言いたいと思います。
そしてこれからも素晴らしいコメントを私の心に届けてくださることを確信して、歩いてゆきたいと思います。
ありがとうございました。
満月に
リンデンの花
まき散らし
幽玄の森
さまよい歩く
*菩提樹(リンデン)の花言葉・・・・・結ばれる愛
合掌