華短歌

永遠に届かぬ愛する人へ

千日紅 ~センニチコウ~

2013-09-18 21:04:17 | 花短歌

紅なりて

一目で落ちて

千日も

身も世もなくて

月も灰色

「月がきれいですね」

心の中でつぶやいてみる

届かぬ想い

届けられない想い

明日はまた月が欠ける

いつの日かきっと2人で・・・・

千日紅の名前の由来は千日も色が褪せないからだとか。

花言葉は「変わらぬ愛」


ナンバンギゼル ~思い草~

2013-09-15 10:12:06 | 花短歌

寝覚月

ナンバンギゼルの

しどけなさ

恋路十六夜

夢の中なら

夜が長くなる9月を寝覚月(ねざめづき)といいます。

十五夜に比べて、ためらうように出てくる十六夜(いざよい)の月。

互いの気持ち推し量る

なかなか前に進まない恋だけど

夢の中なら・・・・

ナンバンギゼル・・・・秋になると紫紅色の花を咲かせます。

その先端が首をかしげて物思いにふけっているように見える様子から、古代の人たちはこの植物を「思ひ草」とよんでいました。

花言葉・・・・「物思い」


サフラン

2013-09-01 09:13:19 | 花短歌

ありふれた

約束交わし

永遠に

心結んだ

サフランの道

花の女神クローリスが、冬が来る前

秋の最後に咲かせた花サフラン。

2人が越えなければならない長い冬を

あなたは知っていたのかもしれないですね。

ありふれた愛のことばは

私を永遠に捉えてしまいました。

この恋は、私の運命でしょうか・・・・