赤い華

艶然（えんぜん）と
鏡に映る
赤い華
無になることを
今日も邪魔する

＊いろんな意味でシンプルになるのは難しいわ・・・・

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セルリア

セルリアの
花が咲いても
泣いている
もう会えないと
知っているから

＊南アフリカでは「花嫁の花」といわれ、ブラッシング・ブライド（頬を染めた花嫁）とも呼ばれています。
花言葉は・・・ほのかな思慕
叶わぬ愛だとわかっていて想いをよせ、後ろ姿を見送る日が来ること知りながら想いを断ち切ることができない・・・・
花が咲く日は待ち遠しいだけじゃない・・・・

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シクラメン

柔らかな
日差しの中で
シクラメン
淡くはかない
幸せの時間（とき）

＊ずっとずっとこのままで・・・・と思うけど、恋には賞味期限があるみたいで・・・・
せめてこの瞬間の幸せを忘れないように抱きしめていたいです。

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運命

目を閉じて
花の数だけ
愛はある
決めつけないで
二人の運命（さだめ）

＊何事も始める前から「無理」って思ったら永遠に「無理」ですよね。いろんな形ややり方があって、違う角度から見れば思わぬ発見もある。生まれてくる国や時代が違えば「常識」さえ違ってくるのですから・・・・

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水仙（ナルキッソス）

水仙の
毒におかされ
愛が死ぬ
君なしではと
幻を追う

＊「水仙」の季節ではないけれど前回の「銀葉樹」でいただいたコメントで話題が「水仙」におよんだので・・・・
ナルキッソスの心を得る事ができずに、悲しみのあまり声だけで生きつづけるエコー（木霊）になった妖精と、彼自身もまた愛する相手を自分のものにできないという罰を受けたという神話の話から作りました。
「ナルキッソス」という名は「気絶させる」「夢中にさせる」という意味のギリシア語の「ナルコス」を指すという説もあります。

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