濃密に
まとわりついて
散らばって
今咲きたくて
今散りたくて
*こんなに愛しているのに会うと上手くいかない・・・・
でも離れた瞬間から猛烈に会いたくなる・・・・
濃密に
まとわりついて
散らばって
今咲きたくて
今散りたくて
*こんなに愛しているのに会うと上手くいかない・・・・
でも離れた瞬間から猛烈に会いたくなる・・・・
この体
私の心
魂に
あなたを刻む
パサージュの夜
*パサージュとは「通り抜け」のこと。パリの人々にとっては日々の暮らしに欠かせない通り道。
~その通路が結んでいるのは、もしかしたら、過去と未来。内と外。日常と祝祭。そして無数の人々の幸せな夢。誰もがみんな瞳を輝かせて歩を進め、つい立ち止まる。~
文 /上 季一郎
絶望に
潜(ひそ)む快感
乾かない
傷とあなたは
私のエロス
*変なトラックバックがたくさん来そうだけど・・・・
【タナトス】“死の本能”(憎しみと破壊の衝動)と対にある【エロス】“生の本能”(愛と創造の衝動)を開花させることは素晴らしいこと。
絶望したからって驚くことない!?そのなかには限りない希望と快感が潜んでいる・・・・と思う!
「乾かない傷」だって意外と快感だったりして・・・・マゾじゃないけど☆
ぼんやりと
桜の轍(わだち)
見送って
あなたを想う
強くなりたい
*車が通った後に残る車輪の跡(轍~わだち~)も、最近ではあまり見かけなくなりましたね。『轍』は比喩的に、過ぎ去った事柄の跡という意味でも使われます。
あれから何年もたったのに、桜を見あげる私の気持ちは何も変わらない・・・・桜は知ってくれているかな・・・・頑張らなくちゃ。
花の雨
燃え尽きてまだ
色あせず
いけない夢路
たどる曙
*~春は、曙(あけぼの)。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明かりて 紫だちたる雲の 細くたなびきたる「枕草子」~
真っ暗な闇からすこしづつやってくる夜明け。
燃え尽きたはずなのに夢の通い路を通ってあの人がやって来る。
あの人はまだ私のことを思ってくれているのかしら、それとも思っているのは私の方・・・・