華短歌

永遠に届かぬ愛する人へ

吾亦紅 ~ワレモコウ~

2013-07-30 19:38:55 | 花短歌

吾亦紅

渇いてしまった

煩悩も

おろかな恋も

私の血潮

神様が赤い花を呼び集めた時、この花を加えるのを忘れました。

花は自ら、「吾もまた紅なり」と申し出たそうです。

赤い血の塊が「秋」というキャンバスに散らばるように咲く花

花とは思えない、華やかさとは程遠い・・・・

でもバラ科のこの花の自己主張は、バラの花に負けていない。

昔から血止めの薬として使われた吾亦紅

固まった血のような花の中には、

熱い想い、強い生命力が脈打っている。

花言葉は愛慕


大和撫子

2013-07-29 19:50:32 | 花短歌

待宵に

ため息ひとつ

またひとつ

恋をするたび

大和撫子

日本原種の撫子を大和撫子といいます。

日本古来の美しさを備えた女性の代名詞になりました。

いつだって大和撫子でいたいけど・・・・・

でも間違いなく

恋したら大和撫子!

※待宵(まつよい)・・・・旧暦8月14日の宵のことですが、「来ることになっている人を待つ宵」のことも待宵といいます。

もうすぐ会える。。。そんな想いが一番素敵

花言葉は「純愛」「大胆」「勇敢」


朝顔

2013-07-24 10:25:07 | 花短歌

星を抱き

朝日をまとう

朝顔を

あなたと見たい

また夏は来ぬ

「夏は来ぬ」は文語で「夏が来た」という意味です。

子供の頃、観察日記で描いた朝顔は中が星の形をしていました。

あっという間にしぼんでしまう朝顔は、儚くて・・・・

いつかあなたと暮らせたら

一緒に見られますね。

花言葉は・・・・愛情のきずな、はかない恋、愛着、固い約束