華短歌

永遠に届かぬ愛する人へ

理不尽

2008-06-27 16:20:00 | 花短歌

好きですか?

遣らずの雨が

せきたてる

染まってみても

恋は理不尽

*「あなた色に染まりたい」じゃないけど、付き合ってる男性によって変わりますよね、女性って。でも、こんなに愛してるのになんか理不尽!って感じることもあるでしょう?

でもこの理不尽こそ恋を燃え上がらせるスパイスだったりしてね

世の中道理にかなったことばかりじゃ少し退屈かも・・・・

ちなみに「理不尽」という花言葉を持つ「磯菊」、海岸の崖や波打ち際に咲くお花、波に打たれてそれこそ何でこんなところで咲かなきゃならないの~って感じだけど、とっても可愛いんですよ。

遣らずの雨・・・・行ってほしくないのに、行かなくてはならない人を引き止める雨


風待月 ~かぜまちづき~

2008-06-19 12:05:05 | 花短歌

虹わたり

風待月の

その後は

愛に逢う月

君に逢う月

*日本語って綺麗だな~って思うこといっぱい!「6月」の異称だけでも水無月、涼暮月、蝉羽月、鳴神月、松風月、夏越月、葵月、常夏月、風待月・・・・こんなにあるんだもの。

風待月(かぜまちづき)は風を恋しく待つ月?・・・・そしてその後には愛に逢う月(愛逢月~めであいづき、7月)がくるんだよ!

あの虹を渡ったら彼のいる場所にたどりつけるかな?

思うように逢えないくらいが盛り上がるのかもね。


薔薇 ~恋人~

2008-06-13 07:25:07 | 花短歌

雨だれを

宝石にする

朝の神

ただの私を

薔薇にする君

*雨上がりの朝、川沿いをウォーキングすると花や葉っぱに残った雨粒が朝日に輝いて特別な宝石を見ているよう。

紀元前6世紀!ギリシャの詩人サッフォーが薔薇を歌って以来、どれほど多くの詩人が恋人を薔薇にたとえてきたでしょう。

女性もまた愛し愛されると本当に薔薇にも負けないくらい美しくなりますものね。

平凡な女の子さえ、キラキラのお姫さまに変えちゃう、やっぱり偉大なる魔法ですね、恋って☆


毘盧遮那 ~ビルシャナ~

2008-06-10 16:59:26 | 花短歌

濃く深く

あなた一人の

花がいい

まるで毘盧遮那

覚めないで夢

*隣で眠る彼の横顔は毘盧遮那のように美しくて・・・・

インドでは神に捧げる花ならば、私はあなた一人の花になりたい・・・・

なんて優越感と恍惚感に浸るのです!?

ちなみに、毘盧遮那(大日如来)は宇宙の中心仏であり、宇宙そのものといってもよいような存在のこと

私にとって彼は(恋は)私という宇宙の中心だから☆