シルクロードと科学 ある物理学者の独りごと Silk Road and Science

天山山脈の北の麓の都アルマトイに、私が初めて訪れたのは平成7年(1995年)10月でした。

中国に続き北朝鮮の弾道ミサイルが日本の脅威になるか!?

2009-03-22 07:23:06 | 放射線防護情報センター

 中国の核兵器が日本の最大の脅威であることに、3.18東京シンポジウムの冒頭で触れました。4月初旬に北朝鮮が日本方向へ弾道ミサイルの発射実験をする予定でいますので、この機会に、1000キロメートルくらいの中距離の弾道ミサイルに対する迎撃の困難さを示します。

国民保護上の最大の脅威  核を搭載した弾道ミサイル

1 大都市が一瞬に壊滅する

2 中距離(1000km)では発射から着弾までが10以内のため、

迎撃の判断までに許される時間がごく短い

3 多数のおとりミサイルと多弾頭により、迎撃は困難

4 音速の10倍で落下してくる弾頭にくらべ、

  着弾地点から発射されるPAC3の速度は遅いので迎撃は困難

 詳しくは、放射線防護情報センターのHPに http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/

       J博士


3.18 東京シンポジウム参加者の感想記 その二

2009-03-20 18:43:55 | シルクロードの民族と核実験災害

ぺりお@FreeTibetさんの感想です。

                        2009031910:37

被爆国は日本だけではない!  

核兵器が落とされた国は日本だけではないって事を、私は不覚にも知らなかった。

日本では全く報道されていないこの情報、たくさんの人に知ってもらいたいと思い、日記に書いてみる。

昨日、『シルクロードにおける中国の核実験災害と日本の役割」』というシンポジウムに参加した。

【シンポジウム趣旨】

中国は1964年から1996年までに,ウイグル地区ロプノールの実験場で延べ46回の核爆発を行った。

シルクロードにおける世界で最も不透明な核実験の実態を,核放射線の物理と放射線防護学から透視。

ウイグルの人びとの健康被害と核ハザードは,21世紀の現在も続いている。

講演されたパネリストと内容は以下のとおり。

1.「中国の核実験災害とその問題点」 理学博士 高田純氏

http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/NEDonSilkRoadJap1.html

2.「健康影響の調査」 医師 アニワル・トフティ氏

3.「日本の役割」 国際政治学者 藤井厳喜氏

*櫻井よし子さんも講演を予定されていたが、急遽変更に。

 ダライ・ラマ睨下の甥にあたるケドウープ・トウンドウップ氏もいらっしゃいました。

・・・・・しばし絶句。何という暴挙であろうか!!

核実験とは、なんと自国の人民の上で行われたのだ。

しかも地表爆発型の実験を含め46回も!

中国は、チベット、ウィグル、モンゴル、台湾という文化も言葉も違う国を侵略し、中華人民共和国だという宣言をしているが、その自称自国民を実験材料にしたのだ。

どこの国家が自国民に核を落とすというのだろう!!

しかもウィグル地域に核を落とすときは、シナ内地に核物質が飛散しないよう、東から西に風が吹く日を選ぶという。

ウィグルのトフティ氏がおっしゃっていた。

「自分の国ならば核を落としたりしない。毛外の国だと思うからこそ、そのようなことができるのだ。これは現在進行形の植民地政策に他ならない」と。

実験が行われた年から、ウィグル地域に住む人のガン罹患率が急激に増加した。

中国全土の30%の割合で今現在も増え続けているそうだ。

実験前、ウィグル省に設けられている総合病院のベッド数は40。

それが2年後には2000になったという。

そして被爆者129万人、死者19万人になるという結果が出た・・・。

講演会前に上映された、「Death on the silk road」。

これは、1998年の7、8月にイギリスのテレビ局チャンネル4で放映されたドキュメンタリーだ。

ウィグル人医師が東トルキスタンを調査したものだが、そこには奇病、ガンの子供がたくさんでてきた。

まだ子供なのに痛くて苦しくて「足を切り落として」と言う。

「もう我慢できないの。お父さん、お母さん、さようなら」と泣く。

中国は核実験の被害を公表せず事実を隠蔽し、現地調査も許可しない。

そのため現地の人達は40年以上も放置され苦しみ続けているのだ。

これが正常な国家のやることだろうか?

被爆国であり民主主義国家の先鋒として、日本はこれらの地域の方を支援し、中国のこのような行為に対しては断固立ち向かわなければいけないと思う。

私たちも、事実を知る努力をし、政治に無関心でも投票する時はよーくその人の政策を研究してほしい。

日本から中国へ流れた5兆数千億ものお金。

それが何に使われたのか・・・。

よく考えてほしい。

知らず知らずのうちに、私たちは間接的に加害者になっている可能性があるってことを。

昨日は、ウィグルとチベットが手を結び、日本と協力して問題解決に当たっていく、という記念すべき日になった。

私も、自分にできることを模索しながらできることをやっていこうと思う。


3.18 東京シンポジウム ビデオ

2009-03-20 18:17:44 | シルクロードの民族と核実験災害

シンポジウムのビデオがユーチューブにアップされましたので、以下お知らせします。

主催者挨拶

イリハム・マハムテイー氏

http://www.youtube.com/watch?v=JzZkHotVBc8&feature=related

来賓挨拶

チベット臨時政府議会議員でダライ・ラマ法王の甥、

ケドゥープ・トゥンドゥップ氏 通訳 ペマ・ギャルポ氏

http://www.youtube.com/watch?v=trcwXgCvvBc&feature=related

頭山興助氏 

http://www.youtube.com/watch?v=IpJ3aTGfzNA

報告

高田純氏

http://www.youtube.com/watch?v=lUE_ZOm0qqk&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=CIkygpJoq_s&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=Fz7arnTng3g&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=Z3fAnoHzOAs&feature=related

アニワル・トフテイー氏

http://www.youtube.com/watch?v=7m1AO4S0DZY&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=E0Ftw99pu2U&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=hGsSmgY_3h0&feature=related

藤原厳喜氏

http://www.youtube.com/watch?v=tuyugRHF7JI&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=bvEyYGUnT3E&feature=related

閉会の辞

白石洋二氏

http://www.youtube.com/watch?v=J9STeUFIW3E&feature=related


3.18 東京シンポジウム参加者の感想記 その一

2009-03-20 05:33:18 | シルクロードの民族と核実験災害

                      倶楽部副会長 鶴姫

ご参加された方、そして準備から企画をしてくださった皆様に心より感謝いたします

高田教授の科学的調査で、世界で初めて具体的なデータが示されたことで今回のシンポジウムに至り、中国の核実験について公に発表されることとなったのです。

●ウイグルから イリハム氏 アニワル医師

●チベットから ペマ・ギャルポ氏、ダライ・ラマ法王の甥であるケドウープ・トウンドウップ氏、

●日本の高田純教授他、支援する多くの日本人

 ウイグル・チベット・日本が兄弟として、友人として手をとりあい、ともに力をあわせて協力しあい、シルクロードの悲劇の問題への解決を目指す歴史的な記念すべき日となりました。

 私は高田教授の著書やブログを読み、チベット問題・ウイグル問題に取り組むことにより中国の核実験について多少の情報は把握しているつもりでした。

が、今回のシンポジウムでの高田教授やアニワル氏の発表はそんな私の想像を絶するものでした。

あまりの悲劇・・・・・・・ 私は、お話を聞きながら、涙が止まりませんでした。

涙があふれて心が・・・胸が張り裂けそうになりました。

大地とともに自然を愛する何の罪もないウイグルの人々、ウイグルの子供たちがなぜ、幸せを奪われなくてはならないのか?

土地や財産、文化、宗教、自由だけでなく ・・・命まで奪われるなんて!!

人間を実験材料のように扱い、居住区で危険予告もせずメガトン級の核実験を繰り返す中国共産党。その事実を隠ぺいし被害を受けた人々の補償どころか 医療も満足に行わない中国共産党。

そして、そのことを報道しない日本のマスコミ、アメリカやフランスに非難はしても中国には抗議をしない日本の反核団体や平和団体。

国際政治学者の藤井氏のお話は、日本人の心の持ち方、今後の取組みに対して進言がなされました。

私たち日本人は、今こそこの事実を多く知らせ、できることから取り組まねばなりません。

ぜひ、「日本シルクロード科学倶楽部」にご参加いただき、

正義の高田純教授ともにシルクロードのために立ち上がりましょう。 

日本人の愛と勇気が必要です。 正義のため、人道のため、子供たちの未来のために・・・ 

私は誓いました。人生を賭けてシルクロードの美しさと人々、子供たちを守るため心を尽くしたいと。

   素晴らしいシンポジウムに尽力され、参加させて下さった

   高田純教授、主催者の方々に敬意と感謝をこめて。

              ~ジャンヌダルク鶴姫~


成功、東京シンポジウム3.18

2009-03-19 18:29:09 | シルクロードの民族と核実験災害

 シンポジウムは、全国からの参加を得て、中国の核実験災害に対する日本の役割を考える歴史的な開催となり、大きな成功をおさめました。

 歴史的意義

1 前世紀から21世紀に続く世界最悪の人権・人道問題に対する日本の国際貢献の第一歩

2 シルクロードの地の悲劇は対岸の火事ではなく、中国の弾道ミサイルの標的となっている日本自身の問題でもある。この中国の核兵器問題を考える第一歩

 今後、シルクロード科学プロジェクトを推進すべく、みなさまの参加を得て日本シルクロード科学倶楽部が活動を開始いたします。 

 ありがとうございました。

  尚、シンポジウム終了後のパーテイーの席で、第一回ノーメルJ賞が鶴姫に贈られましたことを、みなさまへご報告いたします。おつるさん、ありがとう!!!

  受賞理由

    インターネットによる、中国の核実験災害科学調査に関する情報の拡散と、3.18東京シンポジウム開催の広報活動の顕著な取り組み