シルクロードと科学 ある物理学者の独りごと Silk Road and Science

天山山脈の北の麓の都アルマトイに、私が初めて訪れたのは平成7年(1995年)10月でした。

新刊 高田純著 放射能・原発、これだけ知れば怖くない!

2012-05-31 10:19:08 | 放射線防護情報センター

放射能・原発、これだけ知れば怖くない! 放射能・原発、これだけ知れば怖くない!
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2012-05-29
私の新刊出ました。

 詳しく、分かりやすく、そして福島と東日本の復興急務が、本書の方針です。 60の疑問に答えています。

60の日常生活Q&Aにズバリ回答! 「妊娠は避けたほうがいい?」「子供を外で遊ばせないほうがいい?」「牛乳や粉ミルクは飲んでもいい?」「放射線から身を守る方法は?」「原発はやめるべき?」 福島県民に放射線による被害は起きない!


速報 高田純の浜岡原発視察

2012-05-30 22:27:54 | 放射線防護情報センター

今日(平成24年5月30日)、全国が注目する静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所を視察した。

施設全体を、海抜18mの高さの防波壁で囲み、高さ20mに置く非常用発電機、原子炉冷却ポンプや建屋に海水が入り込まない防水構造化など30項目の技術開発は、世界一の津波対策の挑戦と見た。想像以上の対策が進行中である。

太平洋に面する1号機から5号機の原子炉施設は、樹木が生い茂る海抜10mほどの砂丘の影に存在する。現在、地下の岩盤から直接据えつけられる海抜18mの高さの幅2m延長1.6kmの防波壁が建設中だ。これの基礎は、深さ10~30mの地下岩盤からなる、津波に破壊されない構造となっている。

これが12月には完成し、山側の丘とも接続され、原子力施設全体が、18m高さの壁で囲まれることになる。まるで、高い城壁で囲まれた駿府城か。

      

      高田 純 

Photo

地震・津波対策の工事が進む浜岡原子力発電所全体を展望台から概観したあと、

個々の現場を視察した。予備の電源・ポンプも含む、2重3重の対策に、世界一の耐津波技術開発に挑戦する姿勢を見た。私の母方は静岡県清水、私は真剣です。


都内で 金曜・土曜、高田純が講演します。

2012-05-24 11:09:42 | 放射線防護情報センター

1 金曜5.25 18:00~  千代田区

主催 イーマ 

テーマ:  「福島の放射線は低線量」

~科学調査結果と他の核災害との比較、そして福島第一20km圏内の復興策の提言

2 土曜5.26 10:00~  慶応大学 芝共立キャンパス

主催 日本環境変異原学会

福島テーマの公開シンポジウム

無料


IRPA13 グラスゴー 現地からの報告

2012-05-19 06:08:42 | 放射線防護情報センター

 IRPA13 グラスゴー国際放射線防護学会 <o:p></o:p>

 高田純の会議報告<o:p></o:p>

現地スコットランド・グラスゴーの会場からツイッターした会議の模様を中心に、報告をまとめました。多数のリツイート、ありがとうございました。昨年の3.11以来の、私たちの福島津波核災害の調査と復興への取り組みが、国際会議の実況中継という形で、一段階ですがまとまりました。私たちの科学的活動は継続しますので、引き続き、ご支援・ご声援願います。

 

IRPA13速報  みなさん、おはようございます。 

 現地グラスゴーから、福島会議報告の模様を報告しています。<o:p></o:p>

  動画をアップしました。拡散してください。<o:p></o:p>

 Science Reports on Fukushima in IRPA13 http://www.youtube.com/watch?v=OocU_097J2g&feature=youtube_gdata<o:p></o:p>

 4年に一度といえば、オリンピックですが、もう一つ大きなイベントがあります。同じ年に開催される、国際放射線防護学会です。今回は、同じイギリスですがスコットランド・グラスゴーで、来週5月13日から始まります。当然、私の報告は福島の低線量<o:p></o:p>

  

5.13 <o:p></o:p>

  今、ソウルインチョン空港で、ロンドンに向けて乗り継ぎです。 その日、夜遅く、グラスゴー空港に到着し、タクシーにて、ホテルへ向かう。

5.14<o:p></o:p>

 

今、グラスゴーのIRPA13国際放射線防護学会の会場にいます。午前8:50分、9:00から開会式が始まります。当地から、随時報告します。<o:p></o:p>

 

私のIRPA国際会議の参加は、今回を含めて3回目です。最初が2000年広島で東海村臨界事故での350m圏内の住民の線量報告、二回目は2008年ブエノスアイレスで中国の核実験での住民被害、そして三回目が2012年グラスゴーで福島の低線量を報告します。<o:p></o:p>

 

今回のシーベルト賞は、リチャード・オスボーン博士が受賞。記念講演、トリチウム物語を行った。測定を重視した彼の長年の研究を、歴史的に語った。賞の名の付いたシーベルトは、放射線防護学研究のパイオニア。

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P1040350b_4

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5.15<o:p></o:p>

 

IRPA13国際会議には、あの二人のタケダセンセイと小出さんは、出席していません。まあ当然ですが。<o:p></o:p>

 

最初の福島セッション:<o:p></o:p>

原研の百瀬博士が、福島県民の線量評価を報告した。昨年の年間線量、99%が10ミリシーベルト未満、セシウム内曝が1ミリシーベルト未満との低線量。高田が昨年7月に報告した評価(福島 嘘と真実 医療科学社)と一致。世界の専門家が知った。<o:p></o:p>

 

 昨年堕胎を薦めた医師がいた。無知にもほどがある。胎児影響は、100ミリシーベルト以上で、リスクとなる。福島の低線量では、若い女性が心配する必要なし。結婚出産、問題ない。<o:p></o:p>

 

 5.16<o:p></o:p>

  ヨーロッパ各国からの報告  チェコは、1986チェルノブイリにくらべ、2011福島の自国への放射線影響は1千分の1以下と、大気観測の結果を報告した。フランスは大気拡散計算、ドイツは観測地を報告。<o:p></o:p>

  ICRP13会場からの高田純の速報です。日本の新聞記者はいない模様、無関心なのでしょうか。<o:p></o:p>

  ヨーロッパ各国とも、大気観測と拡散計算を実施。国民への正しい情報の迅速な発信が求められているとの発言あり。当然のこと。<o:p></o:p>

  私も、本日、福島の低線量を、チェルノブイリと比較しながら報告しました。英語版の報告書がこの会議に間に合いましたので、少しですが、各国の専門家に配布もできました<o:p></o:p>

 日本の新聞は科学ではなく、迷信を記事にしているらしい。<o:p></o:p>

  さようなら、自虐思想と迷信。こんにちは、国家の誇りと科学。<o:p></o:p>

  今日、仕事帰りに、グラスゴーの市の中心=The style mileに行ってきました。格好いい女性の騎馬警官2人がパトロールしていました。東京でもどうでしょうか!<o:p></o:p>

  国の誇りを忘れ、迷信に走る現政権は、無駄使いばかりが目立つ。これでは、国家は亡ぶ。<o:p></o:p>

  5.17 <o:p></o:p>

  マレーシアには、福島放射線の影響はなかったと、報告があった。<o:p></o:p>

  英国は、福島について、IAEAに結集し、基準の研究に、今後も取り組むとの発言がありました。<o:p></o:p>

  アメリカは、本土への影響はちっぽけだったと、報告がありました。福島については、自国の対策に役立てる取組をすでに開始しています。さすが、危機管理ナンバーワン国。<o:p></o:p>

 今、グラスゴーは真夜中です。19:00に始まったIRPA13の晩さん会は、延々と続き、1時までの予定。大きなホールに46人の長テーブルが、20台ほど並び、10人チームが、食事を運んできます。最初の2時間で2皿。もう大変待ちくたびれました。 これが、英国式なのか。参った・・・<o:p></o:p>

 5.18 福島最終セッション: <o:p></o:p>

  米国は、福島以後も、国内核エネルギー計画の変更はほとんどない。<o:p></o:p>

 

 日本はリスク管理の改善が必要。<o:p></o:p>

  チェコ 報道機関への教育と訓練が必要。<o:p></o:p>

  チャイナと北は参加していません。<o:p></o:p>

  フランス 福島から学ぶこと、事故はいつでもどこでもありうることで、対策に手を抜いてはいけない。<o:p></o:p>

  アメリカは、本土への影響はちっぽけだったと、報告がありました。福島については、自国の対策に役立てる取組をすでに開始しています。さすが、危機管理ナンバーワン国。<o:p></o:p>

  日本はリスク管理の改善が必要。<o:p></o:p>

  各国とも緊急時の炉心冷却対策(電源、ポンプの用意)の見直しや、再確認あり。<o:p></o:p>

 

 アルゼンチン 集団線量計算のミスリーデイングを指摘<o:p></o:p>

  内部被曝は外部被曝よりも危険ということが日本で騒がれているが、これは誤りであると、指摘された。<o:p></o:p>

  福島の主な影響は、心理的なことである。<o:p></o:p>

  日本の食品の新規制は、まったくおかしいと批判された。<o:p></o:p>

  日本では権威が疑われている  フランスの指摘<o:p></o:p>

  エネルギーの無い日本が全ての原子力発電を停止させて、これからどうなるのか? 大問題だ。 混乱している日本の状況をいろいろと、フランスは指摘。<o:p></o:p>

  まとめ<o:p></o:p>

  IRPA13 が閉会して思うこと。 日本は、世界に恥をさらした。我が国は、福島の事象について、社会の混乱を冷静に反省し、福島第一の真実を科学的に理解し、福島と東日本の復興と日本の将来のために、意思決定、危機管理の仕組みを作り出さなくてはいけない。<o:p></o:p>

 

 


日本再生のための愛国救国の国民大会

2012-05-11 17:24:03 | 国の誇り

 

 

平成24年夏 <o:p></o:p>

 

日本再生のための愛国救国の国民大会 <o:p></o:p>

 

福島を守ることは国を守ること<o:p></o:p>

 

東日本大震災を巡る愛国救国の運動<o:p></o:p>

 

偽装反核運動の嘘をあばく<o:p></o:p>

 

原子力発電再稼働と経済活性化<o:p></o:p>

 

誇りある国作り<o:p></o:p>

 

7、8月、全国3都市で<o:p></o:p>

 

愛国者による日本再生のため救国の国民大会を開催する<o:p></o:p>

 

7月20日札幌、26日東京、8月19日大阪<o:p></o:p>

 

 
 

主催  日本再生のため愛国救国の国民大会実行委員会<o:p></o:p>