4月26日の文部科学省の積算線量の予測は、科学法則を無視し、屋内退避の実態を考慮していない、でたらめの予測である。その結果、今後の年間線量を過大評価している。こうした誤りにもとづいた長期避難と、今後の飯館村の計画避難に、科学的根拠はない。WiLL (ウィル) 2011年 06月号 [雑誌]
価格:¥ 780(税込)
発売日:2011-04-26
文部科学省の線量予測の誤り
1) 現在の線量率の値は、今後もかわらず続くとする、
とは、嘘である。
今の線量を支配している放射性ヨウ素の
半減期は8日と短く、
日々の線量は今後も低下する。
実際、40日間でおよそ4分の1に低下している。
2) 20km圏内に人はいないので、
今までの線量は1ミリシーベルト以下。
3月12日に緊急避難し、
今も避難生活を強制させられている。
今後の線量増加もない。
3) 葛尾村や飯館村の住民は
屋内退避勧告されているため、
屋外にいる時間はほとんどない。
せいぜい1時間くらいが屋外時間だ。
文科省は、屋外時間を8時間と計算しているが、
全く現実を認識していない、トンチンカンな推定だ。
新聞も、政府のいい加減な発表を鵜呑みにして報道しないほうがよいですよ。
政府の避難対策の科学根拠を、報道機関は検証すべし!
科学評価は次に
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高田純 札幌医科大学教授
平成23年4月27日