シルクロードと科学 ある物理学者の独りごと Silk Road and Science

天山山脈の北の麓の都アルマトイに、私が初めて訪れたのは平成7年(1995年)10月でした。

長崎原爆資料館問題2

2008-12-31 09:21:16 | ”反核”運動の正体!?

 関連情報です。 

長崎原爆資料館で在長崎の中国総領事館が“南京大虐殺”の写真を展示することを要求し、長崎市長はその圧力に屈して検証もしないまま「泣き叫ぶ婦人の連行写真」を出した。(産経新聞 2000年01月19日)

長崎原爆資料館の展示 「虐殺」のヤラセ写真

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4759/130907-1.html


長崎の原爆資料館の問題

2008-12-31 07:56:08 | ”反核”運動の正体!?

 「長崎の原爆展示をただす市民の会」の事務局を務めるKY様から、12月27日、お手紙をいただきました。面識がございませんでしたので、とりあえずのご返事は差し上げました。中国の核実験災害および、中国の核武装の脅威の問題に、大いに関係しております。また、日本の既成”反核団体”の正体を知る事例かと思われますので、放射線防護情報センターとして、皆さまへ、お伝えさせていただきます。                      高田 純

放射線防護情報センター

代表 高田 純 様

突然のメールで失礼致します。

私は長崎市に事務局を置く「長崎の原爆展示をただす市民の会」の事務局を務めるKY(元は実名でした)と申します。

かねて高田様の御著書やHPを拝見しております。

当会はまだHPもブログも開設しておりませんので、メールにてお便り申し上げる次第です。

この度は、ウイグルの核災害について実証的な研究成果を御著書で発表されたことに深く敬意を表します。

実は、長崎市立長崎原爆資料館には、昭和20年8月9日の惨状だけでなく、現在の核状況を展示するコーナーがあります。

そこには、ビキニやチェルノブイリ、セミパラチンスクのことなどが取り上げられていますが、このウイグルのことは全く取り上げられていません(情報がこれまでなかったのでやむをえない面もありますが)。

すでに開館してから十三年が経過しており、私どもとして展示内容の全面的な見直しを求めていることもあって、今月19日に開かれた「長崎原爆資料館運営協議会」(長崎市長の諮問機関)で、同委員を務めるW当会事務局長が、取り寄せた東京新聞の記事を配布し、貴著「中国の核実験」を紹介して、ウイグルの核災害についての展示を追加するべきだと提案しました。

また、原爆資料館の図書館にまだ貴著がないので、早急に備えるよう求めました。

(ちなみに、貴著は長崎市立図書館にはあります。県立図書館には無いのでリクエストしていますが、三ヶ月経ってもまだ購入したという連絡がありません)

残念ながら時間的制約もあって、このときは、とりあえず意見として承る、という反応に終わりました。出席委員も原爆資料館の職員もほとんど初耳で、驚いていたというより事の重要さをまだよく認識できなかったような印象とのことでした。

運営協議会や原爆資料館との対話を通じて、当地の認識を深め、展示を実現させたいと考えております。

今後も折々に報告させていただきます。もし機会がございましたらご指導賜れれば幸いでございます。

なお、当会は、原爆資料館の新規開館に合わせて結成されて市民団体で、まだ十二年ほどの歴史しかありません。長崎市にはいくつか反核平和団体がありますが、当会は既存のそうした団体とは一線を画しております。

平成8年6月7日に中国がロプノールで核実験を実施した際、当会は同月10日に長崎市にある中国総領事館に直接抗議に出向きました(抗議文を読み上げてポストに投函しただけです)が、警備の警察官が「こうして出向いて来たのはあなた方だけだ」と驚いていました。

長崎に数多ある反核平和団体は、抗議文を中国大使館に送付して座り込むとのこと。いつも彼らが座り込む平和公園から総領事館までは歩いて十分ほどです。なぜそこから出向かないのか、被爆地でありながら、核兵器国中国への批判をためらう反核平和運動のタブーの一端に触れた思いでした。

無論、当会ではそんなことに影響されることなく、次の7月29日の核実験強行のときも抗議に出向きました(やはり当会だけでした)。

そもそも当会の結成は、原爆資料館に「南京大虐殺」などの日本の加害事実をその真偽の確認せずに展示したことから、そうした原爆を正当化する(日本が悪いことしたから原爆も仕方ない)展示を撤去させようとの思いで為されたものです。その前後、中国総領事館からの干渉が暗にありましたが、そのときはそれを無視して取り組み、真偽確認のできない展示を大幅に修正させました(撤去自体は実現していません)。

今回のことも、当地の中国タブーが働いて、展示実現が困難にぶつかる恐れがあります。しかし、それを乗り越えなくては「原爆反対、核兵器廃絶」の「ナガサキの声」の誠実さが疑われると思っております。

長文になりまして申し訳ございません。

また報告させていただきますことをお許しください。

どうぞ良いお年をお迎えください。

長崎の原爆展示をただす市民の会

事務局  


プロジェクトJ1順調に進展

2008-12-31 07:19:02 | プロジェクトJ(1)

Cntiryou  プロジェクトJ1は2008年、日本人、ウイグル人、米国人のチームの総力をあげて、前半の計画をやり遂げました。チームのみなさん、本当にご苦労様でした。その結果、終着地点が視野に入ってまいりました。

    

 私たちは、妨害をはね退け、前進しています。新春、ブログ読者のみなさんのご支援、お願いすることになります。それまで、暖かく見守っていてください。

 次は、「中国の核実験」の著者紹介のウイグル語訳です。

 著者の紹介: 

Aptor Toghrisida

高田 純:Takada Jun

Sapporo tébbiy uniwérsitétining proféssori, tebi'iy penler doktori.

Aspirantlar instituti tébbiy tetqiqat bölümide radi'atsiyidin mudapi'elinish ilmi kespi bilen shughullinidu. Tébabet fakultéti fizika ishxanisining xadimi.

Radi'atsiyidin mudapi'elinish uchur merkizini mangduruwatidu.

(http://www15. ocn. ne. jp/~jungata/)

Radi'atsiyidin mudapi'elinish dawalash tetqiqat jem'iyitining wekili.

Hirosaki uniwérsitéti tebi'iy penler fakultéti fizika kespini tamamlighan.

Xiroshima uniwérsitéti aspirantlar instituti tebi'iy penler tetqiqat bölümide yadro sinaqliri kespi boyiche magistirliqni tamamlighan. Hemde mezkur orunning doktorluq oqushidin yérim yolda chékin'gen.

Kanégafuchi ximiye sana'et merkizi tetqiqat orni, Chikago uniwérsitéti James Franck tetqiqat orni, Kyoto uniwérsitéti ximiye tetqiqat orni, Ion sana'et tetqiqat orni, Xiroshima uniwérsitéti atom radi'atsiye tébbiy tetqiqat orni, Kyoto uniwérsitéti atom qazini tejribixanisi qatarliq orunlarda xizmet qilghandin kéyin, 2004-yilidin bashlap hazir xizmet ornida ishlep kéliwatidu.

19-nöwetlik Yapon pen-téxnika qurultiyi tetqiqat alaqe komitétining ezasi.

Kanégafuchi ximiye sana'et téxnika righbetlendürüsh alahide mukapati we échilmighan pen- téxnika jem'iyiti Takagi mukapatigha érishken.

Yapon saqliqni saqlash fizika ilmi muhakime yighini, Yapon radi'atsiye tesiri ilmi muhakime yighini, Yapon radi'atsiye ximiye ilmi muhakime yighini, Yapon tébabet fizika ilmi muhakime yighinining ezasi.

"Dunyadiki Radi'atsiye Hujumigha Uchrighan Jaylar Üstide Tekshürüsh", "Tokyogha Yadro Qoral Térrori!" (Kodansha Neshriyati), "Yadro Partlitish Apetliri" (Chuokoron-shinsha Neshriyati), "Yadro Apetliri Ichidin Qayta Bash Kötürüsh", "Yadro Apitide Radi'atsiyidin Mudapi'elinish", "Yadro We Radi'atsiye Fizikisi", "Anilar Üchün Radi'atsiyidin Mudapi'elinish Bilimliri", "Tébbiy Xadimlar Üchün Radi'atsiyidin Mudapi'elinish Ilmi", "Yadro Énérgiyisi We Yer Tewresh" (Tébbiy Pen Neshriyati) qatarliq kitabliri bar.


中国の核兵器は日本各地を標的にしている!

2008-12-27 10:24:06 | 核と刀

 「「関門打狗」-自家の門内に閉じ込めて犬を叩くー中国の伝統的なやり方。最初はえびす顔で近づいて警戒心を取り除き、自分の懐にひきいれたら、ボコボコにしていうことを聞かす」・・・・中国はチベットからパンダを盗んだ・有本香著より

 日中国交回復後、中国は巨額な日本マネーをODAの形で取り込み、核兵器を開発した。それが、今、日本各地を標的に配備されている事実を知る日本人は少ない。日本最大の脅威がパンダのカーテンに隠されてきた。今こそ、中国共産党の真の姿を正視するときである。

  「核と刀」と小生が表現した、日本を取り巻く危険な事態。北朝鮮の核の闇市は核兵器テロに直結するので危険ではあるが、今最大の脅威は中国の核兵器であることを、日本人は知らなくてはならない。北朝鮮拉致問題が進展しないのも、6者協議の議長国による後ろ盾にあると見ている。

核と刀の図式は次にあります。

http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/DosuruNippon1.html


中国はチベットからパンダを盗んだ

2008-12-26 23:32:06 | 読書

 みなさん、年の瀬どうお過ごしですか? 小生は、本業である医科大学での教授としての職務の他、核事象の調査研究である中越沖地震、四川地震、中国の核実験災害にかかわる学会・社会活動に多忙な一年でした。

 仕事納めの本日は、プロジェクトJ1の山であった最後の原稿を出版社ヘ送り、肩の荷を降ろすことが出来ました。ホットしたところです。来年は、また色々あるわけですが、まず休息します。

  アマゾンから今日同時に届いた、竹内まりあのExpressionsを聴きながら、今年9月に刊行された有本香さんの「中国はチベットからパンダを盗んだ」(講談社)を読み始めています。

「チベットの問題に関する限り、中国側のいかなる言い訳もまともに取り合う必要がないと思っている。昔も今も、非は百パーセント中国共産党にある」と始まる本書の著者は、元旅行雑誌編集長で、現在、執筆活動を続けながら企画会社を設立した元気ある女性ライターです。

  四川地震以来、私自身が、1) 中国の核兵器開発拠点の災害問題とチベット問題を結びつけて考えていることと、2) ソ連が鉄のカーテンに対し、中国共産党はパンダのカーテンと思っていたので、有本さんの新刊に興味を持ったのでした。

 札幌は、本日は吹雪ました。近くの温泉にも行って、冬休み充電します。 みなさん、良いお年をお迎えください。

中国はチベットからパンダを盗んだ (講談社プラスアルファ新書)