シルクロードと科学 ある物理学者の独りごと Silk Road and Science

天山山脈の北の麓の都アルマトイに、私が初めて訪れたのは平成7年(1995年)10月でした。

09.3.14  フリーチベット関西のデモへのメッセージ

2009-03-14 03:08:39 | シルクロードの民族と核実験災害

 3月14日、フリーチベット関西のみなさんが、チベットでの人権問題を訴える集会・デモを行う知らせを事前に戴きました。以下は、高田純が、その集会へ送信しましたメッセージです。

関西のみなさん、フリーチベット、フリーシルクロード、ご苦労様です。札幌から声の参加をします、高田純です。おつるさんに、メッセージを託しました。中国共産党によってチベットが蹂躙されて半世紀が経過しましたが、一向に、人権・人道問題が改善されていません。

そればかりか、北京五輪以後、中国政府による恐怖政治が強まっているように聞こえてまいります。アジアの自由と民主主義のリーダー国として、日本の私たちは、この事態を見過ごすわけにはいきません。みなさん、そうではありませんか!人権と人道に国境はありません。

みなさん、中国政府は、シルクロード楼蘭遺跡の近くで、メガトン級の大型核実験を強行し、148万人以上が死傷すると考えられる史上最大の核災害を引き起こしています。その政府は、その事実を隠蔽するばかりか、21世紀の今もがんなどの多数の健康被害者を救済することなく放置しているのです。

中国による核兵器関連災害では、ウイグル人の暮らす東トルキスタンが最大の被害を受けていますが、チベットもその被害を受けています。しかも、チベットには、核兵器製造工場があり、その公害、環境汚染の恐れがあります。私高田の旧ソ連の調査から、チベットでも中国の安全および人命を無視した核兵器開発があったと想像しています。その証拠のひとつが、昨年の四川大地震での、核施設崩壊後の中国政府の隠蔽処理です。

みなさん、日本は最初に核災害を受けましたが、“唯一の被爆国”ではありません。今、シルクロードに生じた大規模核災害に対して、人道の心で、日本が役割を果すことが求められています。その実行のため、今月、日本シルクロード科学倶楽部が発足します。関西の皆さん、是非、この倶楽部に参加いただき、この取り組みにご参加ください。来週、倶楽部の詳細が告知されます。

関西のみなさん、よろしくお願いいたします。ダライ・ラマ法王が日本の役割を期待しています。カーネル・サンダースの呪いも解けました! 一緒に取り組みましょう。ありがとうございました!!!

たかだ じゅん J博士