ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

読書するサルの備忘メモ 07’02~04

2007-05-15 19:02:29 | Books
2月
五十嵐貴久「FAKE」幻冬舎
伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」新潮社
佐藤多佳子「一瞬の風になれ 第一部~第三部」講談社
ロイス・マクスター・ビジョルド「チャリオンの影 上、下」創元推理文庫
北方謙三「水滸伝(五)」集英社文庫
あさのあつこ「NO.6(2)」講談社文庫
芦原すなお「ミミズクとオリーブ」創元推理文庫(再読)
芦原すなお「嫁洗い池」創元推理文庫(再読)
芦原すなお「わが身世にふる、じじわかし」創元推理文庫

3月
松尾由美「九月の恋と出会うまで」新潮社
アン・アギューラ「わたしが殺された理由」ハヤカワ文庫
北方謙三「水滸伝(六)」集英社文庫
ディビッド・ウェーバー「反逆者の月」ハヤカワ文庫
井上祐美子「臨安水滸伝」文春文庫(再)
シャンナ・スウェンドソン「ニューヨークの魔法使い」創元推理文庫(再)
シャンナ・スウェンドソン「赤い靴の誘惑」創元推理文庫

4月
上橋菜穂子「精霊の守り人」新潮文庫
志水辰夫「青に候」新潮社
畠中恵「まんまこと」文藝春秋
高野和明「幽霊人命救助隊」文春文庫
アリス・キンバリー「幽霊探偵の五セント硬貨」ランダムハウス講談社
五十嵐貴久「TVJ」文藝春秋
北方謙三「水滸伝(七)」集英社文庫
ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック「銀河おさわがせ執事」ハヤカワ文庫


今月……っていうか3カ月分のひと言

一部では死亡説も流れてるとか流れてないとか、
ということで本当に久しぶりの読書サル。
全体に少のうございます。バカみたいに働いてたらしいです。
やなことは忘れちゃうので、ま、詳しくは覚えてませんが。

佐藤多佳子の青春小説は、かなり完成度高し。
授業シーンがほぼ皆無という、部活に身も心も捧げまくった主人公の
ある意味潔い小説でした(笑)。

シャンナ・スウェンドソンの“魔法株式会社”シリーズは
こっそりかなり楽しみにしてるシリーズ。
新刊を買って、もったいないから既刊を再読するくらいなので。
ファンタジーと企業小説(ソフトめ)という組み合わせがやけにツボ。
ついでに芦原すなおのシリーズも再読。

ロイス・マクスター・ビジョルドのは、新シリーズ。
既刊単発の「スピリット・リング」とは別の、ファンタジー。
創元社の超スローペースな発刊に合わせ、こちらも再読しそうな勢い。
外国の女性作家でSFを書く人って、なんでこんなにちゃんとドライなんだろ。
そこらへんがとても心地よいのですよ。
ちなみに、主人公は全編を通して“体調悪い”んです(笑)。
そういう意味でも、画期的な作品。

上橋菜穂子は、どしどし続刊を文庫化してほしいのだけど
新潮文庫め、出し惜しみか?

志水辰夫の“初時代物”は、残念ながらイマイチ。
彼の書く主人公のそっけなさは、イメージ的に時代物にマッチしてそうだけど
だからこそ逆に埋もれちゃったかなぁ。

松尾由美、畠中恵、五十嵐貴久、伊坂幸太郎などの
いつもの「新刊出たら追いかけます」な作家さんたちは、
ま、いいの、読めて幸せ。

今月はとある新刊書の制作に着手するので、きちんと本を読む所存。
使う単語、言い回し、リズム。
頭の中が日本語になってないと、選択肢が狭まっちゃうからね。

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1 コメント

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相変わらず (hibana)
2007-05-15 21:25:29
うっすらかぶってる読み本だけど
アン・アギューラはお好み?
あたしゃ好きだったわ。