旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

「夫ッと連句会」2023年を終えて

2023-12-17 11:46:51 | 連句でコミュ力 UP
「夫ッと連句会」
 昨年より始めました連句会、名前の通りオットット、始めたばかりのオットット、
おぼつかない夫ばかりの連句会。
先ずは、縛りの少ない十二調から始めました。5回程度終わり、前回初めて歌仙に挑戦しました。
半歌仙は短くて良いと言われたが、内容が詰まりすぎて窮屈だと判断しまして、実力を顧みず歌仙に。

難しい事は抜きでインターネットから取り込んだマニュアルに沿って。
芸術性・・・・とんでもない。及びもつかぬこと。望めど届かぬ夢の夢。
面白さを追求して。
次回三人が合う時には、分からない付けを追及するというスケジュールで。ま、その折が楽しみです。

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-----------歌仙「古人と」の巻---------------

発句) 海霧や古人と時しばし      二神  三秋  
脇    鰡跳んでをり潮入りの波止   白石  三秋
第三  巨匠描く秋海棠似の友が来て   山路  初秋
四    ガーデニングを孫と写真に   二神   雑
五   時々は白樫爆ぜて暖炉の火    白石  三冬
六    柚子湯に浸かり洗う心根    山路  仲冬

一   明日からは北アルプスの過疎路線 二神   雑
二    名刹行けば弥勒微笑む     白石   雑
三   あの渡し乗れば待ち人有りの街  山路 恋 雑
四    主にもらった半襟付ける    二神 恋 雑
五   手水舎の柄杓に手と手重なりて  白石 恋 雑
六    四国の高嶺キリリと蒼く    山路   雑
七   月見ればヘアドネーション首寒し 二神 月 三冬
八    子の帰り待つ重ね着の母    白石   三冬
九   五億年経ってひょっこり尋ね人  山路   雑
十    名乗り上げたる破傷風菌    二神   雑
十一  うつし世にひかり一灯初桜    白石 花 仲春
十二   麗月眺め明日を語りぬ     山路 月 仲春
名残表
一   吠えた夜の春暁皆に値千金    二神   三春
二    パーティ券の純利がっぽり   白石   雑
三   ニコライの鐘を聞きつつ下る坂  山路   雑
四    梅雨に昔の傷が疼くよ     二神   仲夏
五   ストローの一方に紅ソーダ水   白石   夏恋
六    山椒魚の募りし想い      山路   雑恋
七   お別れのこの盃を受けてくれ   二神   雑恋
八     地球沸騰なんぞ言はれて    白石   雑
九    愛すべき道後レビューは今昔   山路   雑
十    水族館は夢のまた夢      二神   雑
十一  良寛と子等の心根秋の月     白石 月 三秋
十二   清しき朝に桐一葉落つ     山路   三秋
名残裏
一   松茸の焼いた香りに心急く    二神   晩秋
二    旅人ならば美酒も忘れず    山路   雑
三   少子化に長子跡取る由もなし   白石   雑
四    舫を解いて東風吹くを待つ   二神   三春
五   見下ろせば堀にたゆとう花筏   山路 花 晩春
挙句   風うららかに山のたをやか   白石   三春


2023.0915~1217 文韻



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