旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

写真フィルムの整理 _1 五〇年前の京都

2022-05-31 20:11:47 | 
コロナのせいか、この数年旅に出ていない。
写真を見ながら昔の旅をしようと思いました。
京都と言えば嵐山 先ずは渡月橋

現役だった二条駅


お仕事で丹後を回っていました。
由良川から宮津へ向けての海岸

ご存じ伊根町、10年くらい後に寅さんの映画で

丹後半島 経ケ岬 の灯台

丹後半島、丹後松島辺りだがもう何処だったのか覚えていない。
 


間人(たいざ)始めは読めなかった。網野・こじまりとした良い町でした。
峰山・弥栄・加悦など懐かしい。

京都市右京区の高尾から周山街道~京北町・美山町(旧の地名)を通り和知に出る道路を月2回まわった。
 

ご存じ 北山杉



楽しく連句 第二回 歌仙「祭笛」 20220702~

2022-05-31 13:23:08 | 連句でコミュ力 UP
7月2日から新しい歌仙「祭笛」を始めました。


発句 単調を心得て吹く祭笛  8マンKen  三夏

脇   縣葵つけ牛曳く童  ドスン美穂  初夏
    //残念ながら雅なる葵祭は映像で見るばかりです。
三  顔のぞき目覚ましそっと二個置いて 段々
    //祭り疲れで寝過ごさないようにと親は心配と安心
四   所長昇進照れる挨拶  miido
     //やっと所長になれた! 挨拶が初心な 
五  月明かり自社物件のマイホーム JO
     //マイホームは自社売出しの物件。どこまでも会社人間。
六   紅葉かつ散る裏の杣山 敦煌 
     //あ~あ、静かでいいけど駅まで遠いなぁ。
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ウラ一 同級の栞の人に書く夜長 チリ
    //秋の夜長借りたままの本を思い出して。
 二  男女トリオの続く友情  ドスン
     //友人であり兄弟のようであり師である仲間
 三 裏道を遠回りして隠れ宿 段々
     //気付かれないように友情を裏切る後ろめたさに苛まれながら
 四  せせらぎ甘き閨のひととき Miido
     //裏道を通りゆく宿はこんなものでしょうか
 五 壁壁に描かれているブッダアイ  Jo
     //目を覚ますとネパールだ。見張られている?。
 六  酔へば夢見る凍月の原 敦煌
    //捕虜生活の中で、冷たい雪原の月は生きるよすがだった
 七 いろり端津軽じょんがら瞽女の歌 チリ
    //雪の中肩を寄せ合い三味抱いて泊まり宿では一夜の語り
 八  喜怒哀楽に翻弄されて
     //色々辛いこともあったが過ぎてみれば夢幻の・・・・
 九 何時からか受話器はづれて揺れ続け   ドスン
     //世の急な変化に 隅にやられたアナログ器
 十  掃除ロボットただ黙々と 段々
     //誰もいない部屋で掃除ロボットだけが黙々と時を刻んでいる。
 11 花万朶インスタ映えの犬連れて Miido
     //掃除はロボットに任せ愛犬の写真撮りに 
 12  レジ袋には四月大根  Jo
     //散歩の途中、ついスーパーに寄った。
----------名残の折り---------------

ナオ一 囀りの声が吹き抜くフィットネス
     //晩ご飯の買い物済ませ、近くのクラブで軽く運動
 二  嗽(うがい)ついでに発声練習 8マン
     //なにごとにも 合理的な考え方のお人です
 三 残酷な物語読むやうな世に  ドスン
     //負の連鎖に もう押しつぶされそう!
 四  太平の夜は転寝の息  段々
     //よき時代を生きた私たちの世代、でも長い歴史の中でみれば
 五 蛍籠恋のシナリオ知り尽くし Miido     
     //ほたるといえば恋めく  
 六  あのときだけは超熱帯夜  Jo
     //マンネリなれど、でもあのときだけは超熱帯夜。
 七 病の子残しディズニーリゾートへ 敦煌
     //本当にうっかりしていました。まさかこんなことになるなんて…
 八  座敷童は七つなる前
     //本気の子殺し・間引き「遠野物語」より
 九 なんにでも嵌(はま)るタイプでYOUTUBE
     //選挙速報とか安倍さんの闇とか忙しい
 十  押せば瞬時に株の売買  ドスン
     //手元不如意な身には時に薄情な響きをだす
 11 清水の舞台に立ちて月を待つ
     //仮想通貨の一点張りで人生掛けた大勝負
 12  木の実ほろほろ落ちて弾んで Miido
     //清水の舞台?木の実は遊ぶ! 
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ナウ一 この先に熊棚あると誘う人  Jo
     //行ってみよう、と誘われて、深い山に入った。
 二  迷彩服のポケットにチョコ 敦煌
     //まぁ当分は生き延びられるかな~
 三 プラゴミをリアス海岸清掃日 チリ
     //崖の狭い入り江にはプラゴミがボランティアの景。
 四  八つ当たりとも矢鱈(やたら)蹴る癖 8マン
     //諸悪が真面目なふりして罷り通るのみ腹立たしい
 五 まったりとほろ酔い肩に花の雨 Arata  
     //腹立たしさを押さえてのんびりと~
挙句 心にしみる鐘のおぼろに Miido
     //殊に雨の日の鐘の音 しみますね









楽しく連句 第一回 歌仙「卵焼き」~20220628完了

2022-05-31 12:09:55 | 連句でコミュ力 UP

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歌仙 表六句

1 母の日や厚焼き玉子の塩加減     Arata

2  父は鰹とお酒の準備        チリ
 作者//発句の続きで良いとか、発句そのままの風景の続きとして。

3 ログハウス海見晴るかす高台に    敦煌
 作者//老夫婦の終末過ごす小屋はこんなところかな、というイメージで。

4 ヘラと刷毛とが風に乾ける     miido
 作者//ログハウスは 考古学者の住処とかんがえました

5 月天心一万歩まであと五百     後鳥羽
 作者//煌々と輝く月の下でウオーキングをしています。もう少しで1万歩。

6 ネクタイの紺色なき風に  段々
 作者//ログハウスで絵を描いて休日を楽しみジョギングをして平凡な日常に帰って行く朝をイメージしました。

------初折りの裏 十二句 ----
ウラ一 秋小寒訥々語る老和尚 ドスン
作者//町内会で北条の善応寺を訪れ 小さき鍍金仏像を拝みました。
  皇太子だった頃の天皇が お忍びでおいでになられたそう・・・
  晩秋のひと日更けて 老和尚ぼつぼつと~   ドスン
   
 二  電話ソワソワ首長くして Arata
 作者//和尚様の長いお話を聞きながら彼からの誘いを待ってる様子。

 三 忍び会い運良く山の靄も出て チリ
 作者//法話が良かったか願いが叶い人目を避けられお寺の山で逢瀬が叶う。

 四  愛貫くに国境はなし 敦煌  
 作者//恋人は日本人ではなかったのですね。親の意向を無視しての熱い恋。
  
 五 どうかして!キスを邪魔する高き鼻 miido 
 作者//こんなこともあろうかと

 六  お料理よりも多いお薬 Jo
 作者//夫婦仲良く歳を重ねたけれど、並ぶ料理よりも、お薬の数が多い。

 七 弘法の影追いかけて冬の月 段々
 作者//色即是空 空即是色 何も考えず歩いてみたい

 八  煤逃げ輩世を憂ひても  ドスン
 作者//何事もゆるりと生きる輩です

 八  煤逃げ輩世を憂ひても  ドスン 
 作者//何事もゆるりと生きる輩です

 九 断捨離にしつけ糸ある江戸小紋 Arata
 作者//処分する着物の中にはしつけ糸の付いたままの物が・・・

 十  心の闇よ「ノットトゥービー」 チリ
 作者//ハムレット的、二項対立・・・俺たち数人哲学者?

ウラ11 付喪神やどり艶めく花大樹 敦煌
 作者//ハムレットのパパだって現れるのですからねぇ

 12  仔猫の親はお家か野良か miido
 作者//生まれたところで一生の運命がきまるとか   
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名残の表
ナオ一 テレビにはロシアの戦車干鱈割く Jo
 作者//親で猫の運命は決定され人もまた、テレビ観ながら憤って干鱈を割きました。 

 二  巨大迷路の出口見えずに 段々
 作者//迷路の中に入り込んでで右往左往しています。  

 三 万博に備へロボット進化中  ドスン
 作者//世界情勢暗く せめて2025年の万博に夢や希望を託し

 四 ネジ一本にも職人の技
 作者//物作りには下町工場の技術があってこそかと。

 五 大村が「とことんやれ」と蓮の池 チリ
 作者//大村益次郎が「宮さん宮さん」と上野で戦争、不忍池は蓮の花が咲いていた。

 六  ふいと途絶える簀戸越しの琵琶   敦煌
 作者//明治の元勲たちは恋もなかなかなようで…

 七 後朝の寝顔気だるく化粧剥げ   Miido
 作者//なんとも・・・

 八  情を通じて機密漏洩    JO
 作者//身も心もメロメロにさせたのは、実は外交機密文書を盗みださせる目的であった。

 九 場末のバー探偵気取りギムレット  段々
 作者//名探偵フィリツプ・マーローのごひいきカクテルを飲みながら

 十  終電逃し夜は白みゆき  ドスン
 作者//明けて明るくなれば 自分自身を少し残して去って行く
 
 11 明けの月鼻歌連れて夫帰宅 Arata
 作者//取引先との交渉も、気がつけば明けの月が、でも嬉しい結果に~

 12  旅のプランはホットレモンで チリ
 作者//久しぶりに何処かへ行こうかと
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名残の裏
 ナウ一 高々と斧ふり上げていぼむしり 敦煌
 作者//裏山ではカマキリが・・・

  二  三千院の本堂の寂    miido
 作者//座禅でもしてみればいいかと

  三 連合のトップにどうかとの打診  JO
 作者//打診を受け、座禅・写経・精進料理をいただいてお受けすることに。

  四  団欒の部屋春の燭照る 段々
 作者//この物価高、庶民の暮らしを守ってください

  五 花便り若人未来に夢ひろげ ドスン
  作者//花便り若人豊かな夢も記されて・・・ 

 挙句  弾む靴音初虹かかり Arata
  作者//さあ夢に向かって出発です。



楽しく連句 新しい試み とりあえず始めて見ました。

2022-05-30 20:59:53 | 連句でコミュ力 UP
今回のインターネット(メールとブログ)連句「楽しい連句」について。
思い立った訳
 過ぎし日の何でもあり?の連句が楽しくて忘れられない。

連句に参加されても止めていく人が多かった。主な訳は
 ●付句の何が良くて何処が悪いか分からない。
 ●都度都度のダメ出しが多いとやる気がそがれる。

 参加して楽しい会のあり方として、考えたこと。
参加できる、認めてもらえる。(マズローの欲望の理論?)
自分らしさの表現が出来る。
1.作品応募しない。善意で芸術性を求める余り初心者の楽しさを削いでいないか。
2.匿名の採用

 今回実施した「楽しい連句会」の試行について。
私のしがない司会と捌きは、
 連句の決まり(式目)を熟知していない。狭い世界で生きてきた、知識は浅いし判断基準も疑問 
 ∴(従って)人様の作られた句を成否判断するなど恐れ多い。

以上の理由で作られた付句はそのまま採用。
付句の発想プロセスを書いてもらう。(初心者の為と作者自身の試行のまとめとして)
完了の後に反省会。矢張り勉強をして上手い作り手を目指しましょう。

 終わった後、楽しかったとか面白かったとの反響と付句の作り方のヒントになったなどのレスがありました。嬉しかった良かったと思っています。
気持ちは直すところは改善して続けても良いかなと思っています。

次回の例会で反省会です。ベテランが何処を見ているか独りよがりにならないために。反省点が何処にあるかは、このベージに掲載します。


 連句をご存じの方は以下の説明は飛ばして下さい。
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最初の句に対して、その情景から次の句を想像する文芸です。前の句とは関連があるが、しかも全く違う内容の句がよいのです。
何人かで、長句(七文字)と短句(五文字)を交互に繰り返します。この問答風の文芸は、いくつかの約束事(式目)ができました。
楽しみは連想によって思いもかけない別世界が繰り広げられることです。

大切なところ
句は二句一組として考えます前句+作成する句で世界を作り、次の方は前の方が作られた(前前句+前句)で作られた世界とは全く違った世界を、前句を足がかりに作成します。前々句は「打越」といい。前の前の句と似たような句は、想像の世界が逆戻りしてしまうので、避けます。
付けるときは前の句の景を一歩進め、付き過ぎず、離れ過ぎずといったところを連想してゆきます。

ある句が次に付けた句によって展開する様子が面白いと思います。
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越前大野市(福井県)と摩訶不思議の勝山城 奥越の旅

2022-05-24 10:59:33 | 
越前 大野市

 武家屋敷内山家と田村家の座敷飾り



田村家では小さな風車が沢山飾られていました。蔵が他の地方では見られない形式なのでパチリ


典型的な町屋、・平入り・屋根勾配・鎧張りの壁(雨・雪が多い)・特徴的な袖壁(火事が多いのか?)軒が深い。


大野城
 コンクリート造と聞いたので行くのを止めた。熊本城も石垣を見ておしまい。名古屋城は遠くから金シャチを見て終わり。矢張り昔を偲ぶ建築でなくては城の名が廃る。


写真は町のお店で売っていた絵はがき。
鼻で吹く笛とか篠笛、焼き物・布の小物など地域の人の作られて物を売っていました。


勝山城
 ほんま物の城跡は別の処にあるとか。タクシー会社の社長が立てたとか。何とも・・・、大阪城や姫路城のパクりのようなデザイン。石垣のデカいレリーフ(何?)。
中は、武具の展示と何故か中国の品々。


 展望台から見た周りの水田の様子、5月14日田植えは終わっていた。近くの大きな建物には大きな仏像があるとか(行っていません)。


越美北線(九頭竜湖線)に乗ろうと思ったが便が激減していました。そこで車で近辺を回ってもらいました。次回はやはり古代生物かな。




水戸天狗党の乱 跡を訪ねて

2022-05-19 20:30:06 | 
  茨城県水戸市 福井県南越前町今庄  福井県敦賀市
 天狗党の乱は1864年に水戸藩の尊王攘夷派武田耕雲斎を指導者として筑波山で挙兵した事によって起こされた乱。

水戸にある墓など
 回天館


 墓


 敦賀から移築された鯡倉



天狗党は挙兵後京都に向かうが追討軍に追われて下野・上野・信濃・美濃を通り、鯖江藩の大野から南越前町の今庄に至る。
    天狗党の行程地図(パンフレットからのコピー)


 旧京藤甚五郎屋敷(今庄 )




藤田小四郎(水戸天狗党の首領格)の書があった。 
 加賀藩永原甚七郎の書いた資料が展示されている。


今庄を出て木ノ芽峠を越えて越前新保至り慶喜に降伏、鰊倉の中に大人数が監禁され幹部達以外の者には手枷足枷をはめ、一日握飯一つと湯水一杯のみ。処罰は彦根藩により首謀者など352人が斬罪


福井県敦賀市の美しい気比の松原にある墓・鯡倉など
 耕雲斎の像




将軍慶喜
 天狗党の面々が尊皇の城主様と頼りにしていたが天狗党追悼軍の総大将になった。頼りにされていたにもかかわらず自分の国の者達に対する過酷な処罰に何もしなかった。
その後、鳥羽伏見の戦いでは負けた後部下をほったらかしてお船で江戸に逃げ帰った。
 いやはや


彦根のお侍
 桜田門外の変で城主を殺された恨みは、お命を守れなかった関係者やその家族にまで及んだとか。城主殺害の恨みを天狗党の者に向かい352人を殺した。
時は流れ薩長軍が東海道を東上するとき、古より関ヶ原などその地理的要に位置する彦根藩はご存じ赤備えで薩長軍に向かったと思いきや「キャイ~ン」と後に付いていったとか。
 手出しが出来ない者にはめっぽう強いお侍さん達。


骨のあるお侍さん達
 加賀藩の監軍、永原甚七郎は投降した天狗党員を「武士には武士の法がある」と勤王の志を持つ者として厚遇したが幕府の過酷な処遇の命に逆らい引き上げた。
 切り手を命令された越前藩は「我が藩には捕縛された者を切る武士はいない」と引き上げたとか。


天狗党降伏後、水戸藩では市川三左衛門ら諸生党が天狗党の家族らをことごとく処刑した。
維新後、武田耕雲斎の孫金次郎は水戸の諸生党の生き残りを皆殺しにした。
 「そして誰も居なくなった」



加賀橋立 北前船主屋敷そして港

2022-05-18 10:23:19 | 
江戸期から明治期にかけて北前船の船主が居住した集落(伝統的建造物群保存地区)
家屋はこの地方独特の軒の深い屋根は切妻の妻入りで鎧張りの板塀・赤い瓦は若狭の小浜産だとか基礎や敷石に福井で産する笏谷石が使われている。
 笏谷石(しゃくだにいし)は金沢兼六園の有名な灯籠や北海道の鯡御殿にも使われている。北前船の重しとして運ばれた。とか。

港は帆船の風待ち港と呼ばれている様に入り江の小さい港。


近くの高台 加佐岬辺りが通常日和山と呼ばれる天気を見る処だろうか。


船主屋敷





屋内は数多くの部屋に分かれていて立派な木材が使われている。夏用と冬用の仏壇があり船主が帰っている冬用の方が立派。





窓から外を見ると赤い瓦


蔵の中には、航海の無事を祈った絵馬などが飾られている。



各種の北前船の模型が置かれている。


明治以降だろうスクーナ型(洋船)も見られるこの形式なら一本柱の和船より操船が楽だったろう。

 明治の終わり頃、鉄道との競争でスピードが求められた。
いよいよ、北前船の終焉

何と、我等が故郷三津浜の引き札が展示されていた。



今庄宿 北国街道の宿場 

2022-05-17 15:06:15 | 
南越前町今庄宿伝統的建造物群保存地区  霧のような小雨。

 ここのお祭りでは三度笠を使っている。珍しい。

この街道を、蓮如・芭蕉・武田耕雲斎らが通った。

今庄と敦賀を結ぶ線には山が重なり勾配があったため、鉄道近代化遺産のトンネルやステッチバック跡がある。(この旅はJRだったので残念)
長い長い貨物列車が通り過ぎました。

この駅が盛んだった頃の水タンク



駅には当時の駅の様子をジオラマで表現したところがあった。


雪国ですねえ除雪車がありました。


昔この駅が盛んだった頃を伺わせる広い操車場


民家の特徴、豪雪地帯で火事が多いのか防火用の袖壁が大きい、間口に税金が掛かったとかで平入りの町並みで妻側から眺めると将棋の駒を平たくしたように見える。大きなお家は家の横に門構えがある。




大きな「うだつ」のある京藤甚五郎家屋敷には水戸天狗党の資料がある。


同天狗党による柱の刀傷



 大きな単車で来ていたおいさんと天狗党の説明をして頂いたおいさんと単車の事で三人が盛り上がった。

 町に着くなり、おばちゃんに「何処から来たの?昔の駅は大きかった、今は何にもないよ。」と言われました。いやいや、見所は沢山ありました。
8月の水害、皆さんご無事だったのか心配。

 山迫るツツジ小さな雨上がり

 敦賀に向かう「木ノ芽峠」や「愛発関」では郷土の雄の土居や得能の物語が偲ばれる。



「ハニー句会」 2022年五月例会

2022-05-07 14:10:50 | お仲間たちと
立夏となりいきなり暑くなってきました。庭のレモンも花を付けました。良い匂いがします。
お仲間の、吉川さんが愛媛新聞に掲載されました。スマホで撮った写真に自慢の句を入れた物だとか、来月の月例会の折に展示会を拝見したいと思います。


六月二四日に投稿しました句が掲載されました。




上甲彰
定時退社麦の秋風の帰宅
卯の花腐し(うのはなくたし)医者の指白し
東北新幹線度々花見

八木健
子どもの日以外は全部おとなの日
愛鳥週間好物は焼鳥で
失職の花守桜蕊(しべ)を掃く

長井知則
薫風に逆らい孫の初ヒット
矢車の花の青さと幼きと
面河渓雲無き空と余花と川

玉乃井永
腹すぼめ腹囲測定薄暑かな
新緑のシャワー眩しきカフェテラス
結願寺ポンと背を押す若葉風

二神重則
短夜に覚めて雨音歯のうずき
鴨去って池にハウスの小雨かな
クイナ鳴く画面は今日も戦の場

新井文子
鍔(つば)広し女優のように夏帽子
外出の願い叶わず花は葉に
夕べ散る花に浸りて一人酒

吉川正紀子
垂れ下がりたがる乳房と藤の花
居酒屋のダントツ人気初鰹
紫陽花も喉が渇くとふて腐る

6月4日の新聞に掲載されました。


「室」と言う字 そして湊

2022-05-05 20:59:28 | 
二十五年前、全国の二神さんに集まってもらうよう二神系譜研究会を設立しました。
その後、網野さんの「文書返却の旅」の書かれていた神奈川大学の二神島調査もあり、恵まれた系譜に産まれたものだと思っています。

 本家の系図を見せてもらうと、中臣鎌足から始まり「嘘だろ」と思いながら、よく眺めてみると女性のところに名前は無くて「室」どこどこに嫁に行ったとか書かれていました。
「室」は訓読みで「つま」「へや」だとかなるほど。

福山市の鞆の浦に行きました折、大伴家持の万葉集にある歌碑がありました。「吾妹子が見し鞆の浦のむろの木は常世にあれど見し人ぞなき」とありした。今は無き妻を想う歌です。
 
福山市鞆の浦、歌碑

 ビャクシンが室の木と呼ばれていて海辺に多いとか。
 二神島には城のあった小山にビャクシン自生地があります。

二神島城山

地名で室は、根室に室蘭・真室川(音頭で有名)・室戸・・まだある

 室津と言う地名
 松山から神戸三宮行きの高速バスに乗り淡路の西側を通っているときに「室津」という表示が見えます。確か、兵庫県の竜野の辺りにも同じ地名があったと思い調べてみると「室津」有るわあるわ。我等がご先祖の豊田氏の本拠地の下関市に豊浦町にも、そしてあの高知県の室戸にも。

室津(兵庫県)思っていた以上に小さい。入り江の表現が適切かも。

 

鞆の浦(福山市)と御手洗港(広島県呉市(大崎下島))帆船の時代の港 

津は港町の名前によくあります。鉄道も車のない時代は船でものを運んでいてその集積地なのだろう。
 室の木が植わっている津?
 山に囲まれた小さな入り江。

奈良県の山奥にも?、三重の津市と大阪の間の真ん中辺りにも室津の地名が見える。他の処が海辺や川の近くだのに
なぜ?、是非行って見なければと思ったりします。

 この地名のあるところ帆船(北前船)の時代の湊町でと思いました。鞆の浦・御手洗・上関・下関・浜田・鳥取・温泉津・宮津・小浜・三国・橋立・黒島・深浦・小木・出雲崎・など当時の船は小さくて今のように喫水が深くなくて良い、風をよけるための小さい港という感じ。本を読むと小さな袋のような港と書いていました。
 「おふくろ」かなるほど

まだまだ行きたいところ見たい処と興味津々。



愛媛県連句の「俵口」に参加しました。

2022-05-05 18:43:07 | お仲間たちと
愛媛県連句の「俵口」に参加しました。
 コロナでここ何回かの例会も中止となり、久しぶりの大会でした。
数年前の会に出ました折は参加者もそこそこ居られた記憶があります。

 午前中は庚申庵の保存と展示管理を行っている団体の代表者による講演会で、江戸期の俳諧で有名な「栗田樗堂」のお話でした。
栗田樗堂と言えば、北前船寄港地・大崎下島の御手洗港の山の遊女の墓の傍にある碑に彼女たちを哀れみ詠んだか「三弦に我を泣かせよ秋の風」の句が印象に残っています。

 午後からは、連句の半歌仙を作りました。ベテランはサラッ~と句を出されます。引き出しにはなんぼでも入っているようです。
群馬県の人と神奈川県の人とご一緒できました。
当日のFaceBookです。書いているように今でも「修行」です。


連句は皆さんと座を囲み色々お話しできる楽しみがあります。
全国を回っていた俳諧を生業としている人と、俳諧を楽しんだ人達気持ちはよく分かります、近世俳諧が流行したのも頷けます。
が、難しい。初心者でも敷居の低い、楽しい会にするにはと考えてしまいます。

 二日後の新聞記事です。