旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

久しぶりに大学のスチューデント体験

2023-07-30 20:40:47 | 日記
60歳代の放送大学以来久しぶりに大学でのスチューデント体験をしました。
昨年は松山大学のコミュニティーカレッジという哲学の講義でした。
色々と難しいことを考える人が居るのだと思った。

 今年は、ドイツ民話の世界「ハーメルンのねずみ取り」
ドイツの中世と人々生活から年の成り立ちなど、大変興味深い内容でした。
遍歴する芸能民の被差別民としての事。日本と同じだと思いながら聞いていました。
民話と伝説の違いなど、遠野物語と遠野拾遺集との違いなど興味深かった。

 社会学も
講義の一つに薬害エイズがあった。当時悪魔のように言われた血液学の教授がいた。
マスコミが騒いだ内容と実際の姿の異なったこと。目を擦りながら聞いた。
松本サリン事件の薬局のおいさんがサリンを合成したとかで犯人扱いして大騒ぎになったのとよく似ている。

この秋も松山大学の案内が来た、さて刺激的な時間を過ごしてみたいと思っている。



ビッグモーター事件で思うこと。

2023-07-27 12:17:17 | 日記
 もう50年も前に勤めていた会社の出来事、殆どの関係者がこの世を去り思い起こす事も無くなった。
全国組織の会社で、多くの県ごとに営業所があった。その会社はノルマ達成に厳しいところだった。
何時の頃からか、月末になると数字(売り上げ実績)が足らないとプレッシャーがキツくなった。

 営業の人間の多くはそのプレッシャーを免れるために月末の日に空売りの伝票を書いた。
当然、月間売り上げ推移グラフは月の半分くらいまで数字が上がらず月末数日で計画達成になる。
心では、本社の営業を統括する人がその売り上げの推移を見て異常だと感じて欲しいと思っていた。

 ある時本社から上司に対するアンケートが来た。この異常事態のことを書いて転勤願いを出した。
ところが何と、上司がそれを見て握りつぶした。会社も同僚も信じられなくなった。
会社はこの事態を是正するチャンスはあった。

 その後増々事態は深刻になり、値引き電票の保留や卸への組織ぐるみの横流しに発展した。
何故か上司が辞める事になる、同時に私の他の県への転勤が決まった。

転勤先の上司に、君の前任地の年間の売り上げが殆ど無いがどうしてかと聞かれた。
確かめるすべはないが転勤して行く人間の営業実績を操作し一部精算したのだろう。
会社の偉いさん達は、この事態を薄々知っていたのだろう。

 粉飾は何処にでも起こる。だが問題意識を持ってデータを見ていれば分かる。分かる人間が居ればの話だが。



「夫っと連句会」いままでとこれから 2023.7

2023-07-25 08:35:23 | お仲間たちと
早くも5巻目終了


先般、今までの四巻を識者に見てもらいました。
その方曰く、連句の会は女性が多く今回の殿方だけの四巻は話題が全然違うから新鮮だった。

難点のいくつか、
 同じ文字が散見されるのは残念。
 連歌-俳諧-連句と続く歴史があり歌うようにスムースな言葉が使用されるべき。
 句はカウントを正しくして、長句が五七五や短句が七七の定型になっていないのがありました。

また、特に七七にあるのですが、七を詳しく分けると三四と四三に別れます。
スムースなのは三四です。四三を使うのであれば次の語句が五か三四が欲しいところです。
都々逸では三四.四三.三四.五になっていて、民謡もこの調子が多いのです。
三味線伴奏で歌いやすいのでしょう
 信州信濃の 新蕎麦よりも わたしゃ貴方の 側が良い
 恋し恋しと 鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が 身を焦がす 
歌謡では
 才太郎節・宮津節・江差追分などに見られます。面白いことです。
七の時はできるだけ三四で。

私が思うのは、どうしても前前句や前の句にひこずられてしまい、同じ様な場景になっています。打越の場景から全く離れる事が必要です。

次回はこの辺りに注目してやりましょう。


「夫っと連句会」第一回

2023-07-22 11:17:08 | 連句でコミュ力 UP
 愛媛俵口の実作会がきっかけで徳島県の東條さんと知り合うことが出来ました。
東條さんから癒やしの連句会の話を聞き、以前参加していた障がい者就労施設などでの活用が出来ないかと考えていました。

 その本で紹介されていた「十二調連句」は、先ずはゆるい。これだと思いました。
優れたそして優しい妻を持つ頼りない夫どもの会で連句初心者二人の「夫っと連句会」を始めて見ました。
連句に興味を持たれても難しいとかプライドがズタズタだとかで止める人が多い悩みがあり、先ずは面白いところを実感してもらうのが先で重要と思いました。

第一回は 6月始めにスタートし10日ほどで完了しました。
最初は力が入っていましたが・・・・・



理解の早いお二人によりスムースな運びとなりました。
楽しんでもらえたのかな?


「ハニー句会」 2023年七月例会

2023-07-04 15:47:42 | お仲間たちと
7月1日に例会を開催しました。


門屋定
辿り着き仁王が睨む梅雨晴れ間
杏熟れカラスも突つかず空(そら)とぼけ
壺に活け咲き揃ってる百合の花

二神重則
昼下がり目薬持てば時鳥
過ぎし日を石に映して春時雨
夏草に埋もれ蛸壺何叫ぶ

新井文子
境内の四ひら漂ふ花手水
遊び過ぎ今日は手抜きの冷奴
宿下駄の音を気遣ふ蛍狩

長井知則
噴水を浴びて奇声の子等は舞う
円虹(まるにじ)の帽子被りてデートする
乙女手に触れたが如く含羞草(おじきそう)

吉川正紀子
トンネルの緑を抜ける村のバス
どくだみの白い悪臭鼻もげる
水割りに夏の音聞くショットバー

高尾田山人
二葉では駄目なんですか桐一葉
青臭い記憶トマトの丸齧り
涼しいねシャツはだけての団扇風

玉乃井永
夏旱(なつひでり)校舎顔出すダムの底
ラーメンの後のコーヒー登山杖
雲の峰ベタ踏み坂の滑走路