旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

庚申庵で連句の実演

2019-09-28 17:29:27 | 日記
 町中に渋いお庭と建物があります。樗堂が残した庵を特定非営利団体が運営管理をしています。10年以上前に来たことがあります。
本日は、建物の中で実作された句を表のお庭で披露し解説するという試みです。解説を読んで想像するよりも見る方が理解が早い。

今回の連句は樗堂の「小柴さす嵯峨野の神や露の中」の発句で始まりました。

   実作の現場


   捌きは名本さん、何人かの顔見知りの人たちが


   松井先生による解説


 この近くの魚町4丁目で生まれたと戸籍で見ました。1歳前に松山空襲で焼け出され粟井へ移ったそうです。チビの頃近くのお宮で遊んだ記憶があります。しかしもうその頃の事を知っている人たちは一人もいなくなりました。少し寂しい。
今日はお墓のことで本家の関係者を訪ねました、我が家のお墓も含めて知っている人間がいるうちに為すべき事を済ます必要があると思っています。三津の街もあちこちが更地になり時の移りを感じました。


「海の民ふたがみ」創刊号~18号を国立国会図書館に寄贈することになりました。

2019-09-27 17:38:13 | お仲間たちと
私共二神系譜研究会の会報です。
私の持っている全巻を月曜日に送ろうと思います。私自身の終活の一環でもあります、書架が少し寂しくなりました。
これで全巻揃っている図書館は、松山市立コミニニティーセンターの図書館・愛媛県立図書館と国立国会図書館です。今後は会の方より19号から継続して寄贈を続けてくれると思います。また、今の時代ですからホームページから順次誰でも見てもらえるようしたいと思います。


 20年位前に会をはじめました、創刊号は懐かしくまた製本を見た時の感慨は忘れられません。関係していただいた方の幾人かは亡くなりました。ページを繰るたびに思い出します。
いずれは自分も行く道で今の内にと思い、誰でも見る事が可能な様に主な図書館に蔵書として寄贈し、これからはホームページを充実したいと思っています。
20年は短い。20周年記念の行事は?

毎日新聞の「なぜ嫌韓は高齢者に多いのだろうか」考。2022訂正

2019-09-13 21:28:23 | 日記
私世代が幼い頃、戦後間もなしで世間は貧乏でした。ラジオでは宮城まり子の「ガード下の靴磨き」がかかり毎日「尋ね人」の時間がありました。韓国の事では李承晩が線引きしたラインの竹島に出漁した漁業者が拿捕されたり抑留されたり銃撃や殺されたりした事がたびたび放送され聞いていた。また新聞にも書かれました。子供心にも悔しい思いが残っています。我々の国は戦争が出来ない憲法だから、エエようにされていると。大人たちは、マッカーサーの占領下で手も足も出ないと悔しがっていました。

 安倍政権下では韓国と一線を引いた政策に、本来こうあるべきだと思っていました。
しかし、阿倍さんが殺されると、統一教会の手先に使われていたとか。多額の日本の貧乏な人から集めたお金を韓国に送っていた日本の元締めだった事が判明し 知らなかった。
多くの日本人はそのことを知らなかった。
「勝共姜連合」その後の「原理」は記憶の底にある。

 小中で在日の同級生が居ました、お家にも何度か行きました、それは貧しい暮らしをされていました。数十年後お母さんにお会いする事がありました。孫たちに囲まれ幸せに暮らされていました。また、帰還事業で北の方に帰った同級生もいました。その帰還事業の裏話は先般のドキュメンタリー映画で知る事がありました。二人が今どこかで幸せにしていることを望んでいます。当時幼いながら生きるために大変な思いをされていたと想像しました。集団の暴力事件なども聞き及びました。子を持つ身になって、子供が餓えそうになったり明日が分からないことなったりしたとき親は家族を守るためにどうするでしょう。



午前十時の映画祭の「砂の器」を見ました。

2019-09-11 20:18:55 | 日記
 何度も自宅のテレビモニターで見たが、やはり映画は映画館で見べきだと思った。


今さら映画の感想もないのですが、当時の町の様子や家のたたずまい国鉄の車両や大阪駅などは懐かしさがいっぱい。
青春の時代と風景が重なるせいかも。

 また、旅に出たいと思った。写真は6年前の木次線亀嵩周辺。木次線は赤字路線のトップ10に入るらしい。山陰山陽を結ぶ三江線も今は廃線になった。


木次線のトロッコ列車


スイッチバック

八木健二神句会9月例会

2019-09-07 18:38:26 | お仲間たちと
本日の八木健二神句会は


八木さんにアドバイス添削をいただき直してみました。

蝉と虫金星合図の代わり時 を
 蝉から虫一番星にせかせられ
風を呼ぶ刻の標や法師ゼミ を
 風呼ぶや刻の標の法師蝉
蜩や一節ひとふし影を呼ぶ を
 蜩や一節ごとに陰伸ばす

また、今日は上甲さんの提案で短い物語を作ってくることになっていました。
初めて物を書いてみました。次はもっとメルヘンかロマンあふれるものにしたい。
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「ある日お国から」                七七五文字 二神重則

 八十歳を迎えた和代さんに健康長寿協会から立派な封書が届きました。
神に召されるまでの五年間を元気で活力ある歳月にしましょう、との書き出しで。山登りなど楽しい仲間づくりをして残された時間を自分らしく過ごし、いよいよの時はピンピンコロリと逝きましょうと。

 長く膝に不自由を感じている和代さんは、透析で病院通いをしている昭子さんに連絡してみました。数年前に奥さんを亡くし今は特養ホームへ入っている物知りの勝利さんにも連絡をしました。とある天気の良い日にホームのロビーで三人は久しぶりに和やかな時間を過ごしました。封書は元気な八十歳以上の一人住まいの人に届いているらしい事、「面白そうだから参加してみたら」と皆に促され参加を決めました。

 和代さんに、健康長寿協会からカプセルが届くようになりました。服用すると気分も浮き立ち足の痛みも取れて食欲も増え顔の色つやも良く肥えて見えるようになりました。お薬は増えても請求すれば届き不足することはありませんが、届くのを心待ちする様になりました。

 協会では年に数回お泊りのバスツアーがあります。和代さんは新しいお友達もできて今までの日々が嘘のようだと、そして昨日今日は嫌だけどこんな幸せな時にお迎えが来てほしいと思うようになりました。

 都市のはずれに何時の間にか大きな煙突を持つリゾートマンションが建ちました。毎週ツアーバスが止まり、あの派手な服を着た男が吹く笛に続いて高齢者の列がマンションの中に消えてゆきました。

 東洋の某老大国は福祉予算で財政破綻寸前の深刻な悩みがありました。数年前のある日、派手な服を着た男が規制緩和をしてお国の悩みを解決しましょうと提案してきました。元気で百歳まで生きそうな高齢者の個人情報・薬剤などの規制緩和と一人毎の成功報酬額の契約書を持って。