旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

コロナの中の連句大会

2020-11-23 19:49:59 | お仲間たちと
令和二年度の県民総合文化祭の事業で連句大会が開催されました。


午前中は愛媛県の文化や民俗の講演として、二神系譜研究会常任理事で二神島出身で地域の歴史や風土について造詣が深い豊田渉さんによる「忽那諸島と二神氏族」の講演がありました。島についての一般知識から忽那諸島それぞれの紹介や歴史、面白おかしく退屈させない講演でした。


午後からは連句の実作会で7組に分かれて行われました。



「ハニー句会」11月例会

2020-11-07 15:39:21 | お仲間たちと
 今回は選句がばらけました。次回はいよいよ年末。


向田 将央
目を細め君だと願う霧の道
塾の日々がんじがらめや枝の蔦
裏の裏推理小説秋深し

上甲 彰
人差し指で手まねきの冬薔薇(ふゆそうび)
ふられ男の雀はまぐり今に見ろ
燃え上がることなく行火(あんか)のごとき老(おい)の恋

二神 重則
十五夜の小さくなって西の空
霧の海隠す湊の言い伝え
秋潮に小さく跳ねて白兎

長井 知則
GoToにあい乗りしても神の旅
背を曲げて冬耕ひとり田は広し
濡縁の爪を切る背の冬日和

八木 健
AIに遅れをとりし文化の日
自らの色を呟く吾亦紅
表情を崩せば怖ろし菊人形

吉川 正紀子
目を閉じぬ菊人形のドライアイ
ペダル踏む金木犀の香の方へ
夢に出て人悲しませる彼岸花

玉乃井 永
冬めくや缶コーヒーのホット買う
山盛りの蜜柑一夜の三世代
木の葉髪排水口に目が留まる