旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

歌仙三回目 「ちちろ虫」見直しと訂正 2023年4月俵口全国連句大会にて俵口賞を受賞しました。

2022-10-22 18:56:53 | 連句でコミュ力 UP
2023年4月俵口全国連句大会にて俵口賞を受賞



訂正箇所 2022年10月


表六句
*脇句の残月と六の朝が同じ時分で、表6句では避けたい事。
脇句のさざ波白くが4・3になっていて脇は漢字止めが良い。4・3入替

裏 -~十二
*五 阿波踊りは秋、季節の無い踊りにします。
六 上七が字余り。のを除く
八・耳と十・話がつきぬは付き過ぎ、リモートでするに変更
九中7が字足らずだからはを追加
11 偲ぶが曖昧だから、バス降りてに変更
12 朧の夜は名残表の一春眠に触る。こちらを変えて
  おぼろおぼろに酔うてへべれけ

名残の表 -~十二
*二 見えない未来 4・3を3・4に入替
三 とんぼりでの最後のでは収まりが悪い
四大島紬のとんぼりと大島の地名触る。
**何方か良い案があれば教えてください** ま、とりあえず
三 虎ファンが連勝願うグリコ前
八 7・7の後7が4・3になっている。はまる環流に
10 今日のが曖昧、ドジな盗人風呂敷忘れ
11 果ての町が分かりにくい、くっきりとに変更
12 鑑定士の査定の家が分からない、汐の香か混じるに変更

名残の裏 一~六
*一 夜なべの夜が打越の月に触る。運動会ゼッケンを背に付ける母
三 カナリアはまねないので、アルペジオ真似するオウムひとしきり
四 名残の表一、春眠の春が同字、街を染めゆくうららかな刻

修正後












「ハニー句会」 2022年十月例会

2022-10-01 13:56:06 | お仲間たちと


蜜柑が重たい。品種は何?


向田将央 
秋夕焼けテントの中の小窓から
秋の声豪雨のあとの露天風呂
赤茶色吾子の甘噛み栗の腹

上甲彰
ウスバカゲロウで生死観を語る
色葉散る男は遠くを見ていたい
JA高知新高梨の重たさよ

玉乃井永
新藁の香りに眠る乳母車
渦描くタイムラプスの星月夜
竜胆やスマホ取り出す縦走路

八木健
曼珠沙華の土手に防草シート張るお馬鹿
パワハラの最たるものに鹿の角切
葬列のそぞろ歩きのそぞろ寒

二神重則
稲の花近くに迫る獣(シシ)の柵
レナードに溜息閉じて虫の夜
海霧や古人と時しばし

新井文子
秋深し煮物を焦がす長電話
辛口の喉にころがる新走り
隣家より懐メロ流れ秋時雨

長井知則
天高し山並み澄まし正装し
稲雀爺の柏手(かしわで)聞かぬふり
椋鳥(むくどり)の溜まり場散らす拍子木や

吉川正紀子
銭湯の解体に泣く秋燕
曼殊沙華黄昏の空染めて
秋風を通り抜ける楽しさローカル線