旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

歌仙五回目「トラックに牛」の巻 完了後見直し

2022-12-27 18:26:34 | 連句でコミュ力 UP
仙五回目「トラックに牛」の巻
本日、忘年会を兼ねた定例会で、今回の歌仙も残すところ4句だったため、出席者で完成させました。
その後、完成した歌仙の見直しを行いまし。

始めの頃と異なり、初歩的なミス(既に出ている語彙など)が少なくなりました。次回気をつけたいのは連歌-連句と歴史的な流れの中の歌のようなスムースな語の並びや誰にでも分かる句の意味付け。
これらが出来る様になると無敵だが・・・・

尚、口語体へ見直ししています。

上が直し前の素
下が見直し後です。箇所はゴシック・線引き・色で分かり易くしています。


歌仙五回目「トラックに牛」の巻 表裏終わり、名残の表~

2022-12-24 18:31:17 | 連句でコミュ力 UP


「歳晩のトラック」前回は表と裏と途中まで、今回は名残の表と裏の途中まで

名残の表
 一 弥生野を追ひかけつこの子の笑ひ miiido 春
 二  命つないだユニセフからの チリ
 三 紡がれしタペストリーは色褪せて ドスン
 四  想い出深きイスタンブール 段々
 五 見覚えのショールの女の泣きボクロ arata 恋 冬
 六  嫉妬の窓を凩が抜け 敦煌 恋
 七 別名で残したファイルそのままに チリ
 八  裏金詰めるボストンバッグ Miido
 九 星流れ夜行列車は北の大地を 段々
 十  ひとり黙して涙ながるる  ドスン
ナオ11 丸めたる月見団子はみないびつ 敦煌 月 仲秋
 12  神々しくも銀杏の葉形 Arata 晩秋


名残の裏
 一 渡り鳥今年も来たかあのつがい チリ 三秋

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//は、三句の渡り前句からの発想を付句に 書いています。

名残の表
 一 弥生野を追ひかけつこの子の笑ひ miiido
//うたたねをする人 追いかけっこをする子 さまざま   
 二  命つないだユニセフからの チリ
//学校給食のアルミの椀で、あれはユニセフだったとか。今はウクライナか有難や。
 三 紡がれしタペストリーは色褪せて ドスン
//ひもじい思いは遠くなり 
 四  想い出深きイスタンブール 段々
//行ったことは無いのですが何となく憧れて
 五 見覚えのショールの女の泣きボクロ arata 恋
//イスラム教はスカーフを纏った女性が~
 六  嫉妬の窓を凩が抜け 敦煌
//後宮なんて今時はやらない?あ~あ! さぶっ!!
 七 別名で残したファイルそのままに チリ
//背骨の凍る御息所の、オオ怖。触らぬ神に祟り無し。
 八  裏金詰めるボストンバッグ Miido
//別名で残したファイルには 金の匂いが溢れる
 九 星流れ夜行列車は北の大地を 段々
//逃避行はひたすら北へ
 十  ひとり黙して涙ながるる  ドスン
//旧制高等学校寮歌 ”北帰行… より
ナオ11 丸めたる月見団子はみないびつ
//我ながら不器用だなぁ…
 12  神々しくも銀杏の葉形 Arata 晩秋
〃神わざでしょうか、全て見事な形の葉です

名残の裏
一 渡り鳥今年も来たかあのつがい
//池の鴨が去年と同じところに帰ってきた。






「ハニー句会」 2022年十二月例会

2022-12-03 19:03:03 | お仲間たちと


12月になりました。本日は句会の忘年会です。
私今回は、季語で無いものをやで切って作ってみました。
土手に群生している朝顔そっくりの花は何だったんでしょう。

近くのお家に重くなった蜜柑がありました。面白いのでパチリ

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長井知則
夕飯のしめは雑炊3杯目
和洋折衷おでんの中にロールキャベツ
孫残す潤目鰯のほろ苦さ


八木健
宙を舞ふ気力の失せし濡れ落葉
神様を楽しませるがお神楽よ
楽器かと思つたんです虎落笛


二神重則
見仰げるや群れて朝顔遠い碧
絵ハガキや芒も花を付ける頃
神の手や黄葉散り敷く水の底


玉乃井
ああマスク新メンバーの顔知らず
年の瀬やピーポー速し救急車
冬ざれや車窓に映る薄ら禿


新井文子
銀杏舞う両手を広げ一人じめ
久々に姉の鼻歌小春かな
妻の背に鈍い銀色木の葉髪


吉川正紀子
冬うらら猫の昼寝の屋根が無い
冬が始まる切子グラスに紅付けて
ひと花を咲かせたつもり冬紅葉

12月22日 愛媛新聞に掲載されました。