旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

歌仙六回目「鰹木に」の巻 表・裏 これより名残へ

2023-01-05 20:12:38 | 連句でコミュ力 UP
歌仙「鰹木に」の巻 



発句 鰹木に位を定めたる初鴉 敦煌女    //初詣の人の群れを鴉はじっと見下ろして、何を思うのやら…。
 脇  祈り届けと初御籤引く 段々耕作   //今年は良い年になりますように
 三 背をあづけ積ん読の山崩しゐて ドスン千穂   //読み進めれば楽しい時間にて
 四  カップの底に乾ぶコーヒー Miido翠   //飲もうと思うときにはすでに乾燥 よくあること?
 五 石畳しつとり照らす夏の月 arata二三 月 夏   //法善寺横丁の水掛不動を思いまして。
 六  扇子の風は蒲焼き添える 神々千里   //夫婦善哉の通りにうなぎ屋さんが「まむし」って


 一 がんばれば芥川賞夢じやない 敦煌   //匂いだけで食べた気になって、ペンを走らせる若さ…いいですね。
 二  腰に手ぬぐいザンバラの髪   段々   //今は、世の中上品で綺麗になりましたが・・・。
 三 下宿屋の娘と二人昼下り  ドスン   //さて、小説家の筆はどう走るやら~
 四  恋のはじめはどこかちぐはぐ  miiiido   //相手が下宿屋の娘だし    
 五 サプライズ指輪差し出す手が震え  Arata   //これだけはキチンと返事を貰っておかないと。
 六  銃で脅されカードも何も  チリ   //災難は忘れた頃にやってくる。
 七 生真面目にこちこちこちと時計台  段々   //何があっても淡々と我介せずで
 八  月を慕ひて雪兔跳ね  敦煌 月 三冬   //少年よ大志を抱け、兔たちよ月へ跳ねよ、とクラーク先生が言ったとか
 九 追憶のストーブ列車ひとり旅  miido    //追憶のおぜん立てはやはりストーブ列車
 十  リュックに残る透きとほるもの  ドスン   //思い出はみな美しく 清らかで・・・
 11 今も尚花の吉野の語り種  チリ 花 晩春   //吉野の如意輪堂には今もお参りの人が沢山訪れる。正行の辞世からヒント
ウラ12  二日酔いして飲む蜆汁  arata 三春   //花を愛で歴史を語ると長い 



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