日々是勉強

教育、国際関係、我々の社会生活・・・少し上から眺めてみよう。

【感情論は】地政学を勉強してみよう(3)【要らない】

2007年03月20日 08時08分28秒 | 地政学・国際関係
  前回までの認識に基づいて、日本が取るべきランドパワー対策について述べます。

 基本となる方針は、これです。
 
  1.海洋への進出を封殺する
  2.最も強力な中国に対して、ロシア・朝鮮を対立させる

  隣接するランドパワー同士は対立するという原則が守られるためには、その国の意識を内陸に向かせることが必要です。
  たとえば、資源・エネルギー政策で有れば、日本近海の海底資源にはアクセスさせないことです。そうすれば、ランドパワーは隣接ランドパワーを奪う方向に向かうのです。
  我が国は、アメリカ軍の力を借りる、というより、アメリカ軍に全面的に依存する形でランドパワーの海洋進出を封じていますが、これはあまり好ましい状況ではありません。なぜなら、アメリカの都合によって、防衛体制に緩みが出てくる可能性があるからです。自分の国の防衛は、自分の国でできるようにしなくてはいけません。
  そこで、こういう案を採るのはどうでしょうか。
  在日米軍の主力空母である「キティホーク」が、2008年をもって退役します。これをアメリカから購入するのです。
  もちろん、初めは「練習用空母」という名目で構いません。訓練期間の間に、艦載機を購入又は生産し、来るべき就航に備えます。日本はパイロットの腕はいい方なので、何年か演習を積めば作戦行動に支障はなくなるでしょう。
  これにイージス艦を護衛につければ、尖閣諸島や対馬へのランドパワーの上陸は問題なく防げます。
  問題はアメリカがこれを飲むかどうかですが、将来紙屑になりかねない国債を大量に買ってやっているよしみと、「同盟国アメリカには是非中東での作戦に集中してもらいたい」という意志表示をすればいいだけです。キティホークがなくなっても、横須賀の米軍基地にはニミッツ級の原子力空母が寄港するので、アメリカ軍のプレゼンスは変わりません。

  これで、とりあえず1.はクリアです。次は2.です。

  これについては、前回見たように、対立の火種はランドパワー自身が抱えています。そうだとすれば、日本が行えばいいのは中朝ロの対立に油を注ぐことだけです。
  では、具体的にはどうするのでしょうか。あくまで私見ですが、以下のようなオプションを紹介します。
  前回の記事を思い出して下さい。中国と朝鮮は「高句麗問題」で対立し、ロシアと中国は「沿海州への中国人流入」という火種があるということは、すでにお伝えしました。
  そこで、我が国は、最大の武器である「金」と「技術」で、この問題を先鋭化することに専念すればいいわけです。
  
  まず、中国との間で、「経済協力」を持ちかけます。
  そうですね、名目は中国共産党が取り組んでいる「東北地区等旧工業基地振興」への協力とでもしておきましょうか。もちろん、そのために共産党の幹部を何人か買収しておく必要があります。
  特に、金や技術を注ぎ込むべきなのは、朝鮮国境に近い地域です。瀋陽(シェンヤン、旧奉天)や、撫順(フーシュン)、鞍山(アンサン)あたりがいいでしょうね。当然、こういった町の共産党幹部には袖の下攻勢を仕掛けます。
  中朝国境付近ですから、当然朝鮮の軍隊が侵攻してくるリスクも高いわけです。中国共産党の中央指導部は避けようとする可能性がありますが、そこを地元政治家を抱き込んでしまうわけです。もっとも、中国は国家自体が自転車操業です。党中央も、北京五輪、上海万博以降の投資の目玉には、飛びついてくるでしょう。
  もっとも、この段階で日本の企業が直接進出してはいけません。日本が提供するのは、あくまで技術指導と資金提供です。権益を持ってしまうと、後々身動きが取りづらくなるからです。
  こうして、上の地域が発展する徴候を見せれば、中国としてはやはり直接の脅威である北朝鮮軍を排除もしくは無力化しようとするはずです。最低でも、この近辺に駐留する陸軍を増強してくれればいいのです。キムジョンイル政権への圧力にはなります。

  また、朝鮮としても、わざわざ「高句麗・渤海は朝鮮の歴史」という主張をしているほどですから、この地域に対する領土的野心は少なからずあります。
  朝鮮人の国民感情をよく表した資料があるので、紹介しておきます。

ある韓国ネチズンの小説「世界は朝鮮を中心に回ってゆくニダ」
(厳選!韓国情報)
http://blog.goo.ne.jp/pandiani/e/d29a186671dc049c219700fd9d09ee2a

>中国の東北地方やロシアのシベリア南東部は完全に韓国経済の
>支配下に入り、これらの地域の地方政府や住民は本国より
>韓国との関係強化を望むようになった。
>住民投票で韓国に併合してもらおうという世論が高まり
>中国やロシア政府は戦々恐々だ

  見事に中国東北部が入っていますね。なお、ここでも、

>黄教授の才能を惜しんだ政府が、北朝鮮の協力を得て
>ひそかに金剛山に秘密研究所を設置し研究を続けさせていた

  という風に、南と北が一体化していることを伺わせるくだりがあります。まあ、同じ民族なのですから当然と言えばですが。
  そう思わずに(あるいは知っているのに)「北朝鮮は危ない奴らだが、韓国は仲間」などという言動をするマスコミや政治家が多いことに、日本という国の抱えている深刻な病状が表れています。

  そうしておいた上で、もう一つ手を打ちます。それは、朝鮮族が運営する延辺大学への資金援助です。
  この狙いは、朝鮮族の民族意識の高揚です。うまくいったら、延辺大学内の、朝鮮族の民族自治拡大、もしくは独立を狙っているグループを援助するという手もあります。
  中国に同化せず、朝鮮式の生活を続ける朝鮮族は、いわば東北地方の獅子身中の虫です。数がまとまって、騒ぎを起こすようになれば、中国側としては「弾圧」を始めるでしょう。
  そうすれば、またぞろ韓国政府やマスコミが高句麗がどうのこうのと騒ぎ始めるに違い有りません。朝鮮のメディアが「朝鮮族を救え」「韓民族は一つの家族」などと言い始めたらしめたものです。
  私が朝鮮関連のニュースや文献を見ていて気づいたのは、朝鮮人は自分の置かれている立場をわきまえずに行動するクセがあるということです。
  だから、ちょっと自信を付けると、すぐにボロが出るのです。たとえば、今までは歴史教育などを通じてプロパガンダを行っていたのに、それがうまく行き始めたと見るや、自分たちがしゃしゃり出てきて、馬脚を現してしまうのです。すでに終わりが近づいた(終わった?)韓国ドラマ「ブーム」などがよい例でしょう。
  この傾向は、一方的な歴史教育を施された朝鮮本土の人間にはよりよく当てはまります。朝鮮半島がキムジョンイルを総司令部として日本に浸透工作をしかけているように、日本も朝鮮に対してプロパガンダを仕掛ける余地は十分にあります。

  問題は、この朝鮮族への工作が中国側にかぎつけられることですが、こういう時こそ在日朝鮮人を使うべきです。
  汚い話になりますが、違法行為をしている在日朝鮮人企業を摘発し、処罰を免れさせることを条件に、朝鮮族を援助させるのです。万が一キムジョンイル側がこれを知っても、止めないでしょう。むしろ、こういう面では朝鮮と協力しても構わないのです。日本には、何も不利益にはならないのですから。
  さらに、長い目で見て、在日朝鮮人の中に、日本のために働くような人材を植え込んでおくということも必要になってくるでしょう。

  こうして、東北地方は、経済発展を続けたい中国と、あわよくば権益を満州にうち立てようとしている朝鮮の間の「ハートランド」になるというわけです。

  なに?そんなやり方には現実味がない?

  そんなことはありません。歴史の上でも、中国と朝鮮の対立を利用した日本の政治家がいるのです。厩戸王子(いわゆる聖徳太子)がその人です。
  聖徳太子が、遣隋使に持たせた国書で、日本の天皇を「天子」と称して隋の皇帝の怒りを買ったのは有名な話です。しかし、隋はその後日本に返礼の使者を送ってきました。隋が当時朝鮮北部にいた高句麗と対立しており、日本と高句麗が接近することを怖れたからです。
  つまり、強力な朝鮮半島の政権と戦うためには、中国は朝鮮の背後にいる日本と協力せざるを得なくなるのです。聖徳太子はそこをちゃんと理解していたのです。彼が偉人だと言われるゆえんです。

  現代の政治家は、こういう面倒くさい「外交」を全てアメリカに丸投げしてしまっています。だから、朝鮮にも中国にもなめられるのです。

  では、ロシアに対してはどうでしょうか。

  日本が採るべき方法は、中国人の沿海州・シベリア流入を促進することです。
  具体的には、中国企業と合同で、ロシアの資源を加工・精錬する施設を作ります。この時も、出すのは金と設計図だけで、労働力は全て中国側に拠出させます。そして、この工場で中国人を雇わせれば、一丁上がりでしょう。「沿海州に行けば仕事がある」という噂が出回れば、低所得層の民工(単純労働者)がどんどん入ってきます。
  焦ったロシアが入国許可を厳密にすれば、なおのこと好都合です。「勤勉な中国人労働者の力がもっとほしい」などと言って、地方の共産党幹部やブローカーに金を渡すのです。そうすれば、必ず国境侵犯をやらかす中国人が出てきます。
  もうここまで行けば、国際問題化するのは間違い有りません。
  国外への投資というのは、こういう目的のために使うのです。敵と戦うのは、軍事力だけではないのです。使えるものは何でも使うべきです。

  これらの方法のポイントは、いかに現地とコネのある人間をコントロールできるかにかかっています。
  集中的に狙うターゲットは、中国の地方の共産党幹部です。中国は、放っておくとすぐに地方から腐敗が始まる国です。歴代政権が、あれほど賄賂や利益あっせんは罪だと言って綱紀粛正を唱えても、少し経てば汚職が常態化するのが中国です。
  中国人は個人主義で、同郷人や家族、もっと極端にいえば自分しか信用してしません。だから、本源的に群雄割拠に陥りやすいです。朝鮮やロシアよりも調略を仕掛けやすいのです。
  もっとも、戦前の轍を踏むことだけは避けなくてはなりません。
  戦前の日本は、尾崎秀美(ほつみ)のような共産主義の活動家にうまく乗せられ、この群雄割拠状態を「権益の樹立」に使おうとしました。そして泥沼の日中戦争です。
  それではいけません。●「ロシアとのビジネスは成立するか?」という記事でも述べたように、ランドパワーの国に権益を持っても、土地に対する支配力のない日本にはそれを守ることはできません。
  そうだとすれば、日本としては「エサをまく」ことに徹するべきです。

  今の日本は、それぞれのランドパワーと単独で向き合おうとしているから、手詰まりになって、何をやっても友好友好になってしまうのです。「自分に敵がいるように、相手にも敵がいる」と考え、それをうまく使っていくという発想が必要です。
  そのとき、一番邪魔になるのは、「よい・わるい」の価値判断で選択の余地を狭めることです。
  たとえば、上で私が「在日朝鮮人を使う」ということを書いたとき、何を思ったのかということです。おそらく、巷に見られる「ネット右翼」や自称「保守」は、在日という言葉だけで何か食あたりを起こしたような反応をするのかもしれません。
  それでは、合理的な国家戦略など成り立ちません。朝鮮人が嫌いだとか、中国政府は許せないとか、そういう価値判断をすること自体は仕方がないとしても、それを優先して、有効な手段を放棄するのは愚かなことです。
  私が、いわゆるネット右翼や自称保守の人々について一番懸念するのは、彼らは朝鮮や中国が擦り寄ってきたら真っ先に助けてやったり、友好親善に走ったりするタイプだということです。
  だってそうでしょう?彼らは「好き・嫌い」でしか物事を判断していないのです。だから、朝鮮が今までの「悪行」を全て悔い改めて、日本を仰ぐような姿勢をとるようになったら、途端に「アジアの同胞を助けろ」などと言いだしかねないのです。特に、大東亜戦争をアジア解放戦争だったと礼賛している人は、注意した方がいいです。
  戦前の日本は、そういう人間が多数派だったために、日韓合邦(日本の国費の20%を朝鮮半島の近代化のために「浪費」)や、満州国建国(不況の本土よりも設備投資が優先されたばかりか、米英も敵に回す)という馬鹿げた事態を生んでしまったのです。

  ランドパワー対策が数学の問題ならば、地政学は「公式」「公理」であり、人類の歴史は「解法のパターン」なのです。
  それぞれの問題を、公式も解き方(たとえば、同じ島国のイギリスの国際関係史)も知らないで解こうとしたり、感情的な判断を先行させることの愚かさに気づかなくてはいけません。

  さて、こういう記事だとどうも自分の見識の無さが露見してしまうので、次回からは私の仕事(塾講師です。念のため)に関係した記事なども交えて、しばらく力を抜いた記事を書いていこうと思います。

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12 コメント

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>>hage_teru_hitoさん (ろろ)
2007-05-05 23:48:03
>有力なプレイヤーとしてインドがいると思います。

  おっしゃる通りですね。

>日本とは直接的に接続していないところがよい

  つまり、日本との間に地政学的リスクがないということですね。全くその通りだと思います。鋭いです。

>前後を挟まれた中国は日本にかまっている
>ヒマなどなくなってしまうでしょう。

  毛沢東・周恩来の時代に日本が中共と国交を結ぶことが可能だったのは、カシミールやマクマホン・ラインでインドと、ウスリー川下流でソ連と、それぞれ対立していたからなんですね。現代でも、そういう問題はないわけではありません。たとえば、こういう話題をインドはどう思っているのかです。

毛沢東派共産ゲリラ、ネパール政治の主流入りを提案か?
http://www.janjan.jp/world/0506/0506037851/1.php

  日本は、中国に対して受け身に回らず、こういうネタを使って揺さぶるべきですね。なにも、政府首脳が直接談話を出さなくても、それこそ石原都知事や中川昭一氏辺りにブチ上げてもらえばいい(笑)。

  中国脅威論を唱える人の多くは、中国にもまた敵が存在し、その脅威は日本にとっての外敵の脅威よりも直接的である(領土を接しているから)ということをわかっていません。目の前にある核ミサイルばかりを見ているのです。まあ、そういう人々のほとんどは国家戦略を主導する立場にはいないと思いますが、中には必要以上に怯えている国家中枢の人もいるかもしれません。
  日米同盟強化だのMD導入だので騒ぐ前に、もう少し冷静に世界地図をじっくりながめてみるべきだと思いますね。どうも、中国脅威論というものが、アメリカの軍事的支配を強化するための便法に使われている気がしてなりません。

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Unknown (hage_teru_hito)
2007-05-05 16:29:24
有力なプレイヤーとしてインドがいると思います。
正直他の大陸国家と同程度には信用できない国ですが、日本とは直接的に接続していないところがよいです。それでいて中国と対立の運命にあります。
もちろん中国ロシアの仲違いを誘発することは大切です。
その上でインドにガンガンやってもらえれば、前後を挟まれた中国は日本にかまっているヒマなどなくなってしまうでしょう。陸のルートが使いづらくなったとしたら、とりあえずアメリカ(や日本)とは手を結んで海上ルートの安全だけでも確保しようとしてくれるかもしれません。
返信する
コメントありがとうございます (ろろ)
2007-03-22 11:20:52
>>のらくろさん

>80年代の「豊田商事」と
>90年代の「援助交際」だと考えます。

  なるほど・・・団塊世代は同世代競争が激しかったので、枠外にいた「弱者」を狙ったというわけですね。
  買春の低年齢化はこのブログでも取り上げましたが、豊田商事は指摘されて「おう」と唸ってシマしました。確かに、あれ以降金のためなら弱い者を狙うべしという犯罪者側の論理の変化が生じていますね。そういえば、ヤクザが堅気の人間を平気で巻き込むようになった時期にも重なります。
  単なるボーダーレス化の現れと言うより、品性下劣が極まったということでしょう。やはり、戦争で負けてあのような恥知らずな憲法や教育基本法を押しつけられたのは失敗だったということですね。
  まあ、だからといって最近、天皇陛下や皇室を神格化して、宗教じみたものに祭り上げようというネット右翼も出てきているようです。そいつらが単なるアホという可能性もありますが、反動でしょうね。

  英国との同盟は、江田島氏が「三輪のレッドアラート」にて、ブレア以後は間違いなく日英同盟に舵を切ると言っていましたが、私は戦前の4カ国条約の件もありますので、アメリカの横やりが心配です。
  鍵を握っているのは、

 「水素化」「ロイヤルダッチシェル」

  ではないかという気がしています。

>>Masayaさん

  ブックマーク早速変えておきました。

  潜水艦ですか。今の日本は、潜水艦がもっとも活用できる「通商破壊戦」をやる必要がありませんからね・・・どちらかというと、中国が必要としているのでしょう(なぜか、韓国が4隻持っているのが不気味だが)。
  日本としては、対潜水艦哨戒機を大量に保有しているので、これでとりあえずは安全です。あとは、マラッカ海峡周辺国やインドと相互協定を結び、哨戒艇が行ったり来たりできるようにすれば十分です。
  しかし、究極の武器・・・すなわち、「SLBM搭載の原子力潜水艦」は欲しいですね。これがあれば、ロシアに対しても、モスクワを火の海にすることで核攻撃を牽制できる効果(相互確証破壊という)があります。
  中国について言えば、「10億人死んでも(以下略)」と幹部が口にする国なので、無理っぽいです。やはり、朝鮮と相討ちにさせる戦略で行くべきです。あと、上でI-RIASさんがおっしゃっている、辺境少数民族との連携です。
  中国は近いうちに暴発する可能性が高いですから、海側ではなく、陸側(できれば朝鮮。混乱に乗じて竹島を奪還できる)に行くようし向けるべきですね。

>>ナルトさん

  当たりましたか?(笑)

  霊感と言うより、最近の貴君の取り上げるテーマや出没先を見て臆断したのです。現政権に対して、基本的に信頼しようとはしていらっしゃるようですが、どこかで疑念が生じているように思うのです。
  今回の本文やコメントを見ていただければ分かるとおり、私は「反特定アジア」でもなく、「反左翼」でもありません。敢えて言うなら、「反・自称保守」でしょうか。
  どうせ「在日のような寄生虫を、使うとは何事だ」「今の外務省や平和憲法ではできっこない」「中国も朝鮮も敵だから妥協などすべきではない」という批判や、「感情論で判断して何が悪い」という開き直りのコメントが来るだろうと思ったのですが、今のところありませんね。どうやら、こちらのブログはネット右翼や自称保守には相手にされていないようです。だから、下らない反日叩きブログよりアクセス数が少ないのか(笑)。

  年次改革要望書については、その通りですね。前の年度のものが、見事に法案化されている過程など、つぶさに見ていけばわかることがたくさんあるはずです。
  小林興起が国会で取り上げ、平沼赳夫がホームページに記載した米国の政府文書を、全く顧みもしなかった自称保守の方が多いのには驚きです。過去の記事を見ていただければわかりますが、私は郵政民営化には反対でしたし、今もあれは間違いだったと思っています。
  あの選挙の辺りで、「反特定アジアなら、郵政民営化には賛成しなくてはならない」という妙な流れが作られたような気がしますね。そのまま、安倍マンセーにつながっている流れです。世耕氏が「ブロガー」を自民党に呼んで支持を求めたことがありましたが、そういう狙いがあったのでしょうね。
  ホワイトカラー・エグゼンプション導入、三角合併要件厳格化の見送り、さらには「主張する外交」とやらの腰砕けを見て、まだ安倍政権を礼賛する、しかも、その主張に、知識を動員して強引な理由付けをするようなブログには、私はついていけません。
  ナルト氏に置かれましては、そのような勢力に与してないと見受けます。これからもどうぞよろしくお願いします。
返信する
鋭いご指摘です! (ナルト)
2007-03-22 00:10:08
ろろさま、こんばんは。
>文体や取り上げるテーマから、貴君が今お持ちの何かもどかしさのようなものを感じております。

もしかして貴殿は霊感が強いですか?w
年次改革要望書を取り上げたのは勘ですね。あれを詳細に見ていくことで、マスコミも報道しない、そして多くの人々が気づかない「何か」がわかるような気がしたからです。

日本の政治学界には、「アメリカ政治」の専門家がたくさんいますが、どれも政策そのものの専門家でもないし、政治学そのものが細かく専門家されすぎていて総合的な視点に欠け、しかもインテリジェンスに詳しい学者がいません。

慶応大学に総合政策学部というのがありますが、ああいうところで、もっと年次改革要望書をつぶさに研究してほしいと思います。学部生レベルの研究でも、10名くらいが時間と人員を使って一年くらい没頭すれば、相当なものができると思っております。

私の「もどかしさ」については、これを指摘された貴殿の慧眼に敬服致します。その通りです。「真実が見えないもどかしさ」があります。これは世の実相についても、また自分の真実の心についてもそうです。
ブログを始めた理由のひとつは、「自分探し」です。もうそんな年でもないのですが、まだ自分は生まれていないような、「生ききる何か」を見つけていないような、そういう感覚を20年くらいずっと持ってますね。世の実相に関しても、貴殿を含めさまざまなブロガーの方々と交流させていただきながら、日々勉強です。貴殿のブログのタイトルと同じ心境です。

これからも、ちょくちょく勉強させてもらいに来ますので、よろしくお願い致します。

返信する
確かに (Masaya)
2007-03-21 23:48:14
ろろさんごぶさたです。地政学シリーズ興味深く拝見しました。「なるほどなるほどなるほどな」(byFUJIWARA原西)ですね。
「キティホークいただき案」もいいですが、海洋進出の封殺なら潜水艦の増強もお薦めです。空母が目に見える脅威ならば「見えざる恐怖」もありかと。対地攻撃用の巡航ミサイルを標準装備して、離島侵攻に対する抑止・反撃力にもしましょう。
あとはコメ欄でもあったように「獅子身中の虫」の無力化ですね。今の日本はこっちの方が手間かかりそう。

さて連絡が遅れましたがblogを移転・リニューアルしました。とはいってもリニューアルしたのはタイトルと見た目だけで、内容は今まで通りです。ブックマークの変更よろしくお願いします。
返信する
東エルサレム共和国 (のらくろ)
2007-03-21 19:27:47
ろろ様、レスありがとうございます。

ロシアの件ですが、
>国家戦略という点で単なる自転車操業を余儀なくされている中国より一枚上手であること、また、KGBという優れた諜報機関が存在することなどを考慮して、あえて触れませんでした。
で、了解いたしました。

実は、すでに1941年のウェールズ王子様のブログに、江田島流で行けばまもなく行き場を失うイスラエルのため、日本は施政権を放棄した北千島と南樺太をイスラエルの「転封」先にして、イスラエルの「切り取り勝手」にすればよいのでは、とカキコしたのですが、「イスラエルのアンチロシアは半端ではない、これが高じて支那と結んだらどうする」と一喝されまして、反論できず引きこもっておりました。

>大学紛争の時代に地道に仕込んだ共産主義ファンタジーが、見事に開花したのでしょう。ちなみに、そういう罠に一番引っかかっているのは、元祖アノミー(無規範)人間の「団塊の世代」です。

私は個人個人はともかくとして、「団塊の世代」がろろ様ご指摘のように「無規範」の流れを形成し、これがわが国戦後60年に暗い影を落としていると確信しています。その象徴的事件は、80年代の「豊田商事」と90年代の「援助交際」だと考えます。

「豊田商事」事件は、それまで高齢者軽視の風潮がある程度あっても一定のところで踏みとどまっていたものを一気に吹き飛ばしてしまい、そのため高齢者は自己防衛措置として財布の紐を必要以上に締めすぎ、小金持ち-中金持ちの所得又は資産階層に分類されるにもかかわらず、消費に著しく懐疑的になって、バブル崩壊後の日本経済は彼らの支えを必要としたにもかかわらず、結果として15年もの長期低迷に喘がなければならなくなりました。その「豊田商事」の中核を担っていたのは、「団塊の世代」です。

また、「援助交際」については、「団塊の世代」がその娘世代への教育を蔑ろにしたため、自分の体は自分のものという屁理屈を並べる阿婆擦れ娘を一喝できず、同世代の娘を「若い女の肌」、「セーラー服等の制服」に翻弄されてセックス目的で買って、明らかな「少女売春・買春」であるにもかかわらず「援助交際」と言いくるめて自らの行為を糊塗、隠蔽した、きわめて退廃的な行為であるのに、其処への道筋を開いていったものです(私だって去勢されていませんからできれば若い女を抱きたいですが、親の庇護下にある高校生以下を買ってはいかんだろうぐらいの分別はあります)。

>ランドパワーの国では、伝統的権威を徹底的に破壊してしまっているので、権力さえ取れば権威も手に入れることができるのです。

実はろろ様には全く関係のないある掲示板に、「日本の特徴は権威、権力、富の「3権」の分離にあり」とカキコしたことがあります。「権威」は天皇家とそれに付随する宮家のものであり、ここを外れることはありません(外してはいけません)。「権力」は執権-将軍-政府へと移行してきましたが、天皇家の「権威」に取って代わることはありませんでした(せめて私の存命中はないように望みます)。「富」については、例えば江戸時代、将軍直参の旗本衆や譜代大名よりも、外様大名や町人の方がよほど裕福でした。ですが彼らに政治権力が渡ったことはありません。今でも
カネと政治に対する国民の目が非常に厳しい(と思います。少なくとも特定アジアよりは遥かに厳しいです。一説にはG7の1国、イタリアも日本よりは相当緩やからしいです)のは、その流れを受け継いでいると言えましょう。
ですが共産主義は共産党一党独裁ですから、権威、権力、富の「3権」は当然集中します。共和制にもそのニオイが漂っています。近年のアメリカはブッシュが親子で権力を世襲し、来年は夫婦で世襲という事態に(私はなってほしくないし、ろろ様もだと思いますが)なりかねない。200余年前、国王への「3権」集中を嫌って新大陸に「新天地」を求め、共和制でスタートしたアメリカ合衆国が、今ファミリーでの権力移譲へと向かっているのは先祖帰りということなのでしょうか。
こういう状態を見せ付けられると、わが国はやはり立憲君主制で行かざるを得ず、江田島論どおり、組める相手は英国ということに落ち着かざるを得ません。

>我が国も、皇室の権威の低下とともに、外国とつるむ阿呆が出てきています。

皇室の男系男子維持については、私は日米欧三極鼎立のための要だと思っています。よく言われる話ですが、ローマ法王が各国(たいていはキリスト教国)に行幸に出向くとき、現地の国王や大統領という国家元首は法王の宿所に出向いて挨拶します。しかし法王が現地の宿所を出て、王家の住いへと挨拶に出向く国が世界に1国だけあります。他ならぬ我が日本です。
ではどうしてローマ法王は欧州各国とは流儀を違えて皇居に挨拶に出向くのか。新約聖書のマタイ伝には、イエスキリストに至る系図が第一章に書き連ねられていますが、見事に直系男系男子です。ルカ伝には母方、すなわち聖母マリアから遡る系図が書かれていますが、これもマリアの実父から直系男系男子で遡ります。
つまり、男系男子による系譜は天皇家とキリスト家系をきわめて近く位置づける大変な権威なのです。天上で神の地位にあるイエスキリストの地球上での執事に過ぎないローマ法王が、天皇陛下より格下なのはここにあるといえます。
ですから女系天皇論者はこの時点で確実に葬り去っておかなければなりません。天皇の血筋が女系に移った途端、ローマ法王は天皇陛下に自らにかしづく様要求し、日本は欧米よりあらゆる面で格下に位置づけられてしまいます。

返信する
>>のらくろさん (ろろ)
2007-03-21 02:27:46
非常に的確なフォローです。ありがとうございます。いくつか述べさせていただきます。

>私としては、空母一隻だけというのは
>バックアップの都合上面倒なので、
>もう1隻欲しい所。

  そうですね。ニミッツ級をひとつ、アメリカが売ってくれればおしまいなのですが。
  これ、「ゴルゴ13」の受け売りなんですが、こういうものを貼り合わせて、エンジンを付ければ立派な「空母」になります。いざというときは、これでどうですか?

メガフロート
http://www.srcj.or.jp/html/megafloat/whatmega/wh_mega03.html

  理由は、「自衛隊の訓練用臨時飛行場」という名目で十分です。アメリカには、事前に話をつけておけばいいでしょう。

>小泉純一郎は悪政を敷いたとはいえ、
>売国田中角栄の弟子を政権中枢から追いやった
>ことは一応評価しておきます。

  三輪さんに叱られるかもしれませんが(笑)、私もこの辺は、「副産物として」評価したいと思います。小泉政権のおかげで、勢力や日教組の馬脚が表れたのも事実ですしね。
  しかし、小泉首相の真の狙いは、地方に予算を分配する「ランドパワー派」の駆逐だったのでしょう。裏を返せば、岸=福田一派(戦前の革新官僚の系譜で、統制経済主義者)の勢力拡大です。
  特に、田中マキコを持ち上げて、鈴木宗男と相討ちさせたのは、見事としかいいようがありません。

>実はつい最近までの「戦後日本」も、そういう輩が
>政治の世界では多数派でした。
>そしてなぜか経済界にもその侵食は及んでいます。 
  その通りですね。大学紛争の時代に地道に仕込んだ共産主義ファンタジーが、見事に開花したのでしょう。ちなみに、そういう罠に一番引っかかっているのは、元祖アノミー(無規範)人間の「団塊の世代」です。
  けっきょく、今に至っても我が国は、外国を引き合いに出してしか政策の優劣を語れない(昔は中ソ、今はアメリカ)という国になってしまっているわけです。
  ここは、一般国民でもお互いの意見交換でなんとか打開できるところで、私もそれを狙っているのです。まあ、中国韓国叩きに夢中になっている方々は、全くわかっていないようですが。

>なぜかロシアへの買収工作が出てきません

  これは痛いところをつかれましたね。

  ロシアは「成人男子の3割が何らの形で賄賂を送ったことがある」というアンケート結果が出ている国です。だから、やろうと思えば難しくないでしょう。日本人とよく似ている黄色人種もいますしね。
  しかし、国家戦略という点で単なる自転車操業を余儀なくされている中国より一枚上手であること、また、KGBという優れた諜報機関が存在することなどを考慮して、あえて触れませんでした。
  貴君がコメントで言及されているように、中国の歴史というのは群雄割拠、統一したと思ったら分裂という歴史です。
  なお、楊修のように、あとで誹りをうけると分かっているのに売国する人間が出てくるのは、結局あの国がランドパワーであることに尽きると思います。ランドパワーの国では、伝統的権威を徹底的に破壊してしまっているので、権力さえ取れば権威も手に入れることができるのです。
  我が国も、皇室の権威の低下とともに、外国とつるむ阿呆が出てきています。憲政の常道や民本主義が流布した大正デモクラシーの時代を経て、尾崎秀美のような売国奴が現れています。戦後は言わずもがなですね。
返信する
「瑞鶴」ですか…… (のらくろ)
2007-03-21 01:01:29
さすがにろろ様ですね。私も妄想では随分と北東アジア地図を弄り回しましたが、具体性ではろろ様が一段上でした。近々4回目の周り年を迎えようとする私より、ひとまわりはお若いとお見受けしましたが、大したものです。

>在日米軍の主力空母である「キティホーク」が、2008年をもって退役します。これをアメリカから購入するのです。

江田島氏の出世作「環太平洋連合」でもこの話はありましたよね。で、正規空母として就役する際の名前として江田島氏が挙げていたのがタイトルにカキコしました「瑞鶴」です。

しかし、江田島氏も連山居残りの橘女史も、最近は米国債買い付けの担保として第7艦隊そのものを要求しろと言ってます。彼らのことですからそれなりの目算があると思うのですが、私にはちょっとついていけなかったので、ろろ様の「キティホーク1本釣り」論に思わず飛びついてしまいました。

まあ、私としては、空母一隻だけというのはバックアップの都合上面倒なので、もう1隻欲しい所。これは前世紀の近代戦艦にならって(先の大戦にかかわった帝国海軍の戦艦12隻のうち、金剛1隻のみがイギリスビッカース社への発注で、残り11隻は大和も含み純国産)、キティホークのブラッシュアップ版を純国産化するんでしょうね。理想的には原始力空母ですが。名前はいうまでもなく「翔鶴」。

>中国共産党が取り組んでいる「東北地区等旧工業基地振興」への協力
>朝鮮族が運営する延辺大学への資金援助
>こういう時こそ在日朝鮮人を使うべき

残念ながら、この辺の話は私は思いつきませんでした、半島名:白頭山、支那名:長白山の領有権問題で
韓国はノー天気なパフォーマンスをアジア大会でやらかしてくれたので、この辺りから中朝対立が起きればいいな、ぐらいしか思いつかない。「願望」だけではダメですよね。行動しなけりゃ。

>汚い話になりますが、違法行為をしている在日朝鮮人企業を摘発し、処罰を免れさせることを条件に、朝鮮族を援助させる

ろろ様としては枕詞を入れたのは不本意だったろうとお察し申し上げます。このブログの読者であっても大半は「汚い話」と思うのでしょう。実はマイク・ホンダのやっていることは、この「汚い話」そのものとはいわないまでも、かなり近いことなのですがね。

>中国は、放っておくとすぐに地方から腐敗が始まる国です

三国志にもあるとおり、孔明は漢中の張魯の側近、楊修を買収して西涼から落ち延びていた馬超と張魯を離間させ、馬超を玄徳の臣下に加えました。曹操は張魯の漢中を攻略する際、やはり楊修を買収して漢中城を開門させ、張魯はやむなく降伏。曹操は張魯の奮戦を労って幕下に加えましたが、楊修は売国奴としてさらし者にし、民衆のリンチによる死に至らせました。
現代であっても南朝鮮労働党は金日成の韓国侵攻を裏から支えたのに、平壌に迎えられた彼らを待っていたのは売国奴としての金日成による処刑でした。
「売国奴は首尾よく売国成った暁に真っ先に処分される」というのは時代、洋の東西を問わず法則といってもいいくらい徹底しています。アカヒ新聞、たわけ放送(TBS)、北國を除く地方紙にはこのあたりが全くわかっていない。我々一般庶民にできることは、「偏向新聞を読まない」、「偏向放送局にチャンネルを合わせない」ということぐらいですが、やらないよりはマシでしょう。

>いわゆるネット右翼や自称保守の人々について一番懸念するのは、彼らは朝鮮や中国が擦り寄ってきたら真っ先に助けてやったり、友好親善に走ったりするタイプだということです。

田中角栄のような、我が国内では「天才」事業家であっても、日中友好に走ってしまったのは結局そういうことなのでしょう。周恩来は訪中した田中角栄の無教養ぶりを陰で嘲笑していたといいます。だが田中派はその後国内各地で跳梁跋扈し、ついには中共の女スパイと寝るようなバカ総理を生み出すまでに至ります。小泉純一郎は悪政を敷いたとはいえ、売国田中角栄の弟子を政権中枢から追いやったことは一応評価しておきます。安部晋三は「党内融和」と称して再び媚中政治家を閣僚や官邸にのさばらせているのが私には理解できません。

>戦前の日本は、そういう人間が多数派だったために

実はつい最近までの「戦後日本」も、そういう輩が政治の世界では多数派でした。そしてなぜか経済界にもその侵食は及んでいます。トヨタについても、豊田家から「政権」が離れた途端に媚中ゾンビ企業へと変質していったように思われてなりません。

ところで、ろろ様の記事には、なぜかロシアへの買収工作が出てきませんが、「あの尊大な白人国家よりも、中朝賄賂大国への買収工作の方が少ない「投資」で大きな「収穫」を得られるから」というのが私の理解ですが、よろしいでしょうか?
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コメントありがとうございます (ろろ)
2007-03-21 00:58:21
>>ナルトさん

  過分な評価をいただきありがとうございます。

  実は私も、貴君の「東洋の魔笛」を拝見しているのです(イザ!のIDを取っていないのでコメントできませんが・・・)。
  こんなことを申し上げるのも変ですが、アメリカの年次改革要望書をあれだけきちんと取り上げている方は、自称「保守」の方はいません。ここでは多くを申しませんが、貴君は大事な何かに気づいていらっしゃるように思います。
  僭越ながら一言付け加えると、文体や取り上げるテーマから、貴君が今お持ちの何かもどかしさのようなものを感じております。気のせいなら笑っていただければ構いませんが、これからもちょくちょく除かせていただきますね。

>>I-RIASさん

  こちらは久しぶりですね!!

>彼等支那の誇る、六韜三略、呉子、孫子の兵法

  私が中国という国に敬意を払っているのは、過去のこういう文化を生みだしたという点ですね。クラウセヴィッツやリデル・ハートが激動の時代を経て編み出した戦争に対する哲学を、すでに春秋の諸氏は知っていたのです。
  しかし、惜しむらくは、このような「古典」を、我が国の政策担当者が全く実践していないことです。政治家は票集め金集め人集め、官僚は法律や前例の暗記で忙しいのでしょうね。

>我等のような人間が無私の精神で権力を
>握らないとろろさんが示すような面白い
>事も出来ない訳ですよね・・・

  まあ、私は民草に過ぎませんが、幕末もこんな感じだったんじゃないでしょうか。下の人間の方がよほど実感として日本の国家というものを案じているというやつです。
  あの頃との大きな違いは、日本をしゃぶり尽くそうとしている宗主国(どこかは、もう言わなくてもわかると思いますが)がいることと、皇室を戴いて政権交代ができないという点でしょう。その代わりに高等教育があり、インターネットがあると思えばいいのかもしれませんが。
  私も、ここを見てくれた誰かが、少しでも役に立ててくれればという一念で書いています。貴君も、ブログをやられてみてはよいのでは?
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しかし・・・ (IRIAS)
2007-03-21 00:07:50
想ったのですが、外に眼を向ける前に、
日本国内に存在する獅子身中の虫
を公職、権力の座から追い落とし、
我等のような人間が無私の精神で権力を
握らないとろろさんが示すような面白い
事も出来ない訳ですよね・・・
本当今の日本は大変ですよね。
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敵の敵は味方 (IRIAS)
2007-03-21 00:02:25
タイトルどおりです。
敵の敵は味方・・・とはよくいったものですね。
戦わずして勝つ事こそ最強の兵法です。
中共の連中を地方から分断し、露西亜・朝鮮と三つ巴
に敵対させ、米国の介入を誘い、その隙に静かに
かつ、迅速に東南アジア、豪、台湾、印度で経済軍事
防衛網を構築、、、自主防衛の為の準備も強かに
進めていけると良いですね。
内蒙古・ウイグル・チベット問題も、一方は人権・・
一方は独立派の支援という観点でばしばし突いて
やりましょう。満州も現在は中共の領土ですが、
満州女真族の連中は中共に支配されている事を
恥じてはいないのでしょうかね?その辺も突ける
ようなら・・・(内務省或いは日本版CIAの建設等、
各種法整備も必要ですね・・・)

彼等支那の誇る、六韜三略、呉子、孫子の兵法
(これらの著書を記した古代支那人は、本来何れも、
衰世を
正す為の最後の手段としてこれらの兵法を薦めてます。
衰退した世をさらに衰退させるような連中に利用
されていて、彼等が可哀想ですので、我々が正しく
衰世を正す為に使って差し上げましょう。)
は、人間の原理原則に沿った上で、地政学・軍事
バランスをを考える上で非常に参考になりますね。
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地政学 (ナルト)
2007-03-20 15:19:44
ろろさま、こんにちは。
三輪氏のところから来ました、ナルトです。
政治ランキングには地政学的視点から現在の国際情勢を見ているエントリが少ないですね。インテリジェンスについてもそうです。
貴殿のエントリは、そのどちらも網羅されているので、参考になります。
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