一応教育だの勉強だの謳っているブログなので、こういうニュースも扱ってみます。
親の理不尽な要求、抗議に学校苦慮…読売調査
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070618ur01.htm
--------以下引用--------
子供の通う学校に理不尽な要求や抗議を行う親に、全国の公立小中学校や教育委員会が苦慮している実態が、読売新聞の調査で明らかになった。
(中略)
調査対象は、全国の道府県庁所在地と政令市、東京23区の計73市区の教育委員会。公立小中学校における親のクレームについて尋ねたところ、67教委から回答があり、40教委が身勝手な要求や問題行動に「苦慮している」と回答した。
具体例の中では、「自宅で掃除をさせていないから、学校でもさせないでほしい」「(子供同士で小さなトラブルになった)相手の子を転校させるか、登校させないようにしてほしい」など、我が子かわいさから理不尽な要求に至るケースが目立った。
また、勉強の進み具合が遅れている中学生に小学生の問題を解かせたところ、「子供が精神的に傷ついた」と抗議したり、子供が起こした自転車事故なのに、「学校の指導が悪い」と主張したりする例もあった。
親が学校現場を飛び越して、教育委員会や文部科学省に、メールや電話で苦情を持ち込むことも多く、ある教委では、抗議の電話が6時間に及んだという。暴力団とのつながりをほのめかし、圧力をかけようとするケースもあった。
親からの継続的なクレームに対応するため、教師が部活動の指導やテストの採点作業の時間を奪われたり、精神的なストレスを抱えたりすることも多く、「教育活動に支障を来している」との声が出ている。
今回の調査に対し、「事例を公表することで当事者が再びクレームをつけてくる恐れがある」との理由から回答を避けた教委もある。
一方、18教委では、クレームを想定した対策を実施。「管理職と教務主任を対象に研修を実施」(佐賀市)、「教委に親対応の専門職員を置いている」(奈良市)、「目に余る時は警察と連携する」(名古屋市)といった取り組みのほか、問題行動を起こす親を精神的にサポートする必要があるとして、「臨床心理士と協力して対応する」(東京都江東区)という教委もある。また、東京都港区では今月から、クレームに対し、学校が弁護士に相談できる制度をスタートさせた。
教育再生会議も今月1日に公表した第2次報告の中で、精神科医や警察官OBなどが学校と保護者の意思疎通を手助けする「学校問題解決支援チーム(仮称)」を各教委に設置するよう提言している。
--------引用以上--------
>67教委から回答があり、40教委が身勝手な要求や
>問題行動に「苦慮している」と回答
思ったより少ないんですね。全ての教育委員会が言うかと思いました。
しかし、中身の濃い馬鹿ばかり、まあよく集めたもんですね。
>「自宅で掃除をさせていないから、学校でもさせないでほしい」
こういう親は、二十歳になると自動的に子供が掃除をするようになるとでも思っているんでしょうか。放任主義などと嘯いて、子供に躾を施さないタイプにありがちな言動です。
>勉強の進み具合が遅れている中学生に
>小学生の問題を解かせたところ、
>「子供が精神的に傷ついた」と抗議したり
やらせていること「それ自体」には何の問題もありません。むしろ感謝してほしいものですが、教員の側ももう一工夫必要でしたね。
もしかしたら、何も言わずに問題を解かせて、それでも手が動かないので「おい、それ小学生の問題だぞ?」などと言ってしまったのかも知れません。そりゃ傷つきますよ。私が中学生だったら、怒鳴り散らしています。
中学生でもいちおう意地や矜持を持っているのですから、「もう少し戻ってやってみようか」と前置きした上で、それをやることの必然性をきちんと相手に伝える努力はした方がいいです。そうしないと、せっかくの厚意が無駄になってしまいます。
子供というのは、頭の良し悪しに関わらず、自分を見下している視線や発言にはかなり敏感です。そういう態度を隠せない教員というのは、自分に素直すぎるのでしょう。「俺は本当にこいつのことを思いやっているなぁ」と、自分で自分を騙すくらいセルフコントロールができないとダメです。
それを積み重ねれば、相手も気持ちよく勉強に取り組めたり、学校に来るのが嫌でなくなるのですから、結局相手のためになります。そういう「マナー」は、言ってみれば他のビジネスと変わるところはありません。
学校の先生は、そういう点で素直すぎる人が多いように感じます。あまり有り難くないことです。
>抗議の電話が6時間
よくもまあそんなに喋ることがあるな・・・と思いますが、そこまで鬱積するまでに何かできることはなかったのかと思います。
私の仕事(塾講師)が教員のそれよりベターだ、と言うことができるものが一つだけあります。それは、何か折に触れてこちらから家庭に電話を入れて、親御さんと話せる機会を持つようにしていることです。
そういう電話の効用は、ひとつには「ガス抜き」です。みなさんも、友達にモヤモヤした心境をうち明けるだけで、問題は解決しなくてもスッキリした経験はありませんか。誰かに聞いてもらいたいという気持ちは、親御さんも同じなのです。
また、こちらが何をしているのか具体的に伝える機会にもなります。親御さんは、意外と子供がどんな風に教わっているかご存じではありません。たとえば、一生懸命数学を教えてやったのに、親御さんはその事実を全く知らないというのはざらです。
だから、私は電話をしたときに「こんなことをやっている」「こういうところが良くなった」と、きちんと伝えるようにしています。それも、何か具体的なアクションを起こしたら「すぐに」電話するように心がけています。そうすれば、多少なりとも感謝されるというわけです。
そういう電話が生きるのは私の仕事が塾の仕事であり、親も子供もそういうつもりで来ているからだという反論をなさる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、公立学校はいろんな生徒がいて当たり前なのですから、いろんな家庭に対してもコミットしていける気構えがなくてはいけません。それが嫌なら、教員など志すべきではないでしょう。
もしかしたら、学校教員は、塾とは違って電話をかけている時間などないという批判をする方もいるかもしれません。
それは、なかなか良い線を行っています。記事の中にも、
>親からの継続的なクレームに対応するため、教師が
>部活動の指導やテストの採点作業の時間を奪われたり、
という部分があるからです。
いろいろ話を聞いてみても、私は学校の先生という仕事は忙しいと思います。もちろん、空き時間にボーっとしている先生もいるんでしょうが、やはり多くの教員が仕事に忙殺されています。特に、私が言及したような電話云々をするのに都合がいい夕方以降が大変なようです。
すこし話がそれますが、そういう現状を放置して、「高い給料をもらっているのだから我慢しろ」と、愚にも付かない罵倒を浴びせているブログが多いのは残念です。昨今の社会保険庁職員に対する怨嗟の声といい、どうも我々は公務員にたいして謂われのない敵意を持ちすぎなのではないでしょうか。
そういうのを扇動しているのはマスコミなのですが、日頃メディアリテラシーだのマスコミはマスゴミだのと吹聴しているような方々が、いとも簡単に、マスコミに乗せられて「言論リンチ」に走っているのはなんとも滑稽です。教員に対する風当たりの強さにも、そういう弱いもの虐め的な匂いがします。
さて、それならどうすればいいでしょうか。
簡単です。教員の持つ授業数を減らし、デスクワークや電話かけなどの家庭へのケアができる時間を作ればいいだけです。
もちろん、それに伴って給料は少し減額させてもらいます。しかし、それによって、かえってほっとする教員が多いのではないかと思います。授業の教え手が足りない場合は、非常勤の職員を入れればいいのです。これには、教員免許保持者に能力を発揮する場を与えるという意味合いもあります。もちろん、働き次第では正規の教員として採用する機会を与えてもいいでしょう。
また、一つのクラスの担任を二人にするというのも提案します。相方がいることで、生徒を違った視点から見ることができる上に、なんといっても悩みを共有できる教員のガス抜きになるという利点があります。
この二つを導入するだけで、学校という空間が「くたびれきった大人の巣」でなく、生き生きした活動の場になるのは間違いありません。
ひるがえって、キョーイクカイカクを至上命題に掲げていたはずの安倍内閣がやっていることは、
>教育再生会議も今月1日に公表した第2次報告の中で、
>精神科医や警察官OBなどが学校と保護者の意思疎通を
>手助けする「学校問題解決支援チーム(仮称)」を
>各教委に設置するよう提言している。
安倍内閣のキョーイクカイカクって、いっつもいっつも「提言」ばっかりですね。みなさんも、さっさと実行に移せばいいのに、と思いませんか。
教員の業務を整理し、授業数を減らし、家庭と意志疎通できる時間を増やすことでしか、教員に対する不信感は払拭しません。それなのに、安倍内閣の肝いりのナントカ会議は、まわりくどいことばかりしています。そればかりでなく、
>精神科医や警察官OB
を学校に入れようとしているあたり、初めからクレームを入れてくる親を「異常者」「危険人物」扱いしていることが伝わってきます。
この会議のものの考え方は、腰痛の患者に対して、ただ痛み止めを出すだけのお医者さんを彷彿とさせますね。腰痛は血行が悪かったり、筋力が低下したり、姿勢が悪かったりすることから起こるのに、痛み止めを処方しても根本的な治療にはなりません。それどころか、消炎鎮痛剤は血行を悪くするので、服用し続けるとかえって病状が悪化することもよくあります。
学校に対するクレーマーが続出しているのは、学校教育、なかんずく教員の仕事内容やそれを取り巻く環境に歪みが生じているからであり、クレーム処理班が出てきたからといって解決するものではありません。そこをわからない人間たちに、教育再生ができるとは到底思えません。
教員の破廉恥な行状に眉をひそめてばかりいないで、彼らが働く環境の改善にもっと目を向けるべきでしょうね。
親の理不尽な要求、抗議に学校苦慮…読売調査
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070618ur01.htm
--------以下引用--------
子供の通う学校に理不尽な要求や抗議を行う親に、全国の公立小中学校や教育委員会が苦慮している実態が、読売新聞の調査で明らかになった。
(中略)
調査対象は、全国の道府県庁所在地と政令市、東京23区の計73市区の教育委員会。公立小中学校における親のクレームについて尋ねたところ、67教委から回答があり、40教委が身勝手な要求や問題行動に「苦慮している」と回答した。
具体例の中では、「自宅で掃除をさせていないから、学校でもさせないでほしい」「(子供同士で小さなトラブルになった)相手の子を転校させるか、登校させないようにしてほしい」など、我が子かわいさから理不尽な要求に至るケースが目立った。
また、勉強の進み具合が遅れている中学生に小学生の問題を解かせたところ、「子供が精神的に傷ついた」と抗議したり、子供が起こした自転車事故なのに、「学校の指導が悪い」と主張したりする例もあった。
親が学校現場を飛び越して、教育委員会や文部科学省に、メールや電話で苦情を持ち込むことも多く、ある教委では、抗議の電話が6時間に及んだという。暴力団とのつながりをほのめかし、圧力をかけようとするケースもあった。
親からの継続的なクレームに対応するため、教師が部活動の指導やテストの採点作業の時間を奪われたり、精神的なストレスを抱えたりすることも多く、「教育活動に支障を来している」との声が出ている。
今回の調査に対し、「事例を公表することで当事者が再びクレームをつけてくる恐れがある」との理由から回答を避けた教委もある。
一方、18教委では、クレームを想定した対策を実施。「管理職と教務主任を対象に研修を実施」(佐賀市)、「教委に親対応の専門職員を置いている」(奈良市)、「目に余る時は警察と連携する」(名古屋市)といった取り組みのほか、問題行動を起こす親を精神的にサポートする必要があるとして、「臨床心理士と協力して対応する」(東京都江東区)という教委もある。また、東京都港区では今月から、クレームに対し、学校が弁護士に相談できる制度をスタートさせた。
教育再生会議も今月1日に公表した第2次報告の中で、精神科医や警察官OBなどが学校と保護者の意思疎通を手助けする「学校問題解決支援チーム(仮称)」を各教委に設置するよう提言している。
--------引用以上--------
>67教委から回答があり、40教委が身勝手な要求や
>問題行動に「苦慮している」と回答
思ったより少ないんですね。全ての教育委員会が言うかと思いました。
しかし、中身の濃い馬鹿ばかり、まあよく集めたもんですね。
>「自宅で掃除をさせていないから、学校でもさせないでほしい」
こういう親は、二十歳になると自動的に子供が掃除をするようになるとでも思っているんでしょうか。放任主義などと嘯いて、子供に躾を施さないタイプにありがちな言動です。
>勉強の進み具合が遅れている中学生に
>小学生の問題を解かせたところ、
>「子供が精神的に傷ついた」と抗議したり
やらせていること「それ自体」には何の問題もありません。むしろ感謝してほしいものですが、教員の側ももう一工夫必要でしたね。
もしかしたら、何も言わずに問題を解かせて、それでも手が動かないので「おい、それ小学生の問題だぞ?」などと言ってしまったのかも知れません。そりゃ傷つきますよ。私が中学生だったら、怒鳴り散らしています。
中学生でもいちおう意地や矜持を持っているのですから、「もう少し戻ってやってみようか」と前置きした上で、それをやることの必然性をきちんと相手に伝える努力はした方がいいです。そうしないと、せっかくの厚意が無駄になってしまいます。
子供というのは、頭の良し悪しに関わらず、自分を見下している視線や発言にはかなり敏感です。そういう態度を隠せない教員というのは、自分に素直すぎるのでしょう。「俺は本当にこいつのことを思いやっているなぁ」と、自分で自分を騙すくらいセルフコントロールができないとダメです。
それを積み重ねれば、相手も気持ちよく勉強に取り組めたり、学校に来るのが嫌でなくなるのですから、結局相手のためになります。そういう「マナー」は、言ってみれば他のビジネスと変わるところはありません。
学校の先生は、そういう点で素直すぎる人が多いように感じます。あまり有り難くないことです。
>抗議の電話が6時間
よくもまあそんなに喋ることがあるな・・・と思いますが、そこまで鬱積するまでに何かできることはなかったのかと思います。
私の仕事(塾講師)が教員のそれよりベターだ、と言うことができるものが一つだけあります。それは、何か折に触れてこちらから家庭に電話を入れて、親御さんと話せる機会を持つようにしていることです。
そういう電話の効用は、ひとつには「ガス抜き」です。みなさんも、友達にモヤモヤした心境をうち明けるだけで、問題は解決しなくてもスッキリした経験はありませんか。誰かに聞いてもらいたいという気持ちは、親御さんも同じなのです。
また、こちらが何をしているのか具体的に伝える機会にもなります。親御さんは、意外と子供がどんな風に教わっているかご存じではありません。たとえば、一生懸命数学を教えてやったのに、親御さんはその事実を全く知らないというのはざらです。
だから、私は電話をしたときに「こんなことをやっている」「こういうところが良くなった」と、きちんと伝えるようにしています。それも、何か具体的なアクションを起こしたら「すぐに」電話するように心がけています。そうすれば、多少なりとも感謝されるというわけです。
そういう電話が生きるのは私の仕事が塾の仕事であり、親も子供もそういうつもりで来ているからだという反論をなさる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、公立学校はいろんな生徒がいて当たり前なのですから、いろんな家庭に対してもコミットしていける気構えがなくてはいけません。それが嫌なら、教員など志すべきではないでしょう。
もしかしたら、学校教員は、塾とは違って電話をかけている時間などないという批判をする方もいるかもしれません。
それは、なかなか良い線を行っています。記事の中にも、
>親からの継続的なクレームに対応するため、教師が
>部活動の指導やテストの採点作業の時間を奪われたり、
という部分があるからです。
いろいろ話を聞いてみても、私は学校の先生という仕事は忙しいと思います。もちろん、空き時間にボーっとしている先生もいるんでしょうが、やはり多くの教員が仕事に忙殺されています。特に、私が言及したような電話云々をするのに都合がいい夕方以降が大変なようです。
すこし話がそれますが、そういう現状を放置して、「高い給料をもらっているのだから我慢しろ」と、愚にも付かない罵倒を浴びせているブログが多いのは残念です。昨今の社会保険庁職員に対する怨嗟の声といい、どうも我々は公務員にたいして謂われのない敵意を持ちすぎなのではないでしょうか。
そういうのを扇動しているのはマスコミなのですが、日頃メディアリテラシーだのマスコミはマスゴミだのと吹聴しているような方々が、いとも簡単に、マスコミに乗せられて「言論リンチ」に走っているのはなんとも滑稽です。教員に対する風当たりの強さにも、そういう弱いもの虐め的な匂いがします。
さて、それならどうすればいいでしょうか。
簡単です。教員の持つ授業数を減らし、デスクワークや電話かけなどの家庭へのケアができる時間を作ればいいだけです。
もちろん、それに伴って給料は少し減額させてもらいます。しかし、それによって、かえってほっとする教員が多いのではないかと思います。授業の教え手が足りない場合は、非常勤の職員を入れればいいのです。これには、教員免許保持者に能力を発揮する場を与えるという意味合いもあります。もちろん、働き次第では正規の教員として採用する機会を与えてもいいでしょう。
また、一つのクラスの担任を二人にするというのも提案します。相方がいることで、生徒を違った視点から見ることができる上に、なんといっても悩みを共有できる教員のガス抜きになるという利点があります。
この二つを導入するだけで、学校という空間が「くたびれきった大人の巣」でなく、生き生きした活動の場になるのは間違いありません。
ひるがえって、キョーイクカイカクを至上命題に掲げていたはずの安倍内閣がやっていることは、
>教育再生会議も今月1日に公表した第2次報告の中で、
>精神科医や警察官OBなどが学校と保護者の意思疎通を
>手助けする「学校問題解決支援チーム(仮称)」を
>各教委に設置するよう提言している。
安倍内閣のキョーイクカイカクって、いっつもいっつも「提言」ばっかりですね。みなさんも、さっさと実行に移せばいいのに、と思いませんか。
教員の業務を整理し、授業数を減らし、家庭と意志疎通できる時間を増やすことでしか、教員に対する不信感は払拭しません。それなのに、安倍内閣の肝いりのナントカ会議は、まわりくどいことばかりしています。そればかりでなく、
>精神科医や警察官OB
を学校に入れようとしているあたり、初めからクレームを入れてくる親を「異常者」「危険人物」扱いしていることが伝わってきます。
この会議のものの考え方は、腰痛の患者に対して、ただ痛み止めを出すだけのお医者さんを彷彿とさせますね。腰痛は血行が悪かったり、筋力が低下したり、姿勢が悪かったりすることから起こるのに、痛み止めを処方しても根本的な治療にはなりません。それどころか、消炎鎮痛剤は血行を悪くするので、服用し続けるとかえって病状が悪化することもよくあります。
学校に対するクレーマーが続出しているのは、学校教育、なかんずく教員の仕事内容やそれを取り巻く環境に歪みが生じているからであり、クレーム処理班が出てきたからといって解決するものではありません。そこをわからない人間たちに、教育再生ができるとは到底思えません。
教員の破廉恥な行状に眉をひそめてばかりいないで、彼らが働く環境の改善にもっと目を向けるべきでしょうね。