日々是勉強

教育、国際関係、我々の社会生活・・・少し上から眺めてみよう。

たまには「ロシア料理」でもいかが?

2007年07月04日 02時50分00秒 | ロシア関連
  「こいつはいつもランドパワーとかグローバリストとか生徒の前でも言ってる変な塾講師なんじゃないか?」(笑)とか、「コメントを書き込む時間からして、ネット中毒なんじゃないか?」(笑)とか、憶測されるのも嫌なので、たまには趣味らしいものを紹介しておきましょう。

  私は、ひとりでも外国料理のレストランにでかけて食事を摂るのが好きです。

  以前はフランス料理やインド料理が多かったのですが、最近これに「ロシア料理」が加わりました。

  今日は、私が何度か行っている東京・新宿のロシア料理店「スンガリー」をご紹介いたします。

  まず、店内です。



  少し薄暗い感じですが、まあカリブ海料理やメキシコ料理を食べるわけではないので(笑)これくらいでちょうどいいでしょう。

  食前酒は、ビールにしました。ロシアで最も飲まれている「バルチカБалтика」というビールです。



  詳しくは●こちらのリンクをご覧下さい。このビールには0から10まで番号が振ってあって、それぞれ味や色が異なるというのがセールスポイントのようです。私が飲んだのは「3番」(ラガービール)です。
  私は酒類はあまり好きではないのですが、外国製のビールは好んで飲みます。アメリカの●「ミラー」というブランドが特に好きですが、バルチカの3番はアルコール度数や口当たりがミラーと似ていて、気に入りました。
  ロシアに行ったら、「俺は酒が飲めなくはない」と主張するために、バルチカの3番を飲むことにします(笑)。ウォッカводкаが飲めないと人間扱いしてもらえないかもしれませんが(笑)。

  次は、前菜です。鮭のクレープ(блины)包みです。



  フランス料理でも似たようなのを食べたことがあります(●こちらのレストランの「そば粉のクレープ」)。可もなく不可もなくといったところでしょうか。玉ねぎに生臭さがなかったのは、当たり前と言えば当たり前ですが、「さすがレストラン、自分の作る料理とは違う」と実感しました(笑)。

  次に、スープです。ボルシチборщも選べたのですが、迷わず「ラグマンлагмон」にしました。



  画像を見れば一目瞭然ですが、ラーメンです(笑)。ウズベキスタンでは麺料理を「ラグマン」と言うようです(ロシア語になるとЛАГМАН ДУНГАНСКИЙ 「中央アジアのラグマン」とでもいうことか)。ДУНГАНというのは、トルコ系の民族を指す言葉ですから、多分中国で食べていた麺類がシルクロードを経て中央アジアに伝わったのでしょう。
  味は、「チリトマトヌードル」のような感じです。ウズベキスタンに行くと日本食はあまり食べられないでしょうから、これが出てくると有り難いことでしょう。もっとも、ロシアなら「ラプシャーлапша」と呼ばれるカップ麺(だいたい韓国製)が沢山売っていますが・・・。

  今回のはスープ麺でしたが、「焼きラグマン(Ковурма лагмон、ロシア語風にлапша поджаренная)」というのもあるみたいです(●こういう感じです)。旅行に行ったら、是非食べてみたいですね。

  さて、メインディッシュです。これも中央アジア起源の「シャシリクшашлык」です。



  写真だとただの一口ステーキのように見えますが、出てくるときは串刺しで出てきます。要するにバーベキューです。「そのまま食べるんですよね」ときいたら、「熱いので皿に取ります」と言われてしまいました(笑)。
  肉は羊肉ですが、臭みが全くなかったのにはビックリしました。牛肉を食べているような気になり、思わず店員さんに確かめてしまったほどです。脂をきちんと取ると臭みがなくなるようですね。

  食後には、「ロシアンティーчай」をいただきました。



  普通の紅茶と大きく違うのは、写真左側にあるようにジャムが付いている点です。それぞれ「カシス」「サクランボ」「バラと蜂蜜」のジャムでした。
  そして、飲み方はというと、中に入れてかき混ぜるのではありません。ジャムを口に入れて舐めるのです。そこにお茶を入れて薄めるような感じです。
  サクランボというのは残留農薬がかなり多い(笑)のであまり手を付けたくなかったのですが、そのまま残すのも何なので、一口だけもらいました(こういうときまで食の安全とやらこだわると、興が冷めるのでやめた方がよい)。カシスのジャムが一番美味しかったですね。

  これで5000円を下回ったので、満足できました。

  しかし、いい気分で外に出たら、マッサージを勧誘する中国人女性が(笑)。そう、ここはかの悪名高き「歌舞伎町」。
  すぐに、道の反対側である西武新宿駅側に逃げました(笑)。閉店時間は早いですが、純朴な方(笑)は「新宿西口店」をご利用になる方がよいかもしれませんね。

  うーむ、出来上がった記事を一瞥すると、わざとらしくロシア語を挿入しているのが実にイラヤシイ記事になってしまいました。
  一応ネットサーフィンだけでなく、ロシア語を勉強しているということを見せつけておきたかったのです。ご容赦下さい

ロシア料理 スンガリー
http://www.sungari.jp/

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Sadao)
2007-07-04 18:07:34
来週の金曜日からウラジオストクへ旅行するので料理の参考になりました。ボルシチしか知らないもので!
お茶は甘そうですね。向こうに行ったら彼女の母親から甘いお茶を出されそうです。
管理人さんはロシア語を勉強されているのですか。わたしも1年近く勉強していますが、難しいですね。単語の語尾が格変化しますから覚えるのが大変です。
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ウマソー( ゜Д゜)ー! (Masaya)
2007-07-04 20:58:22
おっ!久々のグルメですね。

ロシア料理というとピロシキやボルシチのイメージが強いですが、これは新鮮です。あれだけ国土が広いとさぞかし料理も多彩ではないかと思います。

こちらもそろそろグルメ系の新しいネタを出さないと…(触発されました)。

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Unknown (Unknown)
2007-07-04 21:03:28
ウラジオストクはロシア語で「東方を支配せよ」という意味らしいです。ロシア語の講座で教えてもらいました。

スターリンは民族主義を抑えるために住民を移動させました。極東にいた朝鮮人を中央アジアに移動させたり、スターリンはウクライナ人を徹底して弾圧したのでウクライナにいた人を極東に移住させられた人は多いみたいです。いまのロシアがウクライナをいじめているのはいまに始まったことではありません。

わたしとメール交換している女性はウラジオストクから中国の国境に近いアレクセイエフという都市に住んでいます。おじいさんはウクライナで農園をしていたらしいです。
黒澤明監督の映画「デルス・ウザーラ」の撮影の拠点場所だったみたいです。

日本人にはいわくのある町で、ソ連軍が日ソ不可侵条約を破棄して中国満州のスイフンヘイへなだれ込む集結地だったところです。
現在ではロシア人が中国への買出しの拠点としているところです。

しかし、中国と国境を接しているので空気はわるいかもしれません。マスクを持って行こうかと考えています。
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Unknown (Sadao)
2007-07-04 21:06:07
すいません!名前を入れるの忘れました。
コメントの1番目と3番目は「Sadao]です。
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金のガチョウは逃がしません (rx)
2007-07-04 21:25:13
ウクライナは食料、鉱業他が強いロシアの策源地ですから。豊かな土地が独立独歩を指向し、周りがそこを取り込むことを指向してきただけ。
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コメントありがとうございます (ろろ)
2007-07-05 00:15:09
>>Sadaoさん

  初めまして。ウラジオですか。私も沿海州とどちらにしようか悩んだのですが、各国料理を一通り食べられるということと、初めてのロシアだということで、この夏の行き先はモスクワとペテルブルクで妥協しました。
  本当なら、カザンやウーファのような町に行きたいのですが、ツアーでないとホテルと航空機が高くて(笑)。今思えばベトナムやバンコク経由という手もあったんですが、贅沢にもアエロフロートの直通便にしてしまいました。
  モスクワでは、観光地でない場所をいろいろ回って向こうからブログを上げたいと思っています。ウラジオストクに行った折りは、是非ご報告ください。

>>Masayaさん

  沖縄のグルメとなると期待できますね。自分は八重山そばと、サーターアンダギー、アンダンスーが好きです。アンダンスーだけで十分白米が食べられますよね。
  いずれにしろ、楽しみにしています。

>>rxさん

  ウクライナということで、参考までに拙ブログの記事です。

Россия - царь Газового Мира!(ロシアは天然ガスの皇帝)
http://blog.goo.ne.jp/roro_football-lover/c/c744093a9d7ff354a492e53896006ada

  ロシアはブルガリア経由のパイプラインも考えているようです。セルビアとマケドニアが西側から分断されるかどうかが鍵になるように思えます。
  ロシアの天然ガスの記事は、近い内に取り上げる予定です。
  
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