前回の続きです。
ジャーナリストである●櫻井よし子さんのブログに、こんなくだりがありました。
(以下引用)
百地章日大教授が語った。「皇室廃止を主張してきた人々が今回の報告書を支持しているのです。そのひとり、東大名誉教授の奥平康弘氏は、女系天皇は天皇制の正統性の根拠である萬世一系のイデオロギーを内側から浸食すると、“評価”しています。女系天皇はこのような皇室廃絶論者たちに悪用されていくことでしょう」
(引用以上)
ちなみに、この奥平という憲法学者は●9条の会、という団体の中核メンバーです。
どうも、「進歩的」な学者の方や、インテリ層には、「天皇制」を否定したがっている連中が多いようです。
こういう人々が主張してくることは、だいたい想像が付きます。「皇室を養うのは税金の無駄である」というものか、「皇室制度そのものが、生まれによる差別であり、憲法違反である」というものです。
皇室制度が生まれによる差別であろうと、金がかかるものであろうと、皇室制度はなくすべきではありません。それは、皇室があることによって、日本では世界に類を見ない効率の良い社会システムを作り上げているからです。
その核心は、権威と権力が別れることにより、政権交代や動乱後の秩序回復のコストが低くて済むという点に尽きます。
特に武士の世の中になって以来、日本は国を崩壊させるような内戦を経験していません。(南北朝時代は例外だが、それも長期間、北朝の力が優勢だった)それは、天皇以外は最高の権威を持つことができなかったからです。武士のトップは征夷大将軍であり、あくまで朝廷に幕府の開設を許可されているに過ぎません。これによって、権力の頂点にいる人間に、心理的な「ふた」をすることができます。要するに、「何をやっても許される」という心理状態にならず、権力の暴走が起こりにくくなるわけです。
また、もし変事があっても、天皇を頂点とした身分秩序をすぐに整えることが出来ます。明治維新などが良い例でしょう。もし薩摩や長州が「官軍」でなかったら、その権力には正統性が無く、相手がいつまで経ってもあきらめずに、泥沼の内戦が続いていたのかもしれません。
こういう話をすると、すぐに「日本の社会は、決まり切った秩序ばかりを追い求めて、個人の意見や自由な発想は排斥されてしまう!」などと、もっともらしいことをいう「進歩的な人たち」がいます。
この理解は、根本的に誤っています。日本の社会は、秩序や連帯を主とし、個人の主体性を従とするだけで、決して個人が否定された社会ではなかったのです。
それを証拠に、身分や家柄が今よりもずっとうるさかった時代に、現代とは比べものにならない優れた個人が活躍しています。平安時代の紫式部、戦国時代の武将たちや、安土桃山時代の宮本武蔵(剣術家・思想家)、江戸時代の関孝和(数学者)、明治時代の野口英世(医学者)は、個性がなかったのでしょうか?彼らより偉大な人間が、「自由で平等で豊かな」現代の日本にいたら、教えてほしいものです。
まさか、牢屋の中にいる●この人なんて言う人は・・・日教組なら言いそうだな。(笑)
逆に、個人の主体性を主にすると、社会が安定しません。個人を主にすると言うよりも、「権威の存在しない、平等な」社会といってもいいかもしれません。
●「平等など不要だ!」という記事でも紹介しましたが、国王の権威を極めて短期間で完全否定したフランス革命は、その後社会の動乱を招き、反対派の虐殺を招いています。その後、フランスがイギリスの後塵を拝してしまった原因は、ここにあります。ブルボン王朝の権威が否定された結果、国内で無駄な権力闘争ばかりして、隣接する外国勢力の干渉を招いてしまったからです。
このような非常に効率の悪い社会制度を採っているのが、「ランドパワー」の国だけであるというのは、覚えておいて損はありません。
以前に●ロシアのことを扱った記事で出てきましたが、「ランドパワー」というのは、地政学の用語で、陸軍国のことをいいます。
ランドパワーの歴史は、殺し合いの歴史です。
古代から近世にかけての中国を例に取ってみるとわかりやすいです。国が変わると王族や官僚を虐殺、反対派の粛清で虐殺、不満を爆発させた農民や義賊を虐殺、最後には自分が反乱軍に虐殺されてしまうのです。それというのも、中国には「易姓革命」といって、天に選ばれた人間なら誰でも最高の権威になれるという思想があるからです。もちろん、実際に天から神様が降りてくるわけではありません。力で権力を奪った者が権威になるのです。
ソ連の強制収容所や、ナチスドイツの「ホロコースト」も、同じような理屈で理解できるでしょう。こういう国は、革命で権威を抹殺してしまったので、絶えず人と人とが闘争する状態になってしまったのです。
彼らがそうなってしまったのは、結局ランドパワーの国の場合は、隣接する国から干渉を受けやすく、国内が分裂しやすいからです。だから、力で反抗する勢力を抑えるしかありません。それが行きすぎて、伝統的権威の全否定につながってしまったわけです。フランス革命も、そういう文脈で理解することができるかもしれません。
ランドパワー流のやり方は、社会を運営するのにコスト(金・軍事力・人命)がかかりすぎます。日本のような狭い国で、絶対に真似すべきではありません。
だからこそ、我々の祖先は、「権威」は天皇に「権力」は幕府や時の政府に、別々にしておいたのです。もし、外国の勢力が権力の分裂を図っても、次に権力の座に着いた人間が、天皇という権威から地位を授かることにより、簡単に正統性を維持できるのです。
便利な仕組みだと思いませんか?
それにも関わらず「人類皆平等だ!だから、天皇制は廃止だ!」と言う人がいるとしたら、それはもはや、「ランドパワー」による侵略行為と考えるべきです。
だいたいの場合、ランドパワーの敵はランドパワーです。ランドパワーは陸づたいに他国と隣接しているので、どうしても異民族や敵対勢力をその内側に抱えやすい傾向にあります。だから、ランドパワーの国を滅ぼすには、相手を内部崩壊させるのが一番簡単なのです。
たとえば、ある国で「自由」や「平等」を過度に強調するような運動をすれば、同質性が強く団結している集団に、反乱分子を生じさせることが出来ます。だいたい政府というのは国民に義務や負担や秩序を課したがるものです。だから、「自由」や「平等」を煽れば煽るほど、「反政府勢力」が増えるわけです。
本人たちはわかっていないかもしれませんが、日教組のような反体制を売り物にする団体は、典型的なランドパワー(昔はソ連、今は中国・北朝鮮)の工作員の役割を果たしているわけです。日教組や全教に代表される労働組合が、ソ連や中国共産党を批判しているところを見たことがあるでしょうか?
「人類解放」や「男女の完全平等」を謳い文句にしている共産主義の国が、なぜかランドパワーの国に多いことは、決して偶然ではありません。いや、ランドパワーだからこそ、共産主義を採用したという方が正しいでしょう。資本主義・自由主義の国の弱点は、「弱者救済」「個人間の格差」「対外進出による相手国との摩擦」です。そこに共産主義を宣伝すれば、敵国の中に簡単に反体制派を作り上げることができるからです。
もうおわかりでしょう。天皇を最高の権威としている日本の社会を崩壊させたいと思っている勢力(ランドパワーとその手先)が、「女系天皇」と、それに続く「天皇制廃止」を狙っているのです。
積極的に関与しているかどうかは分かりませんが、中国は明らかに「女系天皇」を歓迎しています。
証拠はあります。中国の国営通信社・新華社の記事がそれです。新華社は自社のウェブサイトに、(●こちらのブログを参照)「強烈に皇室典範と人権擁護法の制定に反対している」日本の右翼勢力を批判する記事を載せています。これを反対解釈すれば、中国は皇室典範の改正に好意的だということでしょう。
それに、政府のやることに全て反対している日本共産党が、皇室典範改正だけは諸手をあげて賛成しているだけで、おかしいと思いませんか?共産党はかつて、コミンテルン(要するにソ連)の指示で天皇暗殺を計画していた政党です。
中国や共産党と結論が一致・・・「今国会で改正だ!」と叫んでいた小泉首相は何を考えているのでしょう?
天皇や皇室が嫌いでも、男系天皇維持に賛成すべきです。愛子様に子供が産まれなければ、自動的に皇室はその歴史を閉じます。もしお子さまが出来ても、神武天皇の皇統から外れてしまい、「天皇制」を否定する勢力に大きなアドバンテージを与えることになります。
女系天皇容認の「暴論」は、人権擁護法案や靖国神社の問題、教科諸問題などと同様、ランドパワーによる「攻撃」だということを、しっかり認識すべきです。
最後に、言いっぱなしにならないように「代案」を出しておきましょう。
皇室典範を改正するなら、せめて「男系の『子』」にすべきです。愛子内親王は、父を辿っていくと神武天皇までさかのぼれるます。だから、愛子様が天皇になられても、「男系」は維持できているのです。
それとともに、皇室基本法を定めて、旧宮家の復活、養子制度など、安定的に皇室制度を維持していくための方針を作るべきです。
また、前回の話で私が述べたような、皇室の「すごさ」「ユニークさ」を、子どもや普通の人々(インターネットを使わない人たち)にもきちんとわかってもらうことに、もっと予算や人を割くべきです。
予算が足りないと言うのなら、人の金でマッサージチェアを買っている社会保険庁や、6年間50兆円かけてどんな成果があったかいまだに見えない内閣府男女共同参画局など潰してしまえばいいのです。
「今は王室を賛美している時代ではない」という人は、●映画の上映前に「国王賛歌」を流しているタイ王国に行って、「おまえたちは反動保守だ!」とタイ人に文句を付けてみてほしいものです。むしろ自国の王室を賛美しない方が異常です。
くれぐれも、安易に女系を許して、日本を侵略しようと(させようと)している勢力に付け入る隙を与えないことです。「有識者会議」や、小泉首相周辺、さらには、ランドパワーと手を組んでいる民主党や社民党などの動きには注意をすべきです。
逆に言えば、男系維持を続けることで、日本は古代からの秩序を基調とした国柄を守ることができます。この記事を読んだ方も、ぜひ、身近な方から皇室(神武天皇王朝)の存在するメリットを伝えていくようにしてほしいです。
ジャーナリストである●櫻井よし子さんのブログに、こんなくだりがありました。
(以下引用)
百地章日大教授が語った。「皇室廃止を主張してきた人々が今回の報告書を支持しているのです。そのひとり、東大名誉教授の奥平康弘氏は、女系天皇は天皇制の正統性の根拠である萬世一系のイデオロギーを内側から浸食すると、“評価”しています。女系天皇はこのような皇室廃絶論者たちに悪用されていくことでしょう」
(引用以上)
ちなみに、この奥平という憲法学者は●9条の会、という団体の中核メンバーです。
どうも、「進歩的」な学者の方や、インテリ層には、「天皇制」を否定したがっている連中が多いようです。
こういう人々が主張してくることは、だいたい想像が付きます。「皇室を養うのは税金の無駄である」というものか、「皇室制度そのものが、生まれによる差別であり、憲法違反である」というものです。
皇室制度が生まれによる差別であろうと、金がかかるものであろうと、皇室制度はなくすべきではありません。それは、皇室があることによって、日本では世界に類を見ない効率の良い社会システムを作り上げているからです。
その核心は、権威と権力が別れることにより、政権交代や動乱後の秩序回復のコストが低くて済むという点に尽きます。
特に武士の世の中になって以来、日本は国を崩壊させるような内戦を経験していません。(南北朝時代は例外だが、それも長期間、北朝の力が優勢だった)それは、天皇以外は最高の権威を持つことができなかったからです。武士のトップは征夷大将軍であり、あくまで朝廷に幕府の開設を許可されているに過ぎません。これによって、権力の頂点にいる人間に、心理的な「ふた」をすることができます。要するに、「何をやっても許される」という心理状態にならず、権力の暴走が起こりにくくなるわけです。
また、もし変事があっても、天皇を頂点とした身分秩序をすぐに整えることが出来ます。明治維新などが良い例でしょう。もし薩摩や長州が「官軍」でなかったら、その権力には正統性が無く、相手がいつまで経ってもあきらめずに、泥沼の内戦が続いていたのかもしれません。
こういう話をすると、すぐに「日本の社会は、決まり切った秩序ばかりを追い求めて、個人の意見や自由な発想は排斥されてしまう!」などと、もっともらしいことをいう「進歩的な人たち」がいます。
この理解は、根本的に誤っています。日本の社会は、秩序や連帯を主とし、個人の主体性を従とするだけで、決して個人が否定された社会ではなかったのです。
それを証拠に、身分や家柄が今よりもずっとうるさかった時代に、現代とは比べものにならない優れた個人が活躍しています。平安時代の紫式部、戦国時代の武将たちや、安土桃山時代の宮本武蔵(剣術家・思想家)、江戸時代の関孝和(数学者)、明治時代の野口英世(医学者)は、個性がなかったのでしょうか?彼らより偉大な人間が、「自由で平等で豊かな」現代の日本にいたら、教えてほしいものです。
まさか、牢屋の中にいる●この人なんて言う人は・・・日教組なら言いそうだな。(笑)
逆に、個人の主体性を主にすると、社会が安定しません。個人を主にすると言うよりも、「権威の存在しない、平等な」社会といってもいいかもしれません。
●「平等など不要だ!」という記事でも紹介しましたが、国王の権威を極めて短期間で完全否定したフランス革命は、その後社会の動乱を招き、反対派の虐殺を招いています。その後、フランスがイギリスの後塵を拝してしまった原因は、ここにあります。ブルボン王朝の権威が否定された結果、国内で無駄な権力闘争ばかりして、隣接する外国勢力の干渉を招いてしまったからです。
このような非常に効率の悪い社会制度を採っているのが、「ランドパワー」の国だけであるというのは、覚えておいて損はありません。
以前に●ロシアのことを扱った記事で出てきましたが、「ランドパワー」というのは、地政学の用語で、陸軍国のことをいいます。
ランドパワーの歴史は、殺し合いの歴史です。
古代から近世にかけての中国を例に取ってみるとわかりやすいです。国が変わると王族や官僚を虐殺、反対派の粛清で虐殺、不満を爆発させた農民や義賊を虐殺、最後には自分が反乱軍に虐殺されてしまうのです。それというのも、中国には「易姓革命」といって、天に選ばれた人間なら誰でも最高の権威になれるという思想があるからです。もちろん、実際に天から神様が降りてくるわけではありません。力で権力を奪った者が権威になるのです。
ソ連の強制収容所や、ナチスドイツの「ホロコースト」も、同じような理屈で理解できるでしょう。こういう国は、革命で権威を抹殺してしまったので、絶えず人と人とが闘争する状態になってしまったのです。
彼らがそうなってしまったのは、結局ランドパワーの国の場合は、隣接する国から干渉を受けやすく、国内が分裂しやすいからです。だから、力で反抗する勢力を抑えるしかありません。それが行きすぎて、伝統的権威の全否定につながってしまったわけです。フランス革命も、そういう文脈で理解することができるかもしれません。
ランドパワー流のやり方は、社会を運営するのにコスト(金・軍事力・人命)がかかりすぎます。日本のような狭い国で、絶対に真似すべきではありません。
だからこそ、我々の祖先は、「権威」は天皇に「権力」は幕府や時の政府に、別々にしておいたのです。もし、外国の勢力が権力の分裂を図っても、次に権力の座に着いた人間が、天皇という権威から地位を授かることにより、簡単に正統性を維持できるのです。
便利な仕組みだと思いませんか?
それにも関わらず「人類皆平等だ!だから、天皇制は廃止だ!」と言う人がいるとしたら、それはもはや、「ランドパワー」による侵略行為と考えるべきです。
だいたいの場合、ランドパワーの敵はランドパワーです。ランドパワーは陸づたいに他国と隣接しているので、どうしても異民族や敵対勢力をその内側に抱えやすい傾向にあります。だから、ランドパワーの国を滅ぼすには、相手を内部崩壊させるのが一番簡単なのです。
たとえば、ある国で「自由」や「平等」を過度に強調するような運動をすれば、同質性が強く団結している集団に、反乱分子を生じさせることが出来ます。だいたい政府というのは国民に義務や負担や秩序を課したがるものです。だから、「自由」や「平等」を煽れば煽るほど、「反政府勢力」が増えるわけです。
本人たちはわかっていないかもしれませんが、日教組のような反体制を売り物にする団体は、典型的なランドパワー(昔はソ連、今は中国・北朝鮮)の工作員の役割を果たしているわけです。日教組や全教に代表される労働組合が、ソ連や中国共産党を批判しているところを見たことがあるでしょうか?
「人類解放」や「男女の完全平等」を謳い文句にしている共産主義の国が、なぜかランドパワーの国に多いことは、決して偶然ではありません。いや、ランドパワーだからこそ、共産主義を採用したという方が正しいでしょう。資本主義・自由主義の国の弱点は、「弱者救済」「個人間の格差」「対外進出による相手国との摩擦」です。そこに共産主義を宣伝すれば、敵国の中に簡単に反体制派を作り上げることができるからです。
もうおわかりでしょう。天皇を最高の権威としている日本の社会を崩壊させたいと思っている勢力(ランドパワーとその手先)が、「女系天皇」と、それに続く「天皇制廃止」を狙っているのです。
積極的に関与しているかどうかは分かりませんが、中国は明らかに「女系天皇」を歓迎しています。
証拠はあります。中国の国営通信社・新華社の記事がそれです。新華社は自社のウェブサイトに、(●こちらのブログを参照)「強烈に皇室典範と人権擁護法の制定に反対している」日本の右翼勢力を批判する記事を載せています。これを反対解釈すれば、中国は皇室典範の改正に好意的だということでしょう。
それに、政府のやることに全て反対している日本共産党が、皇室典範改正だけは諸手をあげて賛成しているだけで、おかしいと思いませんか?共産党はかつて、コミンテルン(要するにソ連)の指示で天皇暗殺を計画していた政党です。
中国や共産党と結論が一致・・・「今国会で改正だ!」と叫んでいた小泉首相は何を考えているのでしょう?
天皇や皇室が嫌いでも、男系天皇維持に賛成すべきです。愛子様に子供が産まれなければ、自動的に皇室はその歴史を閉じます。もしお子さまが出来ても、神武天皇の皇統から外れてしまい、「天皇制」を否定する勢力に大きなアドバンテージを与えることになります。
女系天皇容認の「暴論」は、人権擁護法案や靖国神社の問題、教科諸問題などと同様、ランドパワーによる「攻撃」だということを、しっかり認識すべきです。
最後に、言いっぱなしにならないように「代案」を出しておきましょう。
皇室典範を改正するなら、せめて「男系の『子』」にすべきです。愛子内親王は、父を辿っていくと神武天皇までさかのぼれるます。だから、愛子様が天皇になられても、「男系」は維持できているのです。
それとともに、皇室基本法を定めて、旧宮家の復活、養子制度など、安定的に皇室制度を維持していくための方針を作るべきです。
また、前回の話で私が述べたような、皇室の「すごさ」「ユニークさ」を、子どもや普通の人々(インターネットを使わない人たち)にもきちんとわかってもらうことに、もっと予算や人を割くべきです。
予算が足りないと言うのなら、人の金でマッサージチェアを買っている社会保険庁や、6年間50兆円かけてどんな成果があったかいまだに見えない内閣府男女共同参画局など潰してしまえばいいのです。
「今は王室を賛美している時代ではない」という人は、●映画の上映前に「国王賛歌」を流しているタイ王国に行って、「おまえたちは反動保守だ!」とタイ人に文句を付けてみてほしいものです。むしろ自国の王室を賛美しない方が異常です。
くれぐれも、安易に女系を許して、日本を侵略しようと(させようと)している勢力に付け入る隙を与えないことです。「有識者会議」や、小泉首相周辺、さらには、ランドパワーと手を組んでいる民主党や社民党などの動きには注意をすべきです。
逆に言えば、男系維持を続けることで、日本は古代からの秩序を基調とした国柄を守ることができます。この記事を読んだ方も、ぜひ、身近な方から皇室(神武天皇王朝)の存在するメリットを伝えていくようにしてほしいです。
それにしても、
>陸軍の主力は大陸に亡命政権つくり、英米との
>死闘を継続してるとさえいえます。鍵は
>陸軍中野学校です。
これ、凄く興味深いんですが?
次回配信を心待ちにしています!!
それと、私が最近調べているのは、中朝韓の戦後と帝国陸軍の残党のかかわりです。見方によっては、陸軍の主力は大陸に亡命政権つくり、英米との死闘を継続してるとさえいえます。鍵は陸軍中野学校です。
最近、資料が出てきたり、著作により、全貌が見えてきました。この点はいずれメルマガに書くつもりです。帝国海軍と帝国陸軍の死闘はまだ継続しているのです。それぞれの嫡子どうしで・・・まさにランドパワーとシーパワーの100年戦争。この視点を抜きにしては20世紀の歴史は理解できません。
「世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略」には
いつも驚嘆させられます。
日本人が考えるべき問題に対して、地政学ほど有効な
補助線はありません。
私が思うに、「人間の奴隷化」の三点は、
纏足→移動の自由を奪う、女性の男性への隷属
宦官→生殖機能(人間の尊厳)を奪う
科挙→受験ロボットに堕した官僚の利己主義化
ということでしょうか?
纏足に相当するものは思いつきませんが、
宦官はジェンダーフリー・男女の極端な平等思想、
科挙はテストだけでなれる国家公務員制度に
当たるのかもしれません。
戦後教育が、ランドパワー思想の流布だったことを
確信いたしました。
またそちらにも伺いますね!
いつも、拙文をお読み頂きありがとうございます。
日本が華北政権から輸入しなかった制度
纏足
宦官
科挙
が、実はランドパワーとシーパワーを分ける分水嶺
だったように思います。この三点は人間の奴隷化を
担保するための仕組みです。
今後ともよろしくお願いします。
>一般に言われる、ナチスによるユダヤ人
>絶滅計画は嘘っぱちだと、私は思うのですが
アウシュビッツはなかったということでしょうか?
もしよろしかったら、そう「思われた」きっかけなど
教えてください。
私は情況証拠からクロだと判断しております。
別にホロコーストの真否をこのブログで
取り上げたことも、取り上げる予定もございません。
また、本筋と関連の薄いこの話題をこれ以上お返事
申し上げようとも思いません。
申し訳ありませんが、ホロコーストの真偽を
確かめるサイト等でお調べになることをお勧めします。
まだこのブログを全部読んでいないので、過去にこの話題を取り上げていたら私のコメントは無視してください。
アメリカは、一種特殊な国です。
国の根幹をなしている精神文化は「キリスト教原理主義」であり、
完全なランドパワーです。
彼らとリベラルの激突は、血で血を洗う訴訟合戦の様相を呈しており、
我々日本人には到底その執念深さは理解できません。
KKKも同様です。南部を中心として結構人気があります。
しかし、一方で「エスタブリッシュメント」と言われる
層がおり、彼らはどちらかというと「シーパワー」的な
考え方をします。
ソ連に対する封じ込め政策が典型です。
日本も、彼らから見れば太平洋という自分の庭を守るための
防波堤なのでしょう。
>日本は韓国にいろいろゴチャゴチャ突っかかられると
>「島国のピュアな純粋性・自由さ」を奪われる
>気もしています。
というか、すでにかなり奪われていますよね。
ヤンキーや893の人たちの行動様式は、どう考えても
韓国式です。根性焼きとか、喧嘩上等とか・・・。
特攻服を着て練り歩いたのも、戦後の「戦勝国民」と称して
悪さをして回った在日朝鮮人である、という話を聞いたことがあります。
そうですね・・・○○とか○○とか
やっぱり意識してしまいますよね。
>>レッツらさん
どうもありがとうございます。
その通りです。現場で子どもと向き合っている人間が
日教組のような連中では、子どもが権威や国家を憎む
ようになる、そこまで行かなくても無関心になるのは
当然です。
問題なのは、日教組のような反日団体の上層部は、
「あえて」そういう姿勢をとっていることです。
もちろん、影響力を及ぼしている「ランドパワー」や
その傀儡がいるわけですが。
>>ぴちょさん
ご紹介いただいて光栄です。
>日本ではいまだに男女同権が皇室でも無視されている、とか
>次期天皇を狙う遠い親戚がしゃしゃりでてきている
どこにでも、朝日新聞のようなメディアがいるんですね。(笑)
記事は作ったまま公開していませんが。
>皇室があることによって、日本では世界に類を見ない効率の良い社会システムを作り上げているからです。
これが分からない人がいっぱいいらっしゃる。辛いですね。この点の教育が足りてなかったんですね。日本は。全体を見渡す視野と、先祖代々の考え方に思いを馳せる視野を広げる教育が必要だと私は思います。
うれしいです。
>宦官・外戚がはびこるとき、政治が乱れる
マスコミ自身が宦官だからなのでは・・・と。
中国韓国、某団体に去勢されていますからね。
そことの関係はなぜかマスコミは無視しますが、なぜなんでしょうかね。
出来れば、こちらのURLのリンクをいっしょに
引っ張ってやってください。
皇室制度は日本の防衛の精神的支柱になるものと
知っていただけるのは嬉しい限りです。
いつも、ブログを拝見しています。
伝統を守る事ばかり考えていた私には、目から鱗の内容でした。
ぜひとも、皆にしって欲しい。
こちらのブログの内容を掲示板などで、広めて多くの人に読んでほしいです。
迷惑をおかけしないよう内容だけ転載というのは、だめでしょうか?
よろしくお願いします。
完全に公教育の中立性を欠いていますね。
偏差値馬鹿→大学で学生運動→教職員組合という
黄金パターンでは、偏向こそ常識なのでしょうか?
ランドパワーの思うつぼですね。
卒業を祝う児童集会で歌う在校生の歌は「翼をください」
卒業遠足はUSJ(遊園地)
修学旅行は伊勢方面でもパルケエスパーニャ(遊園地)
伊勢神宮や二見浦の夫婦岩、御木本幸吉の真珠島などには見向きもしなくなりました。
そんな情けない現場にいますが、2/11の建国記念の日の前に意義や由来を教えました。音楽教科書の一番最後にのっている君が代を しっかり歌えるように教えています。
わたしは昔から皇室が好きでした。
田舎の仏壇の近くにはいつも皇室の方々の近況カラー写真が飾ってありました。父母も祖父母も皇室が好きなことが当たり前でした。だから学校で天皇制は悪いものだとか教えられても心からうなずくことができなかったのだと思います。
この感情は大事なものだと思います。
日本の過去を憎み断絶させようとする輩に負けないように日々勉強し努力していきたいと思っています。