震度7って何？
東日本大震災で、震度5強っていうのを体験しましたよ。立っていられませんでした。身体ごと左右に揺れました。
数字的に震度5とか6とかって、「余震」なんてもんじゃなく、もう「本震」。
そんなのが何回も何回も何回も！ いま九州のど真ん中を襲っている。
現地では身体の揺れを感じながら、不安な気持ちに耐えながらの状況がまだしばらく続くのだそうだ。
今、あちこちから支援の連絡が寄せられていると聞く。まだまだ強い余震が続いているから、それらの支援を無条件に受け入れることは難しいのだろうと思う。せめて余震が早く収まることを願っている。食事を貰い受けるために何時間も並ぶことがないように。衛生的な環境が確保できるように。
私は、東日本大震災の年の夏、相馬の野馬追に行くはずだった。
同じようにいつか行こうと思っていた熊本城。
あの美しい石垣がボロボロと崩れているさまをテレビ画面で見て泣きそうになった。
西南戦争で戦場になっても壊れなかった石垣。
それがものの数秒で壊れていく現実。
見たいもの、行きたい場所があるのなら、明日行けばイイや、と思わずに、見ておこう、行っておこう、という気持ちを改めて強く思った。
いつまでも変わらずにそこに在るものなど、何一つないのだから。
