笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

ガラで上等

2013年08月10日 09時46分01秒 | 日々雑記
ガラパゴス携帯、使っていますよ~。
だって電話とメールと、たまにテレビしか使わないから。
(そうそう、緊急地震情報だって大事!)
両親も電話とメールと緊急地震情報のみの利用で、日常生活に何の支障もありません。

先日仕事仲間が「携帯(ガラね)が壊れたので、○○○ショップに行ったら、ほとんどスマホだった!」そうです。彼女も仕事では電話とメールしか使わないので、ごちゃごちゃと「使いもしない」機能がついているスマホは正直「要らない」のだとか。

仕事や日常生活で、何をどのように使うかは個人のライフスタイルなので、電車の7人掛けの7人全員がスマホを見ていても、もはや「奇異」にも感じなくなりましたが、世の中が「一斉に右向け右」みたいになっちゃうそれこそを「奇異」に感じるのは私だけでしょうか? 
しかもスマホに変更したところで待っているのは「要らない機能満載」、「今より高い通信料金」、「すぐになくなるバッテリー」。
人が機械を選ぶのであって、機械に人の生活が強制されるなんてどうかしていると私は感じてしまいます。。

そもそも、時代に取り残されているようなものを「ガラパゴス」と呼ぶようですが、「龍馬伝」の勝先生ではないけれど一度地球儀で日本の位置を確認しましょう。
日本は立派な「極東」の「島」です。マルコポーロの「東方見聞録」の時代から、大航海時代から、まさに日本は東の最果てに位置する立派な「ガラパゴス」。今更「ガラだから」と自虐する必要なんかないわけです。
まだまだ日本人の多くが「便利なガラ携」を愛用しているのです。

「ガラで上等」

で、日本の軽自動車も日本の独自規格が理由で、TPPで「ガラ軽」と呼ばれているのだそうです(言葉としては、多分記者がそう書いているだけ)。
以前ある情報番組で知ったのですが、国内で人気のホンダN-Boxのエンジンを開発したのはホンダのF1技術者なんだそうです。
ホンダがF1から撤退し、不本意な軽自動車部門に配属されるも「決まった枠の中で最高の技術力を発揮するのは、F1のエンジンも軽自動車のエンジンも同じ」と考えて生み出したのがこの車なんだとか。

価格が高く(聞こえのいい)高付加価値満点の、やれハイブリッドだ電気自動だのを抑えて国内での人気は堂々の第1位。
そりゃそうでしょ。狭い島国の住人に必要なのは、小型で燃費が良くて、荷物を十分に入れられるスペース(自転車だってそのまま入る!)。日本人の多くは「便利なガラ軽」に満足感を持っている。

当然国内の自動車メーカーは海外からの軽自動車の規格変更圧力には猛烈に抵抗することでしょう。彼らはこう言うはずです。

「ガラで上等」と。

さぁ、皆さんもご一緒に♪もう一度。

「ガラで上等」
コメント
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