街はキラキラして、リンリンシャンシャンした音楽が、そこかしこから聴こえてくる。
街行く人たちは、みんな笑顔で浮足立っているように見える。
そんな中、僕はしっかりと地に足をつけ、なんなら3cmくらい、地面にめり込むほど重い足取りで歩いていると、
自分でも知らず、行き先はKATO'Sキッチンに向かってしまう。
住宅街の中にひっそりとたたずむ、アパートの一室にある、隠れ家キッチン。
外階段の上り口を塞ぐように停められた自転車の隙間を通って、階段を上がり、ドアを開ける。
「いらっしゃい」
変わらない。元号が変わろうと、なにかのワールドカップで日本が活躍しようと、メリクリハロウィンバレンタイン、いついかなる時でも、大将の「いらっしゃい」は変わらない。それが本当に嬉しくてありがたい。
いつものように、靴を脱いでキッチンを通って和室へ入ると、すぐに突き出しが出てくる。
・人参しりしり
これだよ。。これだよなぁ。。KATO'Sキッチンはリンリンでもシャンシャンでもない。しりしりだよ。しりしりなんだよ。
ああもう、しりしりしながら発泡酒を飲む。今日ばっかりは、発泡酒もビールの味わいだよ。苦味マシマシだよ。
ふと、おススメボードを見ると「つぶわさび」とある。
「あれ、つぶ貝なんてあるんですか??」と訊くと、
「ええ、今日はたまたまね...」と大将。
・つぶわさび
貝好きとしては、注文しないわけにはいかない。
食感、風味、たまらない。つぶ貝はやっぱり美味しい。
温かいものも、という事で、ここいらでレモンサワーに切り替えて、次の注文を。
・鶏肉と厚揚げとキノコのオイマヨ炒め
こちらはもう、鶏とキノコのうまみに、オイスターソース、マヨのコクも加わり、厚揚げのモチモチ感も楽しく、お酒がすすむ、最高に美味しい一品。
レモンサワーをお代わりし、最後はやっぱりお刺身だ。
・いなだの刺身
やっぱり美味しい。刺身には日本酒なのかもしれんけど、KATO'Sキッチンではレモンサワーです。
最後の一切れをレモンサワーで流し込み、ふぅーと一息ついて席を立つ。
「ごちそうさまでした」
「ありがとうございました」
いつもと変わらないやりとり。
それ以上でも以下でもない。
それ以上も以下も必要ない。
ありがとう、KATO'Sキッチン。
明日ももしかしたら、来ちゃうかもしれない。。
街行く人たちは、みんな笑顔で浮足立っているように見える。
そんな中、僕はしっかりと地に足をつけ、なんなら3cmくらい、地面にめり込むほど重い足取りで歩いていると、
自分でも知らず、行き先はKATO'Sキッチンに向かってしまう。
住宅街の中にひっそりとたたずむ、アパートの一室にある、隠れ家キッチン。
外階段の上り口を塞ぐように停められた自転車の隙間を通って、階段を上がり、ドアを開ける。
「いらっしゃい」
変わらない。元号が変わろうと、なにかのワールドカップで日本が活躍しようと、メリクリハロウィンバレンタイン、いついかなる時でも、大将の「いらっしゃい」は変わらない。それが本当に嬉しくてありがたい。
いつものように、靴を脱いでキッチンを通って和室へ入ると、すぐに突き出しが出てくる。
・人参しりしり
これだよ。。これだよなぁ。。KATO'Sキッチンはリンリンでもシャンシャンでもない。しりしりだよ。しりしりなんだよ。
ああもう、しりしりしながら発泡酒を飲む。今日ばっかりは、発泡酒もビールの味わいだよ。苦味マシマシだよ。
ふと、おススメボードを見ると「つぶわさび」とある。
「あれ、つぶ貝なんてあるんですか??」と訊くと、
「ええ、今日はたまたまね...」と大将。
・つぶわさび
貝好きとしては、注文しないわけにはいかない。
食感、風味、たまらない。つぶ貝はやっぱり美味しい。
温かいものも、という事で、ここいらでレモンサワーに切り替えて、次の注文を。
・鶏肉と厚揚げとキノコのオイマヨ炒め
こちらはもう、鶏とキノコのうまみに、オイスターソース、マヨのコクも加わり、厚揚げのモチモチ感も楽しく、お酒がすすむ、最高に美味しい一品。
レモンサワーをお代わりし、最後はやっぱりお刺身だ。
・いなだの刺身
やっぱり美味しい。刺身には日本酒なのかもしれんけど、KATO'Sキッチンではレモンサワーです。
最後の一切れをレモンサワーで流し込み、ふぅーと一息ついて席を立つ。
「ごちそうさまでした」
「ありがとうございました」
いつもと変わらないやりとり。
それ以上でも以下でもない。
それ以上も以下も必要ない。
ありがとう、KATO'Sキッチン。
明日ももしかしたら、来ちゃうかもしれない。。