「いらっしゃい」
何をやっても上手くいかない。自己嫌悪でイライラするけど、このイライラのはけ口が見つけられない。。
そんな時にやっぱり来てしまうKATO'Sキッチン。
誰も知らない、看板も何もない、住宅街の中にある、普通のアパートの2階にあるお店。
今日も大将が一人で迎えてくれる。いつものように靴を脱いで、キッチンを抜けて和室へ入る際、
「夜は冷えますね」と言ってみる。
「ええ、そうですね」と答える大将の顔には、うっすらと微笑が浮かぶ。
ある!!今日はあったかいものがある!!
何度かKATO'Sキッチンに通っている中で、気づいた事がある。
店に入り、何気なく「冷えますね」的な事を大将に振った時に、
「そうですね」と言う大将の顔に微笑が浮かぶと、その日のメニューに温かいものがある。
「そうですね」と言いつつ無表情だと、その日は温かいメニューはない。
これが最近の僕の大きな発見である。今日はある。あったかいものがあるぞ。
和室に入り、テーブルの前に腰を下ろし、いつものように発泡酒を飲んでいると、
まずはお通しが出される。
「どうぞ。」
今日のお通しは「オクラのおかかマヨ和え」だ。
お通しは、その店の色と言うか味と言うか、
大将の心遣いの表れである。
『オクラのおかかマヨ和え』、酒の肴には間違いないだろう。
「ガリ」。一口食べると、思いのほか歯ごたえがある。
おぉ、、びっくりした。オクラ、こんなに歯ごたえあったっけ??
生では、、ない、、よね。。
いや、これも大将のこだわりなのだろう。
火を入れすぎたヘニャヘニャの野菜なんか、なんも美味しくないと。
もっと野菜本来の食感とえぐみを味わえって言うね。
うん、今日もお通しからKATO'Sキッチンは尖ってる!!いいね!!
そして早速おススメのボードに目をやると
『厚揚げとキノコと小松菜のオイスターソース炒め』があり、注文する。
「おまちど」
運ばれてきた料理からは湯気がたち、正真正銘、あったかい料理だ!
一口食べると、思ったよりも甘めな味付けだ。思わず大将に
「オイスターソースって普段使わないけど、思ったより甘い感じなんですね」
すると大将は
「ええまぁ、でも、砂糖も入ってますからね」と、つれない返事だ。
「あ、、はぁ...」と、僕。
これだ。この会話が続かない感じ。これがKATO'Sキッチンだ。しびれるぜ。
発泡酒からレモンサワーに切り替えて、大将のこだわりを味わう。
その他にも、おススメのボードには『いなだ刺身』がある。
最近はよく刺身も入っている。僕も刺身は大好きなので注文する。
刺身はいつも新鮮で美味しい。
お腹はもういっぱいだけど、もう一杯くらいお酒が呑みたいが、
サワーとかだとお腹が膨れてしまうなぁ、、、と言う時、大将が
「焼酎の出汁割り、とかどうですか?」と言う。
焼酎の、、出汁割り...??そんな事、今まで言ってくれたことなかったのに。。
とりあえず「は、はい。お願いします…」と答える。
そして出された焼酎の出汁割り。温かい出汁で割られた焼酎。
これが非常に美味しかった。ほどよい塩味に、焼酎の風味。
ツマミなどなくとも、これだけで行けるではないか!!
お腹はいっぱいだけど、もうちょっと呑みたい、と言う時に150点の飲み物だろう。
今日はもう、本当に大満足で、よりKATO'Sキッチンに近づけた気がした。
「常連です!」と言うには、まだまだおこがましいけど、焼酎の出汁割りをススメてくれたってことは、常連を名乗っても良いのかな。。
そんな事を考えながら、会計を済ませて、靴を履いていると、大将が
「寒くなってきましたから、次もまた、あったかいもの、ご用意しておきますね」
と仰った。これは、、、、これは、、、、、僕はもう常連と言ってよいのではないか????
「ご用意しておきます」ではない「ご用意しておきますね」なんだ!!
最後に「ね」の一文字がつくかつかないかで、相当違うぞ!!!!
「は、はああ、あい、、あ、はい!!」と、靴を履きながら、超絶動揺した返事をしてしまった。
なんだこの胸の高鳴りは。わからない。
わからないからこそ、また僕はKATO'Sキッチンへと誘われるのだろう。
次はどんな料理があるのだろう。次もあったかいものはあるのだろうか。楽しみだ。
何をやっても上手くいかない。自己嫌悪でイライラするけど、このイライラのはけ口が見つけられない。。
そんな時にやっぱり来てしまうKATO'Sキッチン。
誰も知らない、看板も何もない、住宅街の中にある、普通のアパートの2階にあるお店。
今日も大将が一人で迎えてくれる。いつものように靴を脱いで、キッチンを抜けて和室へ入る際、
「夜は冷えますね」と言ってみる。
「ええ、そうですね」と答える大将の顔には、うっすらと微笑が浮かぶ。
ある!!今日はあったかいものがある!!
何度かKATO'Sキッチンに通っている中で、気づいた事がある。
店に入り、何気なく「冷えますね」的な事を大将に振った時に、
「そうですね」と言う大将の顔に微笑が浮かぶと、その日のメニューに温かいものがある。
「そうですね」と言いつつ無表情だと、その日は温かいメニューはない。
これが最近の僕の大きな発見である。今日はある。あったかいものがあるぞ。
和室に入り、テーブルの前に腰を下ろし、いつものように発泡酒を飲んでいると、
まずはお通しが出される。
「どうぞ。」
今日のお通しは「オクラのおかかマヨ和え」だ。
お通しは、その店の色と言うか味と言うか、
大将の心遣いの表れである。
『オクラのおかかマヨ和え』、酒の肴には間違いないだろう。
「ガリ」。一口食べると、思いのほか歯ごたえがある。
おぉ、、びっくりした。オクラ、こんなに歯ごたえあったっけ??
生では、、ない、、よね。。
いや、これも大将のこだわりなのだろう。
火を入れすぎたヘニャヘニャの野菜なんか、なんも美味しくないと。
もっと野菜本来の食感とえぐみを味わえって言うね。
うん、今日もお通しからKATO'Sキッチンは尖ってる!!いいね!!
そして早速おススメのボードに目をやると
『厚揚げとキノコと小松菜のオイスターソース炒め』があり、注文する。
「おまちど」
運ばれてきた料理からは湯気がたち、正真正銘、あったかい料理だ!
一口食べると、思ったよりも甘めな味付けだ。思わず大将に
「オイスターソースって普段使わないけど、思ったより甘い感じなんですね」
すると大将は
「ええまぁ、でも、砂糖も入ってますからね」と、つれない返事だ。
「あ、、はぁ...」と、僕。
これだ。この会話が続かない感じ。これがKATO'Sキッチンだ。しびれるぜ。
発泡酒からレモンサワーに切り替えて、大将のこだわりを味わう。
その他にも、おススメのボードには『いなだ刺身』がある。
最近はよく刺身も入っている。僕も刺身は大好きなので注文する。
刺身はいつも新鮮で美味しい。
お腹はもういっぱいだけど、もう一杯くらいお酒が呑みたいが、
サワーとかだとお腹が膨れてしまうなぁ、、、と言う時、大将が
「焼酎の出汁割り、とかどうですか?」と言う。
焼酎の、、出汁割り...??そんな事、今まで言ってくれたことなかったのに。。
とりあえず「は、はい。お願いします…」と答える。
そして出された焼酎の出汁割り。温かい出汁で割られた焼酎。
これが非常に美味しかった。ほどよい塩味に、焼酎の風味。
ツマミなどなくとも、これだけで行けるではないか!!
お腹はいっぱいだけど、もうちょっと呑みたい、と言う時に150点の飲み物だろう。
今日はもう、本当に大満足で、よりKATO'Sキッチンに近づけた気がした。
「常連です!」と言うには、まだまだおこがましいけど、焼酎の出汁割りをススメてくれたってことは、常連を名乗っても良いのかな。。
そんな事を考えながら、会計を済ませて、靴を履いていると、大将が
「寒くなってきましたから、次もまた、あったかいもの、ご用意しておきますね」
と仰った。これは、、、、これは、、、、、僕はもう常連と言ってよいのではないか????
「ご用意しておきます」ではない「ご用意しておきますね」なんだ!!
最後に「ね」の一文字がつくかつかないかで、相当違うぞ!!!!
「は、はああ、あい、、あ、はい!!」と、靴を履きながら、超絶動揺した返事をしてしまった。
なんだこの胸の高鳴りは。わからない。
わからないからこそ、また僕はKATO'Sキッチンへと誘われるのだろう。
次はどんな料理があるのだろう。次もあったかいものはあるのだろうか。楽しみだ。