敗戦前後の「父の日記」を読む

昭和19年当時の世相、生活状況、父の考え方を読む。

女学校の防空壕堀り

2007-02-19 23:35:44 | 日記 戦中編

昭和十九年七月二十八日 晴一時雨 公休 
 長女の高女で防空壕を掘るために勤労奉仕をしてくれと言うので公休を取って行った。 仕事は土工がが掘った土をバケツに入れてやると生徒がリレー式に外へ運ぶ。生徒は数が多いので其の中間に入った私達奉仕組はなかなか骨が折れた。 


馬鈴薯の配給

2007-02-19 23:03:35 | 日記 戦中編
昭和十九年七月二十五日 曇 二,三直出勤
 昨日、八百屋から馬鈴薯一貫目(一人百匁当て)配給になった。米と差し引きのでなく八百屋から配給があれば大変助かるのだがなかなかない。
 ない筈だ。 買出しに行く人の話では一貫目二円五十銭から三円五十銭だと言う。   八百屋からの配給は一貫目七十銭である。 供出がうまく行かない理由は其処にある。